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理学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

本学部は,自然科学全般にわたる基礎的な知識及び技術を教授することにより,大学院における修学及び研究に必要な観察力及び創造力を有し,並びに社会に貢献するために必要な自然科学に関する基礎的素養を有する人材を育成することを目的とします。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【学部の理念】
北海道大学理学部は,自然界を支配する基礎的な法則や理論・原理を学び,様々な自然現象の真理を解明することを理念としている。今われわれの生活を支えている様々な便利さや高度に発達した文化・文明,並びにこれらを支える世界観は,自然現象に対する純粋な知的好奇心に基づく基礎自然科学,つまり理学から生まれてきたものである。
したがって,北海道大学理学部は,基礎自然科学の発展を支える優れた研究者を育成するとともに,科学的な思考に基づき社会に貢献する人材を育成することが使命であると考え,基礎自然科学に関する以下の五つの主要分野の教育を行う。
・数学科: 代数・幾何・解析の基本を学び,それを基にそれぞれの領域の専門知識を学ぶ
・物理学科:素粒子から宇宙に至る諸々の物質のことわり(理)や自然現象の基礎的原理を学ぶとともに,新たな普遍法則を探り,また,科学全体の発展を考察する
・化学科:広範な現象や物質の構造・性質・変換過程を分子や分子集合体のレベルで理解するとともに,分子を自在に操り所望の物質を作り出す
・生物科学科:生物学と高分子機能学に分かれる。生物学では多種多様な生物を対象とし,分子や遺伝子の働き,生物と自然との関わりなど,生物の営みの基本にある原理や新しい真理を探る。高分子機能学では機能性高分子と呼ばれる新しい特性と機能をもったバイオ新素材や医薬などの開発およびこれらの生命分子の特性を解析する
・地球惑星科学科:地球や惑星における自然のメカニズムを解き明かすとともに,自然環境の問題や資源の確保,災害の軽減に関する基礎的な研究を行う。また,地球や惑星上に起こる様々な自然現象を物理的に解明し,環境科学の基礎研究としての役割ももつ。

【教育目標】
それぞれの専門分野に進むための幅広い自然科学の知識を習得するとともに,獲得した知識を演習や実験・実習などを通して実践できる能力を育成する。

【求める学生像】
・自然に関心をもち,自然現象のメカニズムを解明したいと考えている学生
・物事を論理的に説明したいと考えている学生
〔求める要素:知識・技能,思考力・判断力・表現力,関心・意欲〕
・時流に流されることのない真理を探究したいと考えている学生
〔求める要素:思考力・判断力・表現力,関心・意欲〕
・観察や実験が好きで,納得が行くまで観察や実験を続けたいと考えている学生
〔求める要素:知識・技能,主体性・協働性,関心・意欲〕

※高等学校等で修得しておいてもらいたい内容
数学・理科:本学部における専門分野(数学・物理学・化学・生物学・地球惑星科学)を学ぶ為に必要とされる基礎的知識及び技能,思考力
国語・英語:読解力,表現力,コミュニケーション能力

・入学者選抜の基本方針
・一般選抜(後期日程):大学入学共通テスト及び個別学力検査により,「知識・技能」,「思考力・判断力・表現力」を特に重視して評価する。併せて,出願書類により「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を含めて総合的に評価し,入学者を選抜する。
・フロンティア入試TypeⅠ:
〔地球惑星科学科〕出願書類により「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を,総合問題により「科学的基礎知識,論理性,判断力」を,面接により「意欲,目的意識,論理的思考力」を特に重視して評価し,入学者を選抜する。
・フロンティア入試TypeⅡ:
〔数学科〕出願書類により総合的に判断し一次選考を実施した上で,二次選考において適正試験により「基礎的な知識及び技能の他,思考力及び判断力」を,面接により「数学的な考察力,論理的思考力,説明能力及び数学に関わる諸科学の修学への姿勢・意欲」を特に重視して評価し,入学者を選抜する。
〔物理学科〕出願書類により総合的に判断し一次選考を実施した上で,二次選考において適正試験により「基礎的な知識及び技能の他,思考力及び判断力」を,面接により「物理の内容に関する議論を通して論理の展開,表現,会話力及び英語の能力」を特に重視して評価し,入学者を選抜する。
〔化学科〕出願書類により総合的に判断し一次選考を実施した上で,二次選考において適正試験により「基礎的な知識及び技能の他,思考力及び判断力」を,面接により「化学に関する思考力と判断力,及びコミュニケーション能力」を特に重視して評価し,入学者を選抜する。
〔生物科学科高分子機能学専修〕出願書類により総合的に判断し一次選考を実施した上で,二次選考において適正試験により「基礎的な知識及び技能の他,思考力及び判断力」を,面接により「主体的な行動を起こす力や新しいものごとにチャレンジする強い意欲」,「英語4技能」,及び「生命科学に対する情熱と準備状況等」を特に重視して評価し,入学者を選抜する。
・帰国子女入試:出願書類により「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を,総合問題により「知識・技能」,「思考力・判断力・表現力」を,面接により「思考力・判断力・表現力」,「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を特に重視して評価し,入学者を選抜する。
・私費外国人留学生入試:出願書類により「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を,適正試験(数学科のみ)により「知識・技能」,「思考力・判断力・表現力」を,面接により「思考力・判断力・表現力」,「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を特に重視して評価し,入学者を選抜する。
なお,選抜ごとの評価方法の比重については以下URLのとおりとする。
https://www.hokudai.ac.jp/admission/admission-policy2021.pdf

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

理学部では,学位授与の方針に掲げた教育目標を達成するため,「数学科」,「物理学科」,「化学科」,「生物科学科」,「地球惑星科学科」の5学科を設置し,このうち生物科学科には履修上の区分として「生物学専修分野」と「高分子機能学専修分野」の2専修分野を設置しています。
これらの学科では,専攻分野によらない共通の素養を身につけるための「全学教育科目」及び広い視野を養いながら専門性を高めるために体系的に配置された「学部専門科目」をもって,4年間の学士課程における教育課程を編成します。
本学部の学部専門科目については,学科毎に教育課程編成・実施の方針を定め,それぞれ育成する人材像に沿ったカリキュラムを編成し,実施します。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

理学部では,本学の4つの基本理念(フロンティア精神,国際性の涵養,全人教育,実学の重視)の下,自然科学全般にわたる基礎的な知識及び技術を教授することにより,大学院における修学及び研究に必要な観察力及び創造性を有し,並びに社会に貢献するために必要な自然科学に関する基礎的素養を有する人材を育成することを教育目標としています。
理学部では,この目標とする人材像に求められる具体的な能力(学位授与水準)を学科毎に定め,当該能力を身につけ,かつ所定の基準を満たした学生に学士の学位を授与します。