学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
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医理工学専攻 | 3年 | 博士(医理工学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
医理工学院は、学位授与方針に掲げる医理工学分野において、量子力学から発展した放射線物理学を医学に応用できる人材、又は生体の分子挙動に関する理工学を医学に応用できる人材を養成するため、学生の志向や将来の進路志望等に対応した履修上の区分として、量子医理工学コース及び分子医理工学コースを置き、次の特色ある取組み等を中心に教育課程を編成し、実施します。
1)融合型科目・コースワーク
① 理工学系及び医学系の分野における基礎的知識・技術並びに医学・医療倫理の基礎的素養を修得させる医理工融合科目の開講(例:「医理工学連携総論」、「医理工実験・研究計画法」等)
② 多様なバックグラウンドを持つ学生に配慮するとともに、学修課題を複数の科目を通して体系的に履修させるコースワークの充実
2)国際性の涵養
① 海外一流大学等の協力により、世界トップレベルの医学物理学教育及び放射線生物学教育を集中講義にて実施(例:「Medical Physics School」、「Radiation Biology School」)
② 英語だけで修了できるコースワークを目指し、英語による授業科目を開講(例:「医理工学連携総論」、「医療機器開発特論」、「医療機器臨床研究特論」、「粒子線医学物理学」、「治療医学物理工学」、「医理工連携画像診断医学」外、全14科目)
3)キャリア形成に向けた教育研究指導体制
① 理工学系、医学系、それぞれに専門を置く専任教員が互いに連携して、個々の学生の研究指導を行う複数指導体制
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
博士後期課程のカリキュラムでは、博士論文の作成を目的として、修士課程で身につけた、広い知識、基礎学力及び先端的医理工学の開発・研究に貢献し得る実践的な専門能力を踏まえ、これを更に発展させるトレーニングを行う科目として、「先端医理工学研究Ⅰ」及び「先端医理工学研究Ⅱ」を履修します。
さらに、医学物理士の資格を取得する学生を対象として、医療画像を利用した治療計画シミュレーションと北海道大学病院における実習を授業内容とした「臨床医学物理学実習(品質管理/陽子線・画像誘導/治療計画)」を開講します。
修士課程および博士後期課程ともに、医学系教員1名及び理工学系教員1名で学生の研究指導を行います。こうした複数体制で医学、理工学の総合的な立場から指導を行うことにより、学生は講義だけでなく研究面においても広い視野と見識を得ることができます。
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
医理工学院では、教育目標に掲げる人材像に求められる具体的な能力として、異分野・異業種間の諸課題を調整し、協働できるコミュニケーション能力に加え、修士課程と博士後期課程において養成する能力をそれぞれ以下のとおり定め、当該能力を身につけ、かつ、所定の単位を修得し、学位論文の審査及び試験に合格した者に修士または博士の学位を授与します。
1)修士課程
① 量子医理工学コース
量子力学から発展した放射線物理学を基礎とし、これを医学に応用するための学問体系である量子医理工学に精通し、放射線治療・粒子線治療とこれに関連する新たな医療機器に関する専門的知識と技能
② 分子医理工学コース
生体の分子挙動に関する理工学を医学に生かすために必要な学問体系である分子医理工学に精通し、分子画像診断・分子生物学・放射線生物学等に関する専門的知識と技能
2) 博士後期課程
① 量子医理工学コース
量子医理工学の分野で、放射線治療・粒子線治療に関連する新たな医療機器や技術の開発を主導できる豊富な知識と優れた技能を有し、国際社会でリーダーとして活躍できる能力
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 可 | 0円 |
編入学 | 不可 |
(2018年8月31日現在)
転学部・編入学情報補足
転学院では検定料等は徴収しない。
専攻分野
専攻分野 |
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医用工学・生体工学 医療・保健・衛生 |
専攻分野に関する説明