学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
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数物科学類 | 4年 | 学士(理学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
数物科学類では数学・物理学に加えて計算機シミュレーションも学ぶことでバランスのとれた能力を身につけることができるよう、令和3年度からこれまでのコース制からプログラム制に移行し、学修段階に沿って自分の興味や適性にあった進路選択ができる。初年度に現代数学の基礎となる「微分積分学」「線形代数学」と物理分野を概観する「物理学」を学ぶ。2年次では、数学基礎または物理学基礎のいずれかの基礎プログラムを選択し、数学あるいは物理学の基礎を身につけるとともに計算機シミュレーションの基礎を学ぶ。3年次には、数学、応用数理、計算科学、物理学の4つの発展プログラムから選択し、数学・物理学を重点的に、あるいは融合的に、自由に学修することができる。最終学年では課題研究として各自が興味を持つ研究テーマに従って、より専門的な課題に取り組む。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
2年次から2つの基礎プログラム群(数学系基礎、物理学系基礎)からいずれかを選択し、それぞれの専門分野の基礎を学びます。両基礎プログラムには共通する科目も用意し、進路適性を考える参考になるよう工夫しています。3年次からは、4つの発展プログラム群(数学発展、応用数理発展、計算科学発展、物理学発展)の中から1つを履修します。そこでは、各分野の専門をより深く学ぶことができます。それだけでなく、各プログラムには共通する科目もあり、広い分野に興味を持った学習もできるよう工夫しています。4年次には課題研究があり、少人数ごとの研究グループに配属され、指導教員のもとで個別的な指導を受けることができます。
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
急速な発展を遂げつつある新しい数学・物理学の発展に貢献できる人材を育成するとともに、論理的思考能力をもって物事を根本から考え、社会の様々な分野において未知の問題に果敢に挑戦できる人材を育成する。数学系の学修経験では、数理的なものの見方、思考法および洞察力を身につけ、教育、情報・通信、製造・開発、金融をはじめ、高度情報化社会の様々な分野で活躍できる人材を育成する。物理学系の学修経験では、知識のみならず広く情報を集め、それらを再構成し、その中から問題を発見し、解決方法を見出す能力を身につけ、さらに様々な議論に基づき自分の考えや意見をまとめ、それを適切に他者に伝える能力を身に付けた人材を育成する。計算機シミュレーション系の学修経験では、数学・物理学の基礎理論の修得とコンピュータの実習を通じて、基礎科学と応用技術の2つの側面を持つ応用数理・計算科学を様々な分野に応用できる人材を育成する。数物科学類では、これらの人材養成目標に到達した者に学士(理学)の学位を授与する。この人材養成目標に到達するためには、以下の学習成果を上げることが求められる。
・数学の議論を通じて、数理的なものの見方や思考方法を身につけることができる。
・代数学・幾何学・解析学における問題意識や手法を学び、様々な数理現象を説明することができる。
・演習や課題研究によって、コミュニケーション能力や表現能力を身につけることができる。
・物理学の基礎的分野である、力学、電磁気学、熱統計力学、量子力学の基本と枠組みを理解し、説明することができる。
・種々の自然現象を物理学の原理に基づいて分析し、自ら課題を発見して論理的考察を行い、科学的実証により問題を解決することができる。
・専門分野の研究で得た最先端の知識や技能を、物理学や数学の基本原理や法則と関連させて理解し、分野を越えて応用することができる。
・数学・物理学の基礎に加えて計算機シミュレーションも学ぶことでバランスのとれた能力を身につけることができる。
・数学・物理学における問題意識や基本原理を学び、様々な数理・自然現象を説明することができる。
・最先端の研究開発に応用可能な技術や問題解決能力を身につけることができる。
・高度情報化社会の様々な分野で活用されている数理科学の数学的基礎知識を身につけることができる。
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 可 | 0円 |
編入学 | 可 |
(2023年8月2日現在)
転学部・編入学情報補足
受入れ上限数
4人(入学定員の5%)
3年次編入。
専攻分野
専攻分野 |
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数学・情報科学・統計学 物理学 天文学・地球・惑星科学 |
専攻分野に関する説明