学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
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人文学科 | 4年 | 学士(文学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
岡山大学文学部は,ディグリー・ポリシーに掲げる学士力(人間性に富む豊かな教養,社会に貢献できる専門性,効果的に活用できる情報収集・発信力,時代と社会をリードする行動力,生涯にわたる自己実現力)を備え,グローバル化社会に対応できる人材を育成するため,教養教育科目および専門教育科目を提供しています。
成績は,授業への取り組み,報告,発表状況・レポート,試験など多様な要素を組み合わせて厳格な評価をします。また,試験,レポート等は,成績評価の際に,受講および受講のための学習準備を通じて得られた学習成果が適切に反映されるよう,課題設定を工夫します。また,文学部FD委員会を中心として,継続的な教育方法の改善に取り組んでいます。
文学部人文学科では,人類が生み出した思想・芸術・社会・心理・歴史・言語・文学を総合的に探究するため,「哲学・芸術学」「地理学・社会学・文化人類学・社会文化学」「心理学」「歴史学・考古学」「言語文化学」の5つの教育分野を設置しています。
授業科目は専門に偏ることのないよう,幅広い学問領域の科目群の履修を求める教養教育科目(30単位必修)と,学部・分野に特有の授業内容で構成される専門教育科目(94単位必修,卒業論文14単位を含む)に大別されます。
1年次には,教養教育科目として,「知的理解」「言語」「実践知・感性」「汎用的技能と健康」「導入教育」を履修するとともに,「人文学の論点」「人文学入門演習」で大学での学習・研究の基礎となる知識や方法について学びます。また,2年次以降(一部は1年次)に履修する専門教育科目として,各分野の学問の基本体系を学ぶ「人文学概説」,各分野の学術研究の最新の成果を解説する「人文学講義」,各分野の研究の技法を実践的に学ぶ「実践演習」,卒業論文の作成のための実地指導である「課題演習」を開設しています。演習科目においては少人数教育を重視し,ディスカッション等を通じて,生きた知識が身につくことを目指します。
学生は,入学後,アカデミック・アドバイザーの支援を受けながら,どのような知識や能力を身につけて卒業するかという4年間の学修計画を主体的に立案します。自らの問題意識に従って,特定の分野の学問を深く究めることも,複数の分野にまたがって履修したり,学際的な研究テーマに取り組んだりすることも可能です。
「人間性に富む豊かな教養」を涵養するために
ダイバーシティが重視される現代社会にあって,地域・社会・文化と言語の関連性,異文化のあり方に関心を持ち,人間が長い歴史を通じて築き上げてきた豊かな思考の伝統と教養を継承しつつ,人間と世界についてみずから問い,探求する上での基礎的能力を身につけるため,次のような科目を提供します。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
文学部は人文学科の1学科制で、「哲学・芸術学」「地理学・社会学・文化人類学・社会文化学」「心理学」「歴史学・考古学」「言語文化学」5つの分野があります。これらの分野に分かれるのは2年次からです。
授業科目は、大きく教養教育科目と専門教育科目に分かれます。1年次の前半には「人文学の基礎」を開講し、専門分野にかかわりなく必要となる、文献の探索と講読、研究発表、レポートの書き方などを学びます。また、「人文学の論点」では、授業担当教員の研究テーマに応じて人文学の様々な研究対象(人物,事件,現象,概念など)の中から1つを選択し,その歴史的・文化的・社会的・科学的意義を学ぶことを通じて,人文学の様々な分野への関心を掘り起こし,基礎的な知識を共有します。さらに、1年次の後半において「人文学入門演習」を履修し、2年次以降に展開される各分野・各領域における専門教育の一端に触れます。
2年次からは、各分野に所属し、「概説」・「講義」・「実践演習」などの専門教育科目をより多く履修してゆくことになります。そして、3年次からの「課題演習」で論文作成の指導を受け、4年次に卒業論文を完成させて卒業することになります。
さらに,主専攻以外に幅広く積極的に人文学を学ぶ総合人文学プログラムでは,従来の学問の枠組みにとらわれず,現代社会の課題や文化多様性を学ぶ授業科目を開設しています。また,資格取得のための心理職養成プログラムや学芸員養成プログラム,留学を目指す外国語習得・留学プログラム,さらには,専門性の高い研究指導を行う研究力養成プログラムを開設しています。
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
岡山大学文学部は,所定の期間在学し,卒業に必要な所定の単位を修得するプロセスを通じて,以下に掲げる学士力を総合的に達成した学生に,学士の学位を授与する。
人間性に富む豊かな教養【教養】
ダイバーシティとグローカルが重視され,多様かつ普遍的な知の獲得が不可欠とされる現代社会にあって,地域・社会・文化と言語との関連性や文化の諸相に関心を持つことは,人間が創り上げた社会の在り方を理解する上での必須のプロセスである。このことを通じて学生は,自らがその一員である現代社会についての認識を深め,社会をより良い方向に導いていくための根源的,内発的な動機を獲得することができる。また,人間が長い歴史を通じて築き上げてきた豊かな思考の伝統と教養を継承しつつ,人間と世界についてみずから問い,探求する上での基礎的能力を身につけることによって,新たな時代における人間社会と文化の方向性を模索し,それを実現し得るだけの思考力と構想力を涵養する。
社会に貢献できる専門性【専門性】
専門的な学識とそれに基づく技能,とりわけ古典・外国語文献の読解,史資料・作品の分析,あるいは実験・調査を行う能力を習得し,それらを活用することができる。
効果的に活用できる情報収集・発信力【情報力】
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 可 | 0円 |
編入学 | 可 | 312,000円 |
(2022年9月28日現在)
転学部・編入学情報補足
検定料 30,000円,入学金 282,000円
欠員がある場合、編入学試験を実施することがあります。
専攻分野
専攻分野 |
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日本文学 外国文学 言語学 日本語 英米語 中国語 外国語(英米・中国語以外) 文化学 地理学 日本史 外国史 考古学 文化人類学・民俗学 哲学・倫理・宗教 心理学 社会学 |
その他の専攻分野 |
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芸術学,美術史 |
専攻分野に関する説明