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文学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

 科学技術の急速な発展やグローバル化の進展の中で,「人間とは何か」という問いが,以前にも増して重要になっています。私たちの学部は,この根源的な問に,人文学の様々な分野から総合的にアプローチすることを特色としています。人間が長い歴史を通じて築き上げてきた豊かな知的遺産に学び,それを現代に生かすという課題に取り組みます。また,従来の学問の枠組みにとらわれず,人文学内外の多様な領域との協力・連携を積極的に推し進め,新しい人間像の構築に努めます。
 文学部の教育においては,古典や外国語文献の読解,資料の調査と分析,フィールドワークなどを通じて,専門的知識を修得するとともに,柔軟で幅広いものの見方を身につけることを重視します。そのような教育を通じて,次のような人材の育成を目指します。
 
・過去から現代にいたる人間の営みに強い関心を持ち,日本や世界の社会・文化についての幅広い教養と国際的な視野を持った人
 ・人間知にかかわる知見と素養を備え,人文学における高度な研究に携わる基礎的能力や意欲を持った人
 ・課題を探求する意欲と能力を持ち,論理的な思考とそれを的確に表現する力量を備え,様々な分野で活躍できる人

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

教育内容・特色
人文学科1学科制のもとで,「哲学・芸術学」「地理学・社会学・文化人類学・社会文化学」「心理学」「歴史学・考古学」「言語文化学」の5つの教育分野を設け,幅広い学習を保証しています。1年次生は「人文学の基礎」を含む教養教育科目に加え,「人文学入門演習」「人文学の論点」などの専門教育科目を履修することを通して,人文学のエッセンスを学ぶとともに,専門分野の決定に結びつけていきます。2年次以降の学生は,「人文学概説」で各分野の学問の体系的な知識を身につけ,「人文学講義」で研究の最先端の成果を学びます。また「実践演習」「課題演習」では,研究方法に関する指導を受けながら,学びの集大成としての卒業論文に取り組みます。複数の分野にまたがる履修や分野を超えて開設されるテーマ型の科目群であるクラスターの履修を推奨するとともに,資格取得のためのプログラムや留学を目指す外国語習得プログラムを通じて豊かな経験と感性を育み,人間の築き上げた文化に対する理解を深めます。そして,複雑で多様な現代社会を生き抜くために必要な思考力と表現力を身につけ,持続可能な社会の実現に貢献できる人材を養成しています。

求める人材
文学部人文学科では,高校で履修した基礎的な知識を備え,課題を発見し解決していく意欲と能力をもち,論理的な思考とそれを的確に表現する力量を備えている人を求めます。入学後は次のような人材に成長できる人を求めています。
1.哲学・倫理・芸術に関心をもち,幅広く本や芸術作品に親しんでいる人
2.心や行動,社会や文化,それらと自然環境との関係や地域性に関心をもち,自ら情報を収集して,データに基づいた議論に取り組める人
3.日本と世界の歴史や異文化に関心があり,斬新な発想と論理的な思考で,過去と現代のつながりを学ぼうとする意欲のある人
4.言葉そのものの仕組みや歴史,言葉の多様性と普遍性,地域・社会・文化と言葉の関係などに関心や問題意識があり,それらについて科学的に研究する方法を学びたいと思っている人
5.言葉と文化に対する感性を養いつつ,人間および世界について問うことで,現代社会と積極的に関わろうとする意欲をもつ人
6.地域・世界のあり方を把握し,持続可能な社会を実現することに強い意欲を持つ人

入学後の学修のため,特に以下の教科の内容を修得していることが望まれます。
【国語,外国語,地理歴史,公民】

入学者選抜の基本方針
・一般選抜(前期日程)
5~6教科の大学入学共通テストを課し,高等学校卒業レベルの基礎学力を評価します。個別学力検査では,国語及び外国語(英語)の2教科を課し,人文学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度と応用能力を評価します。
・私費外国人留学生選抜
日本留学試験を課し,基礎的な日本語能力を評価します。日本語作文を課し,人文学を学ぶ上で重要な論理的思考力,読解能力,表現能力を評価します。また面接を課し,多面的な質問を行い,学習意欲や人文学科への適性を評価します。これらを総合して最終的な評価をします。
・国際バカロレア選抜
成績評価証明書,自己推薦書及び評価書により,人文学を学ぶ上で重要な基礎学力,自己表現力及び学習意欲を総合的に評価します。
・総合型選抜Ⅰ(大学入学共通テストを課すもの)
大学入学共通テストにより,高等学校卒業レベルの総合的な基礎学力を評価します。面接(口述試験を含む)および自己推薦書により,人文学を学ぶ上で重要な思考力・判断力・表現力を評価します。また,面接(口述試験を含む)を課し,多面的な質問を行い,学習意欲や人文学科への適性を評価します。これらを総合して最終的な評価をします。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 岡山大学文学部は,ディグリー・ポリシーに掲げる学士力(人間性に富む豊かな教養,社会に貢献できる専門性,効果的に活用できる情報収集・発信力,時代と社会をリードする行動力,生涯にわたる自己実現力)を備え,グローバル化社会に対応できる人材を育成するため,教養教育科目および専門教育科目を提供しています。
 成績は,授業への取り組み,報告,発表状況・レポート,試験など多様な要素を組み合わせて厳格な評価をします。また,試験,レポート等は,成績評価の際に,受講および受講のための学習準備を通じて得られた学習成果が適切に反映されるよう,課題設定を工夫します。また,文学部FD委員会を中心として,継続的な教育方法の改善に取り組んでいます。
 文学部人文学科では,人類が生み出した思想・芸術・社会・心理・歴史・言語・文学を総合的に探究するため,「哲学・芸術学」「地理学・社会学・文化人類学・社会文化学」「心理学」「歴史学・考古学」「言語文化学」の5つの教育分野を設置しています。
 授業科目は専門に偏ることのないよう,幅広い学問領域の科目群の履修を求める教養教育科目(30単位必修)と,学部・分野に特有の授業内容で構成される専門教育科目(94単位必修,卒業論文14単位を含む)に大別されます。
 1年次には,教養教育科目として,「知的理解」「言語」「実践知・感性」「汎用的技能と健康」「導入教育」を履修するとともに,「人文学の論点」「人文学入門演習」で大学での学習・研究の基礎となる知識や方法について学びます。また,2年次以降(一部は1年次)に履修する専門教育科目として,各分野の学問の基本体系を学ぶ「人文学概説」,各分野の学術研究の最新の成果を解説する「人文学講義」,各分野の研究の技法を実践的に学ぶ「実践演習」,卒業論文の作成のための実地指導である「課題演習」を開設しています。演習科目においては少人数教育を重視し,ディスカッション等を通じて,生きた知識が身につくことを目指します。
 学生は,入学後,アカデミック・アドバイザーの支援を受けながら,どのような知識や能力を身につけて卒業するかという4年間の学修計画を主体的に立案します。自らの問題意識に従って,特定の分野の学問を深く究めることも,複数の分野にまたがって履修したり,学際的な研究テーマに取り組んだりすることも可能です。

「人間性に富む豊かな教養」を涵養するために
 ダイバーシティが重視される現代社会にあって,地域・社会・文化と言語の関連性,異文化のあり方に関心を持ち,人間が長い歴史を通じて築き上げてきた豊かな思考の伝統と教養を継承しつつ,人間と世界についてみずから問い,探求する上での基礎的能力を身につけるため,次のような科目を提供します。
◇ 文献の読解,論理的文章の作成,口頭発表の方法といった大学での勉学に必要な基礎的知識・技術・方法を養うことや,幅広い読書経験を通じて豊かな人間性を育むことを目指す「人文学の基礎」を,1年次の第1・第2学期に開講します。
◇ 人文学各分野の内容に幅広く触れ,また研究の初歩を体験し,4年間の学修計画の立案の参考とするために,講義形式の「人文学の論点」を1年次第1~第4学期に開講し,少人数の演習形式の「人文学入門演習」を1年次の第3・第4学期に開講します。
◇ 専門教育においては,各分野に固有の科目の他,より幅広い知識・技能が身につくようにするため,自由科目を他分野の科目も幅広く修得できるようにします。

「社会に貢献できる専門性」を修得するために
  古典・外国語文献の読解,資料・作品の分析,あるいは実験・調査を行う能力を身につけ,専門的学識を実践的に用いて社会に貢献する態度を育成するため,次のような科目を提供します。
◇ 2年次以降,「人文学概説」「人文学講義」などの講義科目を段階的に履修することによって,専門性を深めていきます。
◇ 実験・調査などの研究方法を実践的に学んだり,専門知識を活用しながら批判的な姿勢で実証的・論理的思考を実践することを目指して,「実践演習」を開講します。
◇ 3年次からの「課題演習」では,卒業論文の構想・作成のための指導をゼミ形式で行います。
◇ 4年間の学修の集大成として,学術研究の実体験を通して,資料の収集法や分析法,論理的思考力,発信力,文章力を身につけるために,すべての学生は卒業論文を作成します。
◇ 教員養成のためのカリキュラム,公認心理師国家試験受験資格取得のためのカリキュラム及び学芸員課程プログラムは,それぞれ資格取得を目的としているとともに,地域に貢献できる人材を幅広く育成することを目標としています。

「効果的に活用できる情報収集・発信力」を獲得するために
  人類史の過去と未来を見渡す幅広い視野に立ち,必要な情報を収集し,適切な方法で客観的に分析・考察し,その過程と結果を正確に伝達しうる言語表現力を駆使してそれらを評価・発信する能力や態度を育成するため,次のような科目を提供します。
◇ 演習科目において,古典や外国語文献の専門的な読解法を実地に指導します。
◇ 「人文学入門演習」「実践演習」をはじめとする授業科目では,人文学に特有の調査法だけでなく,分野によっては,自然科学的な研究の技法や,インターネットやデータベースなどを活用した研究の方法を指導します。
◇ 「実践演習」とともに「課題演習」では小人数授業の形式をとり,学生のプレゼンテーションと教員を交えた全参加者による活発なディスカッションなどを通じ,情報の収集・分析・評価・発信の実践的方法を指導します。
◇ 外国語習得・留学プログラムの授業科目を通じて,外国語の高度な運用能力と表現力が身につくよう指導します。
◇ 学芸員課程プログラムの授業科目においては,学芸員資格を取得するための実践的な知識・技能を教授するとともに,博物館・美術館等の現場で活用できる情報収集・発信力を涵養します。
◇ 専任教員だけではカバーできない新領域・学際領域の授業科目を共通科目として開講し,時代や社会の変化に対応しつつ,幅広い情報収集・発信力の養成を目指します。

「時代と社会をリードする行動力」を身につけるために
  グローバル化の進展,価値観の多様化の中で「人間とは何か」という人文学の根源である問いをいだきつつ,社会・文化・心・言葉・行動に対する論理的思考力を獲得し,言語表現力,外国語運用能力に裏付けられたコミュニケーション力を用いて行動するため,次のような科目を提供します。
◇ 担当教員や他の履修生とのディスカッションを重ねながら,テーマを学問的に深め,追求する方法を学ぶため,1年次から「人文学入門演習」をはじめとする多様な演習科目を開講します。
◇ 卒業論文の作成が,報告とそれに基づく教員と他の学生とのディスカッションのなかで展開できるよう,「課題演習」科目を開講します。これらの演習科目における様々なディスカッションを通じて,時代と社会をリードする高度なリーダーシップを育みます。
◇ 外国語習得・留学プログラムを開講し,ネイティブ・スピーカーの教員が担当する授業を多数用意します。
◇ 海外の大学との交流協定に基づく留学,岡山大学短期留学プログラム(EPOK),短期語学研修への参加を奨励しています。外国語習得・留学プログラムの積極的な履修と相俟って,多様でグローバルな視座の獲得と国際感覚の涵養に努めます。

「生涯にわたる自己実現力」を育成するために
 旺盛な知的好奇心,豊かな感性,先入観に惑わされない公正な思考,自分を客観的に把握する能力と,自立した個人として生涯にわたって自己の成長を追求する姿勢を育成し,卒業後も持続する知的関心が根付くよう,1年次からのカリキュラムを構成しており,卒業論文の作成の指導には特に力を入れています。また,演習科目で教授する調査,情報収集,解析の技法には,社会に出てからも役立つものが多く含まれています。外国語の習得や海外留学体験は,卒業後の活動に大きな可能性をひらくものであり,その実現に向けての指導もおこなっています。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 岡山大学文学部は,所定の期間在学し,卒業に必要な所定の単位を修得するプロセスを通じて,以下に掲げる学士力を総合的に達成した学生に,学士の学位を授与する。

人間性に富む豊かな教養【教養】
 ダイバーシティとグローカルが重視され,多様かつ普遍的な知の獲得が不可欠とされる現代社会にあって,地域・社会・文化と言語との関連性や文化の諸相に関心を持つことは,人間が創り上げた社会の在り方を理解する上での必須のプロセスである。このことを通じて学生は,自らがその一員である現代社会についての認識を深め,社会をより良い方向に導いていくための根源的,内発的な動機を獲得することができる。また,人間が長い歴史を通じて築き上げてきた豊かな思考の伝統と教養を継承しつつ,人間と世界についてみずから問い,探求する上での基礎的能力を身につけることによって,新たな時代における人間社会と文化の方向性を模索し,それを実現し得るだけの思考力と構想力を涵養する。

社会に貢献できる専門性【専門性】
 専門的な学識とそれに基づく技能,とりわけ古典・外国語文献の読解,史資料・作品の分析,あるいは実験・調査を行う能力を習得し,それらを活用することができる。

効果的に活用できる情報収集・発信力【情報力】
 人類史の過去と未来を見渡す幅広い視野に立ち,必要な情報を収集し,適切な方法で客観的に分析・考察し,その過程と結果を正確に伝達しうる言語表現力を駆使して,それらを評価・発信できる。

時代と社会をリードする行動力【行動力】
 グローバル化の進展,価値観の多様化の中で「人間とは何か」という人文学の根源である問いをいだきつつ,社会・文化・心・言葉・行動に対する論理的思考力を獲得し,併せて多様性,包摂性といった共生・共創のための国際感覚を身につける。さらに,言語表現力,外国語運用能力に裏付けられたコミュニケーション力を用いて積極的かつ創造的に行動することで,社会活動において高度なリーダーシップを発揮する。

生涯にわたる自己実現力【自己実現力】
 人文学的見地に基づいて問題を発見し解決する手続きを,1年次から継続的に学習することで,旺盛な知的好奇心,豊かな感性,先入観に惑わされない公正な思考,自分を客観的に把握する能力を獲得できる。特に,演習科目への参加により調査・情報収集・解析の技法を修得し,卒業論文の作成過程を通じてそれを実践することで,卒業後も生涯にわたって知的関心を持続し,社会に刺激を与えるとともに自立した個人として自己の成長を追求できる。

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