学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
---|---|---|
多文化社会学科 | 4年 | 学士(多文化社会学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
長崎大学のカリキュラム・ポリシーに沿って、多文化社会学部生が体系的かつ主体的に学修できるように教育課程を編成し、これに従って教育を行います。
多文化社会学部の教育プログラムは、既存の人文社会系の学問分野をグローバル化時代の多文化社会という視点から俯瞰するとともに、分野の境界を越えた知の枠組みの再編を、具体的な事例に即して経験することを目的としています。人文社会系の学問分野における専門知識の修得を担保しつつ、グローバル人材としての高度な外国語の運用能力・コミュニケーション能力と、ジェネリックスキルの涵養に重点を置いたプログラムを構築します。 また、教室やキャンパスにとどまらず、国内外の様々な出来事の現場で行動し発信することで、知識をグローバル社会の現実に結びつける経験を獲得することを目指します。
多文化社会学部では、社会的・文化的・言語的多様性の観点から、既存の人文社会系の学問分野を横断的に再編し、以下の5つのコースを新たな教育の領域として設定しています。
「国際公共政策コース」では、法学、政治学、経済学など社会科学の学問領域を中心として、紛争や軍縮、人権侵害、貧困や開発、法の支配、保健・衛生といった、国際社会が抱える様々な政策課題を学びます。
「社会動態コース」では、社会学、文化人類学、歴史学の学問領域を中心として、グローバルとローカルが交錯し合う現代社会の在り方を学びます。
「共生文化コース」では、思想、文化表象、宗教、歴史、メディアに焦点を当て、異なる文化だけではなく自らの文化を相対化して理解し、他者との共生をより豊かなものにするための人間観、文化理解を探求します。
「言語コミュニケーションコース」では、言語学,言語教育,コミュニケーション論を通じて、多文化社会における言語の個別性と普遍性及び言語と文化の関わりを学びます。
「オランダ特別コース」では、オランダに焦点を当てた学びを通じて、多文化社会であるヨーロッパ全体を俯瞰する視点を磨くとともに、現代オランダの社会制度から日本の近未来の課題を考察します。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
多文化社会学部の教育課程は,次の科目区分で構成されています。
① 入門講義科目
世界で生起している様々な諸問題を読み解くとともに,多文化社会学を学んでいく上で必要な人文社会系の学問分野の入門的知識を幅広く身につけます。統合的にすべてのコースにつながる必修科目群となります。
②基礎講義科目
既存の学問のディシプリンの特質を十分に理解した上で,その枠を越えて領域横断的に多文化社会の諸相にアプローチするための基礎的視角と枠組みを身に付けます。コースが指定する5つの科目群のいずれかを中心に専門性を少しずつ高めていきます。
③リサーチ科目
調査の考え方を学び技術を身に付けるための8科目からなります。学生はこの中から少なくとも1年次開講科目2単位,2年次開講科目4単位の計6単位を履修することで,自ら問いを立て,適切な調査技法を選択し,データを収集し,レポートをまとめる技法を学びます。
④英語モジュール科目・オランダ語モジュール科目
多文化社会学部が目的とするグローバル人材にふさわしい実践性と専門性を兼備した語学能力を涵養します。
⑤専門講義科目
各コースから構成されます。これらは,本学部の学士課程教育の専門性を担保するための中心的モジュールです。各モジュールを履修することにより,基礎講義科目の履修により獲得した知見を更に深化させ,多文化社会の特質を理解することができます。コースが指定する5つの科目群のいずれかを中心に、大学での学びの総まとめである卒業研究を執筆するための専門的知識と技法を身につけていきます。
⑥キャリア科目
キャリアに関する様々な理論的なアプローチを概観し,キャリアの本質的な意味を理解します。その上で,学生が社会に出て働く際に求められる実践的な知識や能力の理解を深め,将来職業を得てかつそれを安定的に維持し,ワークライフバランスを保つことの重要性を認識します。仕事や組織の現実,労働市場の環境変化等についての具体的な知識を身に付け,職業選択を行うための自己理解,自己表現力も併せて涵養します。
⑦演習科目
基礎演習及び専門演習では,そのテーマに関わる知識と問いに答えるための手順や研究・分析方法を適切に理解し、批判的な考察を行うことができるようになることを目的とします。基礎演習及び専門演習で学んだ知識を土台として,大学での学びの総まとめである卒業論文を執筆します。
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
多文化社会学部では5つのコースで定める教育プログラムにおいて所定の単位を修得し、以下の資質を身につけたと認められた者に対し、学士(多文化社会学)の学位を授与します。
① グローバル化する世界において、人文社会学系諸分野の幅広い知識を基礎として、社会的・文化的・言語的多様性の観点から、その意義を理解できる。
② 英語を中心とした高度な外国語運用能力を有し、グローバル化する世界の多文化状況において、円滑にコミュニケーションおよびプレゼンテーションを遂行できる。
③ 多文化社会が抱える様々な課題や現象について、適切なデータ・史資料の収集・分析、課題の発見・整理、調査の企画や実行を行うことができる。
④ 多様な人々と共生的な関係を築き、問題解決に向けて、パートナーシップやリーダーシップを発揮して行動できる。
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
---|---|---|
転学部 | 可 | 0円 |
編入学 | 不可 |
(2024年5月1日現在)
転学部・編入学情報補足
専攻分野
専攻分野 |
---|
日本文学 外国文学 言語学 日本語 英米語 中国語 文化学 日本史 外国史 考古学 文化人類学・民俗学 哲学・倫理・宗教 法学・法律学 政治・政策学 経済学 社会学 放送・新聞・メディア・マスコミ 児童・子ども・保育 教養学・リベラルアーツ 国際関係学・国際協力 国際文化学・国際地域研究 地域社会学 |
専攻分野に関する説明