学部・研究科等ごとの目的
◆教育研究上の目的
「都市や地域において緑環境による景観形成に関する具体的な知識、理論と技術力をもって、すぐれた景観をそなえ、安らぎと活力に満ち、自然と調和した緑豊かな都市や地域を市民、国・地方公共団体、NPO法人、関係諸団体とともに実現していく高度専門職業人」の育成を目的とします。
◆育成する人材像
すぐれた景観をそなえ、自然と調和した緑豊かな都市や地域を実現していく高度専門職業人:「緑環境景観マネジメント技術者」
1.緑環境を把握・分析・評価し、景観の創出・再生・保全のできる(保全管理の専門家)
2.景観の役割を促え空間デザインを考案し、活用プランを策定できる(活用の専門家)
3.緑環境景観の施策が立案でき、それを市民党と協働で展開できる(施策の専門家)
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
◆求める学生像
本研究科では、都市や地域の緑環境景観に関する具体的な理論と技術力をもって、自然と共生する地域の実現とその持続性の構築に取り組む高度専門職業人育成のため、兵庫県立大学や他大学から、そして自然科学系、社会科学系、人文科学系など幅広い分野から、豊かな素養と能力を持った以下のような学生を受け入れる。特に、高度専門職業人育成の観点から、すでに実務につきながら、さらにその専門技術の向上、あるいは既に有している専門分野をベースとしつつ周辺領域を含めた知識・技術の総合化・体系化によって、より一層のキャリアアップを目指す社会人経験者及び留学生も、積極的に受け入れる。
◆アドミッションポリシー
Ⅰ.一般選抜では、以下の能力を評価する。
・知識・技能
本研究科が提供するプログラムを的確に修得していくために必要な環境・農学に関する一定の知識・技能
・思考力・判断力・表現力
自然と共生する地域の実現のための具体的な理論と技術力を向上させていくための思考力、判断力、表現力
・主体性・多様性・協働性
自ら新しい課題を発見し、その解決に向けて、多様な主体と共に取り組んでいく能力
Ⅱ.総合型選抜・推薦選抜では、以下の能力を評価する。
・知識・技能
本研究科の教育分野のなかの特定の分野に関する秀でた知識・技能
・思考力・判断力・表現力
自然と共生する地域の実現のための具体的な理論と技術力を向上させていくための思考力、判断力、表現力
・主体性・多様性・協働性
専門的な知識・技術や総合的思考力を身につけ、様々な問題の解決に多様な主体と共に取り組んでいく能力
Ⅲ.外国人留学生特別選抜では、以下の能力を評価する。
・知識・技能
環境・農学に関する一定の知識・技能または本研究科の教育分野のなかの特定の分野に関する秀でた知識・技能に加え講義・演習に必要な日本語能力
・思考力・判断力・表現力
自然と共生する地域の実現のための具体的な理論と技術力を向上させていくための思考力、判断力、表現力
・主体性・多様性・協働性
国際社会への貢献、あるいは母国等における地域発展への貢献に意欲を持ち、それに多様な主体と共に取り組んでいく能力
◆入学前に学習しておくことが期待される内容
自然と共生する地域づくりとその持続性への関心と理解
◆入学者選抜における評価方法
本研究科では、受験機会の複数化を確保し、本研究科の教育理念に合致した熱意と可能性を有する多彩な人材の選抜を実施している。
一般選抜では、環境・農学に関する一定の知識・技能を中心に、筆記試験と口述試験による総合的な評価に基づいた選抜を実施、総合型選抜・推薦選抜・外国人特別選抜では、特定の分野に関する秀でた知識・技能を中心に、筆記試験と口述試験による総合的な評価に基づいた選抜を実施している。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
緑環境景観マネジメントの全体を俯瞰する「共通領域」を配置するとともに、緑環境景観マネジメント技術者として基本となる理論と技術を身につけるため、3つの専門領域として「保全管理領域」「活用デザイン領域」「施策マネジメント領域」を柱に教育課程を編成する。
学修成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
◆下記の能力を身につけた学生に学位を授与する。
1.景観・園芸・環境に関する基礎的素養を持つ
2.景観・園芸・環境に関する専門知識を有し、これを実務に応用できる
3.自然系・人工系の緑環境を保全・管理するための知識と技術を習得している
4.緑環境や生活空間を目的に応じて計画・デザインすることができる
5.園芸植物の分類および栽培管理の知識と技術を習得している
6.緑環境の確保・管理・活用のための施策を立案できる
7.景観・園芸・環境の実務のための総合力を身につけている
8.景観・園芸・環境に関わる複合的な問題を分析し、問題を設定・解決できる
9.景観・園芸・環境に関わる多領域の人々とコミュニケーションをとり、協働できる
10.科学の進歩および社会のニーズの変化に対応して、自らを高めることができる
11.景観・園芸・環境の専門家として求められる倫理観を備えている