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地域資源マネジメント研究科(博士後期課程)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

◆教育研究上の目的
 地球科学・生態学・人文社会科学という三つの学問分野を基盤としながら、これらの分野が時間スケールを相違えながらも共有する「地域の歴史」を認識の縦軸、これらが共通に扱う「地域社会」を認識の空間的な横軸として、地域の自然・社会・文化の関係性を重層的・有機的つまり構造的に解明し可視化する「人と自然に関する高度な教養」を真正面から取り扱う新たな統合分野を切り拓き、このことにより、地域の人と自然の歴史を踏まえて地域資源マネジメントを行い、地域社会の再生をになう人材を育成することを目的とします。

◆育成する人材像
 博士後期課程では、地域資源マネジメントの方法をもちいた実践を通じて、オリジナリティに富んだ人と自然の関係論を構築し、この新たな関係論の基盤とマネジメントの交互作用により、さらに実効性のある地域資源マネジメントを行う、という「地域資源マネジメント学の構築」に貢献できる「実践的科学者」を育成することを目的とする。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

◆求める学生像
【博士後期課程】
 本研究科では、地域における自然・社会・文化のつながりと関係性に関心をもち、本研究科の理念を理解し、地域資源マネジメントに関する理論とスキルに裏付けられた研究能力を有すると認められる学生を受け入れる。

◆アドミッションポリシー
【博士後期課程】
1.知識・技能
 地球科学・生態学・人文社会科学に代表される地域資源の利活用に関連した学問分野の専門的な知識と技能を有する人
2.思考力・判断力・表現力
 人と自然に関する高度な専門学式と柔軟な思考力にもとづき、オリジナリティに富んだ研究を行ない、その成果を表現できる人
3.主体性・多様性・独創性
 地域の多様な主体との協働にもとづき、実効性のある地域資源マネジメントを可能とする地域資源マネジメント学を発展させる意欲がある人

◆入学者選抜の基本方針
【博士後期課程】
入学者の選抜にあたっては、同一年度に複数回の一般入試を実施する。
・一般入試では、小論文試験、口述試験を実施し、総合的に判定する。小論文は、地球科学・生態学・人文社会科学の3領域のうちから出願者の研究分野を出題し、地域資源マネジメント分野の研究に必要な論理的思考力、研究しようとしている分野の専門的知識や技能を判定する。口述試験は、研究計画書などの提出書類および研究計画についての口頭発表を参考とし、出願者の専門的研究能力、研究に対する関心・意欲・適性、研究を通して地域社会に貢献しようとする意欲、研究しようとしている分野の専門的知識や研究の構想力に加え、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を判定する。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

【博士後期課程】
 地域資源マネジメントに関わる博士論文研究に必要不可欠な幅広く高度な見識と研究方法を身につける「専門科目」、人と自然の関係論構築能力と社会的実践によるマネジメント力を涵養し、関係論とマネジメント力の交互作用による学術的独創性の獲得ができる「特別研究」というカリキュラム体系とする。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

下記の能力を身につけた学生に学位を授与する。
【博士後期課程】
 地域資源マネジメントの理論と実践を発展的に繰り広げ、オリジナリティに富んだ人と自然の関係論を構築し、この新たな関係論の基盤とマネジメントの交互作用により、さらに実効性のある地域資源マネジメントを実践する、という地域資源マネジメント学の構築に貢献する者に授与する。
(専門知識・技能)
DP1.知識:地域資源マネジメント学を実践できる深奥な学識を持ち、自身および他の研究者による研究成果を正しく評価・判断できる高度な研究能力
DP2.創造的な課題解決力:地域資源マネジメント学の立場から創造的思考を用いて地域の諸課題を専門的に分析し解決できる能力
DP3.学際性:他の学術分野やセクターと協働・協力し複数の学問領域から課題に対応しようとする意識
(汎用的知識・技能)
DP4.人間性:研究と実践における高い倫理観と責任感を持ち、次世代を担う学生を正しく教育指導する能力
DP5.コミュニケーション能力:専門的な知見を、社会にわかりやすく伝え役立てることができる能力
DP6.国際性・地域性:国際社会や地域社会に向けて貢献する実践的能力

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