学部・研究科等ごとの目的
本学部は、グローバル化やイノベーションが進む中で、社会の変化への対応、及び社会の変化を生み出していくことができる主体性と倫理性を持ち、経済学と経営学を基盤に学際的な知識を修得し、問題解決能力、分析力、コミュニケーション能力を身につけ、地域社会に貢献できる有為な人材の育成を教育上の目的とする。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
◆求める学生像
経済・経営といった社会の動きに広く関心を持ち、世界に羽ばたき地域に根差すことで自らの夢を実現しようとする意欲と好奇心の豊かな学生を求める。その為に、知識を与えられることだけで満足せずに、前向きに課題に向き合い、自ら積極的に調べ考察し、必要な知識と能力を着実に獲得するための基礎的学力を有し、未知の世界に果敢に挑戦するチャレンジ精神にあふれた学生を求める。
◆アドミッションポリシー
1.日本語または英語によるコミュニケーション能力を有する人
2.経済学や経営学の知識を活かし、卒業後、国際社会・地域社会に貢献する意欲のある人
3.グローバルな視点から経済、企業の経営、社会の動きを分析することに関心を有する人
4.グローバルな視点から地域の社会経済問題の解決に積極的に取り組む意欲の高い人
5.経済分析、組織の管理運営、社会問題の課題解決に必要な論理的思考力の涵養に必要となる基礎的知識や能力を有する人
6.経済政策の策定、組織の管理運営、社会的事業の創造、グローバルな課題解決に必要な経験を積むことに積極的な人
7.専門的職業人に必要な知識と能力の習得に意欲的な人
≪入学者選抜の基本方針≫
1.一般選抜
前期日程、後期日程ともに大学入学共通テストを課している(グローバルビジネスコースは前期日程のみ)。このことによって、高等学校での学習の達成度をみるとともに、大学での学習に必要な基礎学力を持っているかを判断する。また、個別学力検査は、英語(グローバルビジネスコースの前期日程及び経済学コース・経営学コースの後期日程は英語能力検定のスコアにより実施)と数学の試験を行い、国際商経学部において専門知識を得るための語学力や論理的思考力を持っているかをみる。
2.学校推薦型選抜
高等学校が学業成績、勉学態度と意欲の面からみて大学で学ぶ能力を有すると認めた人物に対して行う。経済学コース・経営学コースは普通科等の生徒を対象にした入試と商業科等の生徒を対象にした入試、グローバルビジネスコースは学科を問わない入試がある。
選考では、調査書と推薦書によって高等学校での学習の達成度をみるほか、小論文で国際商経学部で学ぶための読解力や論理的な文章を作成する能力をはかり、面接によって学ぶ意欲などをみる(グローバルビジネスコースについては、英語による小論文、英語による面接および英語能力検定のスコアにより、すべての授業を英語で履修するために必要な英語力もみる)。経済学コース・経営学コースについては、小論文および面接に加えて、簿記などの検定合格といった学習実績も評価する。
3.外国人留学生選抜(グローバルビジネスコースのみ)
日本国籍を有しない者で外国において日本の学校教育12年相当の課程を修了した人を対象に、英語による小論文、英語による面接および英語能力検定のスコアにより、グローバルビジネスコースで勉学できる学力と英語能力を持っているかを判断する。
4.外国人留学生特別選抜(経済学コース・経営学コースのみ)
日本国籍を有しない者で「日本留学試験」を受験した人を対象に、作文(日本語)、数学、および英語による試験を行い、大学での学習に必要な基礎学力を持っているかをみる。また、日本語による口頭試問によって、国際商経学部で勉学する意欲、学力、および日本語能力を持っているかを判断する。
5.帰国生選抜(グローバルビジネスコースのみ)
日本国籍を有する者又は日本国の永住許可を有する者で、2年以上外国で学んだ人等を対象に、英語による小論文、英語による面接および英語能力検定のスコアにより、グローバルビジネスコースで勉学できる学力と英語能力を持っているかを判断する。
帰国生特別選抜(経済学コース・経営学コースのみ)
日本国籍を有する者又は日本国の永住許可を有する者で、2年以上外国で学んだ人等を対象に、小論文、面接により、国際商経学部で勉学できる学力と日本語能力を持っているかを判断する。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
・1年次から専門教育の基礎となる科目を配置し、専門共通教育科目として履修できるようにする。
・1年次から4年次まで、学年に応じた少人数のゼミナールを配置し、学生が主体的に学ぶよう支援を行う。
・経済学コース及び経営学コースにおいては、学際的な視点を持つことを支援するため、2年次前期に、学修する意欲や関心 及び成績に応じてコース及び教育プログラムを選択させたうえで、2年次後期からは各コース及び教育プログラムに分かれて、全学で共通する教養科目に加え、高い専門性を修得可能にする。
・学部全体で共通に履修する1年次の専門共通科目に始まり、次に専門科目のうちの専門コア科目を履修し、専門知識を高めた後で、より専門性の高い科目を履修する。
・グローバルビジネスコースにおいては、全ての科目を英語で履修し、卒業できるようにする。
・英語によるコミュニケーション能力を高めるために、海外研修や英語での授業に参加できるようにする。
・早期卒業制度を設け、専門職大学院や研究大学院との連携を深めて高度専門職業人としてのキャリア構築を支援する。
・学修成果の評価については、学期中または学期末試験、レポート、授業への貢献度、発表内容、卒業論文、卒業研究発表 の審査結果等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
・本学部で提供される経済学、経営学、及びそれに関連する領域に関する専門知識を有し、それを活用して分析する能力を身につけている。
・多様化しグローバル化する社会において個性を発揮し、豊かな社会の実現に貢献するための的確なコミュニケーション能力(外国語能力を含む)を身につけている。
・専攻する学問領域の知見をもとに、現実の社会における事態に関して的確な考察や論理的で合理的な意思決定をし、社会の問題を解決する能力を身につけている。
・社会や地域の担い手としての自覚を持ち、高い職業倫理のもとで専門的知識を生かして責任ある行動をとることができる。