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プラネタリーヘルス学環(博士課程(後期))

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

長崎大学プラネタリーヘルス学環では、学際的な教育・研究を通して、人間社会と地球・生態系の共存を主要な課題とするプラネタリーヘルスの実現に貢献できる人材の養成を目的としています。この目的のために本学環の公衆衛生学博士Doctor of Public Healthプログラムでは、プラネタリーヘルスの中核となる地球規模での公衆衛生に関わる科学、政策および実践を橋渡しできるプロフェッショナル人材を養成します。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

入学者に以下の資質・素養を求めます。

1.公衆衛生又はその関連分野(*)において,研究・実践能力を修得するために必要な基礎知識及び技術,論理的な思考能力を有する。
2.課題解決に向けてリーダーシップを発揮できる素養,協調性,コミュニケーシ
ョン能力を備えており,公衆衛生の向上に貢献しようとする向学心を有する。
3.保健政策の形成や実践を前進させることに強い意欲及び明確なビジョンを有する。

(*)関連分野として公衆衛生のほか,保健医療,健康科学,自然環境,社会開発,平和構築,国際協力,公共政策,組織経営など幅広い分野を考慮する。

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

グローバルヘルス領域の政策立案や計画の実行、評価に必要な知識やスキルを修得します。
1.プラネタリーヘルスの概要の理解
 a. 人類の健康と文明、地球自然環境の関連性についての知識
 b. プラネタリーヘルスが保健政策に与える示唆の理解
2.保健政策の立案・実行・評価に必要な洞察力や分析スキルの習得
 a. 政策過程や実装科学の理論的な理解
 b. 保健システムの分析と提言導出能力
 c. 政策立案・評価に使われるデータ分析法の理解
3.リーダーシップ・マネジメントに関するスキルの習得
 a. 組織マネジメント能力
 b. 交渉・コミュニケーション能力
 c. グローバルヘルスガバナンスに関する知識
4.プロジェクト演習
 a. 保健政策に関わるプロジェクトを提案し、実行する能力
 b. 博士論文(プロジェクト論文)を執筆する能力
5.学修の到達度は、レポート及び筆記試験、論文の質やプレゼンテーション、ディスカッションを通じて評価します。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

Doctor of Public Health(DrPH)プログラムでは、必要な単位を修得し、政策提案等をテーマとして博士論文(プロジェクト論文)を作成し、最終試験に合格することを学位授与の要件とします。この学位は、以下に示すように、グローバルヘルス領域においてリーダーシッブを発揮し、政策を提案、実行、評価し、地球上の公衆衛生の向上に貢献できる人材に授与します。
1.保健政策の立案・実行・評価計画を作成することができる。
2.保健政策の関係者(ステークホルダー)を組織することができる。
3.保健政策の運営に必要な事項を説明することができる。
4.過去、現在、将来の保健政策についてその背景、目的、運営方法、ビジョンを 説明することができる。