学部・研究科等ごとの目的
工学・化学・水産学・環境科学・情報データ科学の技術と英知を結集し、再生可能エネルギー開発、水環境技術推進、国土強靭化・減災と環境との共生、水産資源の活用等、地域振興に根ざした技術革新と持続可能な社会構築に貢献し、炭素循環社会の実現に向けて、最先端技術を創出するとともに、グローバルな危機的課題を解決できる研究者、高度専門職業人を養成する。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
入学者に以下の学力・能力、資質・素養を求める。
(1) 工学、水産学、環境科学又は情報データ科学のいずれかにおいて高い基礎学力がある。
(2) 自然と共生する技術社会の発展に貢献する意思がある。
(3) 地球温暖化やエネルギー・食糧・水資源の枯渇化、健康・医療問題等の地球と人間が相互に関連する諸問題に対して関心があり、工学・化学・水産学・環境科学・情報データ科学の技術と英知を結集し、俯瞰的視野で諸問題の解決に取り組む意欲がある。
(4) 海洋科学技術、水環境技術、国土強靭化・減災と環境との共生、水産資源、機能物質創製、IoTやデータサイエンスに関わる研究を推進することで、持続可能な社会構築に貢献する意思がある。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
長崎大学のカリキュラム・ポリシーに沿って、学生が体系的かつ主体的に学修できるように教育課程を編成し、これに従って教育を行う。
(1) 共生システム科学コース(6分野)、海洋未来科学コース、水環境科学コースの各コースに応じた必修科目と選択科目を定め、高い専門的知識と能力を身につける。
(2) 共通科目で新しい創造を促す先端的思考法、起業のための基礎知識を修得する。学際的なオムニバス科目を履修し、幅広い知識を身につける。
(3) 分野提供共修科目では、研究に役立つ学際的な知識を修得する。
(4) 分野専門科目では、高度な専門基礎を修得する。
(5) 高度専門科目では、より深い専門知識を修得するとともに、高い技術創造能力と課題発見・解決能力を培う。
(6) 全てのコースにおいて演習と特別研究を必修科目とし、研究計画能力及び遂行能力を養い、国際的なコミュニケーション能力を培うことでグローバルに活躍する視点を養う。
(7) 地域連携演習を通して、学際領域の実践的な課題発見・解決能力を養う。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
2年以上在学し、所定の教育プログラムに定められた単位(30単位以上)を修得し、以下の能力を身につけ、修士論文が学位審査基準を満たした者に対し、修士(工学)、修士(水産学)、修士(環境科学)、修士(情報データ科学)又は修士(学術)の学位を授与する。
(1) プラネタリーヘルスに貢献する人材として、深い専門的知識や幅広い学際的知識、専門実践能力、技術創造能力、課題発見・解決能力を身につけている。
(2) 自然と共生する技術社会の発展に貢献する能力を有している。
(3) 高い専門実践能力を持ってグローバルに活躍する視点を身につけている。