学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
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学校教育教員養成課程 | 4年 | 学士(教育学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
香川大学教育学部学校教育教員養成課程は、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に示した人材を育成するために、全学共通科目(32 単位以上)と学部開設科目(109単位以上(幼児教育コース)及び 103 単位以上(小・中学校教育コース)から構成される教育課程を編成・実施します。学部開設科目の専門科目の内訳は、以下のとおりです。
幼児教育コース:
[教職基礎科目](16 単位以上)、同[教育内容の指導方法に関する科目](21 単位以上)、同[教職総合科目](20 単位以上)、同[教職発展科目](52 単位以上)
小学校教育コース(教育課題探究分野、教科教育分野):
[教職基礎科目](16 単位以上)、同[教科教育科目](36 単位以上)、同[教職総合科目](20 単位以上)、同[教職発展科目](31 単位以上)
小学校教育コース(特別支援教育分野):
[教職基礎科目](16 単位以上)、同[教科教育科目](36 単位以上)、同[教職総合科目](21 単位以上)、同[教職発展科目](30 単位以上)
中学校教育コース(副免:小学校):
[教職基礎科目](16 単位以上)、同[教科教育科目](36 単位以上)、同[教職総合科目](21 単位以上)、同[教職発展科目](30 単位以上)
中学校教育コース(副免:特別支援学校):
[教職基礎科目](16 単位以上)、同[教科教育科目](36 単位以上)、同[教職総合科目](22 単位以上)、同[教職発展科目](29 単位以上)
中学校教育コース(副免:中学校技術・家庭、高校情報):
[教職基礎科目](16 単位以上)、同[教科教育科目](36 単位以上)、同[教職総合科目](19 単位以上)、同[教職発展科目](32 単位以上)
進級に関する要件はありませんが、3年次の必修科目である「教育実習」を受講するには、2年次までに60 単位以上習得している等が条件となります。卒業要件単位数は141 単位以上(幼児教育コース)及び135 単位以上(小・中学校教育コース)です。
本学部の教育体制の主な特徴は、4年間において「学校理解」「子ども理解」「授業理解」「教職理解」の4層からなる、一貫した教員養成カリキュラムを整えていることです。
1年次には全学共通科目を中心とした学びを通じて、幅広く基礎的な知識や能力、教養を身に付けつつ,学校訪問や教職基礎科目における学びを通じて学校を理解します。2年次には観察者としてではなく、子どもと直接関わる機会を通じて子どもを理解します。3年次には「教育実習」を通じて、実際に教育現場で授業を行うことにより授業を理解します。そして4年次には、教職発展科目においてこれまでの学びを振り返るなかで教職そのものを理解します。また実地教育が本格化する2・3年次には、各教科の指導法や教育法など模擬授業を含む教科教育科目を配置し、学生の授業実施に対する支援を行います。なお、カリキュラム・ポリシーに関係する教育課程については、カリキュラムマップに詳細に示しています。
学修成果については、厳格な成績評価(5段階評価、GPA の活用)を行い、シラバスに記載している方法によって、各授業科目の到達目標の達成度で評価します。基本的に講義科目では修得した知識の理解度を、演習・実習科目では知識を教育現場に応用する能力や教育現場での対応力を評価します。また、卒業研究では課題を設定し解決する実践的能力を総合的に評価します。なお、各学生に冊子「教師になるための学びの計画と履歴」が配布され、1年次から4年次にかけて必要事項を記入していくことで、教師に求められる資質の修得状況を自己評価します。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
文章で記述されたカリキュラムポリシーでは冗長、或いはわかりにくくなると考え、各授業とディプロマポリシーとの関係・整合性を図表等で示したもの(カリキュラムマップ(CM))を作成し、各授業科目を通してディプロマポリシーを実現するための教育を行うことをカリキュラムポリシーとしています。
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
香川大学の学士課程を修了し、本学が送り出す学士・21世紀型市民として保証する最低限の基本的な項目が定められており、教育学部(教員養成課程)の学位授与方針は以下のとおりです。
①言語運用能力
*日本語の言語表現を適切に理解し、自らの見解を口頭や文章でわかりやすく伝えることができる。
*一つ以上の外国語において、基礎的な能力を身につけている。
*子どもをはじめ他者との共感的なコミュニケーションをとることができる。
*教育に関わる自らの専門領域の魅力や可能性について、専門用語を用いて伝えることができる。
②知識・理解(21世紀型市民及び学士(教育学)として)
*人類の文化、社会及び自然について幅広く基礎的な知識やスキルを持ち、論理的に考察できる学問的基礎を身につけている。
*教員として必要な教科及び教職に関する基本的な知識やスキルを身につけている。
*教員として必要な授業実践に関する基本的な知識やスキルを身につけている。
*子どもの多様性と教育プロセスの複雑性について理解している。
③問題解決・課題探求能力
*21世紀社会の現状を理解し、その課題と解決策を自己と関連づけて探求できる。
*学校や学級、子どもの実態、また様々な教育の現実から、課題を探り出すことができる。
*自らの教育実習等での授業実践を振り返り、自己の課題と可能性について探求できる。
④倫理観・社会的責任
*市民としての責任ある行動をとり、社会において自己の担うべき役割について探求する姿勢を身につけている。
*教員として必要な倫理観や道徳を身につけ、社会の創造的な形成者として、教育を担うことができる。
⑤地域理解
*国際的な視野を持ち、ローカルスケールから大陸スケールに至る重層的な地域の概念を理解している。
*地域の一般的な特性を理解するとともに、「地元」の独自性を説明できる。
*地域理解と自らの専門領域を関係づけることができる。
⑥教職に対する使命感
*教育への情熱をもち、教員としての資質能力を高め、自ら成長しようとする姿勢を身につけている。
*多様な教育論を踏まえて、教職の意義について理解している。
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 可 | 0円 |
編入学 | 可 | 312,000円 |
(2024年5月1日現在)
転学部・編入学情報補足
内訳(検定料 30,000円、入学料 282,000円)
専攻分野
専攻分野 |
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教育学(教員養成課程) |
専攻分野に関する説明