学部・研究科等ごとの目的
国際水準の獣医学教育を体系的に創出・実践するとともに、学際協力により深い知識と高度な技術を備えた専門性の高い獣医師を養成し、幅広い見識と倫理観をもって人間社会の質的向上に貢献できる能力を培い、問題解決能力と自己資質を向上させる能力を涵養することで、地域に根ざすとともに、社会のニーズに対応した人間地球社会を俯瞰できる人材を輩出します。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
<共同獣医学部の教育目標>
国際水準の獣医学教育を体系的に創出・実践するとともに、学際協力により深い知識と高度な技術を備えた専門性の高い獣医師及び創造性豊かな研究者を養成し、幅広い見識と倫理観をもって人間社会の質的向上に貢献できる能力を培い、問題解決能力と自己資質を向上させる能力を涵養することで、地域に根ざすとともに、社会のニーズに対応した人間地球社会を俯瞰できる人材を輩出します。
<入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)>
(1) 求める人材像
発展・進化する獣医科学及び畜産科学に取り組む知識欲と探求心、これを実践・活用する論理性と創造力及びチーム活動と共生社会形成のためのコミュニケーション能力の素養を備えた、次のような学生を求めています。
・獣医師の幅広い職責について理解し、獣医学を志す明確な目的意識を有する人
・動物を慈しみ、動物生命科学研究によって畜産資源の安定供給と安全性確保に貢
献する目的意識のある人
・自然科学、人文・社会科学及び語学に関する基礎教科を満遍なく学習し、獣医学・
畜産学の知識や技術を充分に理解、修得するための基礎学力を身に付けている人
・人と動物の健全な共生社会実現のために積極的に取り組む意思を有し、社会的に
コミュニケーションがとれる人
2.入学前に身につけておいて欲しいこと
高等学校で学ぶ教科・科目における基礎学力と思考力が必要になります。また、面接・
プレゼンテーションにおいては自分の考えを論理的にまとめて明確に表現する能力を身に付けておく必要があります。
3.入学者選抜の基本方針
・一般選抜(前期日程):共同獣医学科では,大学入学共通テストで6教科8科目を課すとともに,個別学力検査で数学,理科及び英語を課し,基礎学力,思考力を評価します。畜産学科では,大学入学共通テストで6教科8科目を課すとともに,個別学力検査で数学,理科,英語のうちの2科目を課し,基礎学力,思考力を評価します。
・ 一般選抜(後期日程):共同獣医学科では,大学入学共通テストで6教科8科目を課し,幅広い基礎学力を評価します。畜産学科では,大学入学共通テストで6教科8科目を課すとともに,個別学力検査では面接調書を作成して面接を課し,基礎学力,志望動機,勉学意欲,理解力,表現力,適性を評価します。
・総合型選抜(自己推薦型選抜):大学入学共通テスト(共同獣医学科:6教科8科目、畜産学科:3教科5科目)を課すとともに,個別学力検査等で講義型試験及び面接を課し,基礎学力,志望動機,勉学意欲,理解力,分析力,論理的思考力,表現力,適性を総合的に評価します。
・学校推薦型選抜Ⅰ(専門高校等対象):農業科,農業経営科,畜産科,生物工学科あるいはこれらに準ずる学科,もしくは総合学科を対象に,高等学校の学習成績概評がAの者について,大学入学共通テストを課すことなく,個別学力検査等で小論文及び面接を課し,基礎学力,志望動機,勉学意欲,理解力,分析力,論理的思考力,表現力,適性を評価します。
・学校推薦型選抜Ⅰ(普通科等対象):高等学校等において,理科または畜産・食品関連をテーマとした研究に関する活動を主体的に取り組み,学校内外いずれかで成果発表(インターネットを通じた発表も可)を行った経験を有する者について,大学入学共通テストを課すことなく,個別学力検査等で小論文とプレゼンテーションを課し,基礎学力,志望動機,勉学意欲,理解力,分析力,論理的思考力,表現力,適性を総合的に評価します。
・学校推薦型選抜Ⅱ
大学入学共通テストで6教科8科目を課すとともに,個別学力検査等で小論文及び面接を課し,基礎学力,志望動機,勉学意欲,理解力,分析力,論理的思考力,表現力,適性を評価します。
・国際バカロレア選抜:高いIB フルディプロマのスコアを有する者について,書類審査及び面接(日本語)を課し,基礎学力,日本語能力,英語能力,志望動機,勉学意欲,理解力,分析力,論理的思考力,表現力,適性を総合的に評価します。
・私費外国人学部留学生選抜:TOEFL 又はTOEIC,日本留学試験及び面接により基礎学力,日本語能力,志望動機,勉学意欲,英語能力を総合的に評価します。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
教育目標に掲げる人材を育成するために、山口大学との共同教育課程では、同一授業科目を同一のシラバス及び時間割に従って履修します。教育目標に掲げる人材を育成するために、両大学の教員がそれぞれの教育資源を有効に活用し、幅広い、専門性の高い獣医学教育を提供します。この共同教育課程のカリキュラムにより、次のような知識、技術、能力を身に付けさせます。
初年次から卒業まで系統性のある教育課程の編成
①生命倫理と動物福祉に関する知識を身に付けるために、斉一教育科目(必修科目)に導入科目を配置します。
②動物体の構造と生理機能、生体に作用する化学物質と作用機構についての基礎知識と動物生命科学の研究を行うための技術を身に付けるために、斉一教育科目に基礎獣医系科目を配置します。
③病気による動物体の変化、病原体の構造と病原性、感染症の予防と制圧に関する知識と技術を身に付けるために、斉一教育科目に応用獣医系科目を配置します。
④伴侶動物の病気とその予防・診断・治療の知識と技術を身に付けるために、斉一教育科目に臨床獣医系科目を配置します。
⑤畜産資源である産業動物の病気とその予防・診断・治療、生産性向上と食の安全についての知識と技術を身に付けるために、斉一教育科目に臨床獣医系科目を配置します。
⑥高度な知識と国際社会及び地域社会に貢献できる能力を身に付けるために、アドバンス教育としての専修教育科目(選択科目)を配置します。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
共同獣医学部は、全学の学位授与の方針及び共同獣医学部教育目標に鑑み、以下の能力を身につけ、所定の単位を修得した者に学士の学位を授与します。
1.豊かな人間性と正しい倫理観を持ち、行動規範に従い職務を遂行できる能力
2.獣医学・畜産学を基礎とした動物生命科学研究を実践するための探究心を持ち、問題解決できる能力
3. 動物感染症に関する基礎知識を持ち、その制圧に寄与できる能力
4. 高度な動物医療に関する基礎知識を持ち、適切に実践できる能力
5. 畜産資源に関する基礎知識を持ち、その安定供給と安全性確保に資する能力
6. 国際社会と地域社会に貢献できる能力