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共同獣医学研究科(博士課程)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

本研究科は、世界先端的な獣医学研究を推進し、高い生命倫理と研究者倫理を備えた先導的獣医学教育・研究者の養成を通じて国際水準の獣医学教育の発展と深化に寄与し、又は高度獣医学専門家としての学識と研究能力を有する指導的獣医療人を輩出して地域・国際社会の獣医学的課題の解決を図り、もって人間地球社会の発展に貢献することを教育の理念とし、次代の獣医学教育・研究者の養成に止まらず、高度獣医学専門家としての学識・技能・実務能力を身につけた指導的獣医療人を輩出して、豊かな人間地球社会の発展に貢献することを目的とする。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

 大学院共同獣医学部研究科は、鹿児島大学共同獣医学部と山口大学共同獣医学部が共同で設置している学士教育課程を母体とし、本研究科と山口大学大学院共同獣医学研究科において共同で設置する博士教育課程の下、多様な国際社会ニーズに対応した高度な卒業教育を提供する修業年限4年の博士課程で、それまで構成校であった山口大学大学院連合獣医学研究科を解消して2018(平成30年)年に設置されました。
 本研究科は、「世界先端的な獣医学研究科を推進し、高い生命倫理と研究者倫理を備えた先導的獣医学教育・研究者の養成を通じて国際水準の獣医学教育の発展と深化に寄与し、又は高度獣医学専門家としての学識と研究能力を有する指導的獣医療人を輩出して地域・国際社会の獣医学的課題の解決を図り、以て人間地球社会の発展に貢献する。」という教育理念の下、具体には「次代の獣医学教育・研究者の養成に止まらず、高度獣医学専門家としての学識・技能・実務能力を身に付けた指導的獣医療人を輩出して、豊かな人間地域社会の発展に貢献する。」ことを目的としています。

<入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)>
共同獣医学研究科は、次のような人材を求めています。
1)研究者としての正しい倫理観を有し、行動規範を遵守できる人
2)獣医学に関する十分な基礎学力、獣医倫理並びに技術を有している人
3)研究活動に必要な英語能力とコミュニケーション能力を有している人
4)研究課題への探究心と好奇心が旺盛な人
5)豊かな人間性と向上心を有している人

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

本研究科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる人材を養成するために、共通科目(共同教育科目、専門教養科目、先端実践科目、特別専修科目)及びコース科目(研究推進科目)を体系的に編成し、教育内容、教育方法、学習成果の評価についての方針を以下に定めます。

教育課程・教育内容
1.本研究科の教育課程は、1~3年次に獣医学に関する高度の専門的能力と豊かな一般学識を身に付け、柔軟な思考力、広い視野、そして目的を達成するための強い意思を有して社会で活躍できるリーダーを養成する
2..研究により得られた成果を基に、4年次に学位論文を作成する。これにより、生命の科学的理解と論理的思考に基づき、研究者あるいは高度専門家として、自ら問題意識を持ち、獣医学を取り巻く諸問題に対応または解決できる人材を養成する
3.「共通科目(共同教育科目)」は、両大学の教員が開講する講義科目を通じて、専門とする学問領域以外の幅広く高度な獣医学的な知識を修得させ、高度な研究者及び優れた獣医学専門家としての人材養成を目的とする。この授業は双方向性メディア授業形式あるいはビデオ・オン・デマンドやE-ラーニングシステムによる受講を可能とする。
4.「共通科目(専門教養科目)」は、研究者としての行動規範、倫理、知的財産の管理、国際的な通用性を有する英語力について、学部教育をさらに発展させたものを身に付けることを目的とする。
5.「共通科目(先端実践科目)」は、獣医科学コースのみが履修する科目であり、ディプロマ・ポリシーの獣医学・医療分野で研究の国際化に対応し、実践的な英語及びコミュニケーション能力等を習得することを目的とする。
6.「共通科目(特別専修科目)」は、獣医専修コースのみが履修する科目であり、獣医学術団体による専門医制度、認定医制度、専門家協会会員資格制度に規定された知識、技術、実務等を、複合的に実施して実践させて、高度専門家として獣医学を取り巻く諸問題に対応または解決でき得る能力を習得することを目的とする。
7.「コース科目(研究推進科目)」は、学生が目指す研究領域において、研究推進のための高度な専門的知識と技術を修得することを目的とする。なお、コース科目には指導教員の特別講義の履修も含まれ、共同教育科目と同様に、メディア授業形式あるいはビデオ・オン・デマンドやE-ラーニングシステムによる受講を可能とする。

教育方法
1.ディプロマ・ポリシーに掲げる能力を育成するために、各科目の目的・目
標に応じた方法による教育活動を行う。
2.学生の主体的学びを推進するためにアクティブ・ラーニングを導入し、課題探求・解決学習及び実践的教育を行う。
3.対面式/双方向性メディア形式授業あるいはビデオ・オン・デマンドやE-ラーニングシステムを活用した授業を行う。

学習成果の評価
1.各科目において教育・学修目標と評価基準を明確にし、試験及びレポート等に基づき、学習成果の到達度を厳格に評価する。
2.4年間の学習成果は、4年次までの修得単位数に加え、「学位論文」による総括的評価を行う。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

本研究科では、所定の期間在学して所定の単位を修得し、本研究科の人材養成目的に適う、以下の知識・能力を身に付けた上で、学位論文の審査及び最終試験に合格したものに博士(獣医学)の学位を授与します。
1.獣医学に関する最先端の科学技術の修得及びそれらへの対応能力
2.生命の科学的理解と論理的思考に基づき、研究者あるいは高度専門家として、自ら問題意識を持ち、獣医学を取り巻く諸問題に対応または解決でき得る能力
3.獣医学・獣医療分野で研究の国際化に対応できる、実践的な英語及びコミュニケーション能力
4.社会で活躍できるリーダーとしての能力