学部・研究科等ごとの目的
[鹿児島大学法文学部規則より抜粋]
(教育研究上の目的)
第2条の2 本学部は、文系総合学部として、人文社会科学に関する基礎的体系的な知識の修得と、学問分野を横断した幅広い知識の修得を通して、人と社会、人と文化に関する論理的・科学的な思考力・判断力・表現力を育み、幅広い視野の下で身につけた人文社会科学の素養を地域の問題発見と課題解決に活用できる人材を育成することを目的とする。
法経社会学科は、社会科学に関する基礎的体系的な知識の修得と、学問分野を横断した幅広い知識の修得を通して、人と社会に関する論理的・科学的な思考力・判断力・表現力を育み、幅広い視野の下で身につけた社会科学の素養を地域の問題発見と課題解決に積極的に活用できる人材を育成することを目的とする。
人文学科は、人文科学に関する基礎的体系的な知識の修得と、学問を横断した幅広い知識の修得を通して、人と文化に関する論理的・科学的な思考力・判断力・表現力を育み、幅広い視野の下で身につけた人文科学の素養を地域の問題発見と課題解決に活用できる人材を養成することを目的とする。
2 本学部及び本学部各学科はその目的を実現するための教育研究を行い、その成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
法文学部のアドミッション・ポリシー(入学者受入方針)
1.求める人材像
(1)人文社会科学を学ぶ上で必要となる幅広い基礎学力を備えている人
(2)地域社会と世界の人間・文化・社会に関心をもつ人
(3)現実に即した問題解決能力・言語能力・情報処理能力の習得に意欲のある人
(4)大学で自分の将来および可能性を探求する意欲のある人
2.入学前に身に着けておいて欲しいこと
入試で課されている、以下のような教科を中心とした幅広い基礎学力。
(1)国語の基礎学力
(2)外国語の中でも特に英語の基礎学力
(3)地歴・公民における社会科学の基礎知識
(4)数学の基礎学力
(5)理科における自然科学の基礎知識
(6)その他学科の特色に応じて求められる能力
3.入学者選抜の基本方針
• 一般選抜(前期日程)においては、大学入学共通テスト及び個別学力検査の総合得点に基づいて、人文社会科学を学ぶ上で必要となる幅広い基礎学力について総合的に評価します。
• 一般選抜(後期日程)においては、大学入学共通テスト及び個別学力検査の総合得点に基づいて、人文社会科学を学ぶ上で必要となる幅広い基礎学力、地域社会と世界の人間・文化・社会への関心、現実に即した問題解決能力・言語能力・情報処理能力の習得への意欲、大学で自分の将来および可能性を探求する意欲について総合的に評価します。
• 学校推薦型入試Ⅱでは、大学入学共通テストの成績,面接または小論文の総合得点に基づいて、人文社会科学を学ぶ上で必要となる幅広い基礎学力、地域社会と世界の人間・文化・社会への関心、現実に即した問題解決能力・言語能力・情報処理能力の習得への意欲、大学で自分の将来および可能性を探求する意欲について、総合的に評価します。
• 総合型選抜(自己推薦型選抜)では、大学入学共通テスト, 講義型試験及び面接(心理学コースのみ)の総合得点に基づいて、人文社会科学を学ぶ上で必要となる幅広い基礎学力、地域社会と世界の人間・文化・社会への関心、現実に即した問題解決能力・言語能力・情報処理能力の習得への意欲、大学で自分の将来および可能性を探求する意欲について、総合的に評価します。
• 私費外国人留学生選抜においては、独立行政法人日本学生支援機構が実施する日本留学試験、個別学力検査により、地域社会と世界の人間・文化・社会への関心、現実に即した問題解決能力・言語能力・情報処理能力の習得への意欲、大学で自分の将来および可能性を探求する意欲について、総合的に評価します。
• 国際バカロレア選抜では、書類審査及び面接(法学コース及び地域社会コース・経済コースのみ)により、人文社会科学を学ぶ上で必要となる幅広い基礎学力、地域社会と世界の人間・文化・社会への関心、現実に即した問題解決能力・言語能力・情報処理能力の習得への意欲、大学で自分の将来および可能性を探求する意欲について、総合的に評価します
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
⿅児島⼤学法⽂学部は、学位授与の⽅針に掲げる能⼒を備えた⼈材を育成するために、以下に⽰す⽅針に基づいて、初年次から卒業まで系統性のある教育課程(カリキュラム)を編成・実施します。
1. 初年次から卒業まで系統性のある教育課程の編成
(1)⼈⽂社会科学に関する幅広い教養と⾼度な専⾨的知識及びこれらに基づく論理的・科学的思考⼒を育むために、「基礎」・「活⽤」・「実践」の三つの領域による体系的な教育プログラムを提供します。
(2)⼈⽂社会科学の各学問分野を学ぶための総合的な⾒⽅と基礎的な知識を⾝につけるために、法⽂スタンダード科⽬及び学科共通の「基礎」領域科⽬を配置します。
(3)⼈⽂社会科学の各学問分野に関する幅広い教養と⾼度な専⾨的知識を育み、⼈と社会、⼈と⽂化に関する論理的・科学的思考⼒を⾝につけるために、コースごとに「活⽤」領域科⽬を配置します。
(4)⼈⽂社会科学の知識を踏まえ、地域社会や国際社会における諸課題を適切に解決するための判断⼒を⾝につけるために、コースごとに「実践」領域科⽬を配置します。
(5)⾃ら習得した知識を⾃らの考えに即して他者に説得的に伝える能⼒を⾝につけるとともに、南九州特有の歴史・⽂化・社会や⾼度な専⾨的職業につながる分野についての知識を習得し、現場を熟知し、他者と協働し実践できる能⼒を備え、現場、地域社会、及び国際社会に積極的に貢献するために、法⽂アドバンスト科⽬を配置します。
2. ⽬的・⽬標に応じた⽅法による教育の実施
(1)⼈⽂社会科学に関する知識・能⼒を育むため、授業科⽬を三領域に区分して年次配置を⾏うとともに、学⽣に対してカリキュラム・マップを提⽰することにより、卒業までの履修期間における体系的効果的な学修を促す教育を⾏います。
(2)地域社会や国際社会に貢献できる市⺠を育成するため、学際的実践的な知識・能⼒を習得できる科⽬群を配置し、学⽣の⾃主的な学修を促す教育を⾏います。
3. 厳格な成績評価の実現
評価の客観性及び厳格性を確保するため、明確な成績評価⽅法と基準を策定するとともに、学⽣に対して成績評価基準をあらかじめ明⽰し、当該基準に基づき厳格な評価を⾏います。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
〇ディプロマ・ポリシー
鹿児島大学法文学部は、全学の学位授与の方針及び法文学部の教育目標に鑑み、以下の能
力を身につけ、所定の単位を修得した者に学士の学位を授与します。
1. 人文社会科学の基礎的知識を総合的に活用して、文系理系を超えた幅広い教養と倫理
観を身につけ、地域社会の課題に創造的に取り組むことのできる能力
2. 社会や文化に関する諸問題について論理的・科学的に思考することのできる能力
3. 人文社会科学の知識を踏まえ、地域社会や国際社会における諸問題に対し適切な解決
を提案できる能力
4. 習得した知識を文脈に応じて伝達することのできる能力
5. 南九州特有の歴史・文化・社会についての知識を専門的分野で活用することのできる能
力