学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
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医科学獣医科学専攻 | 2年 | 修士(医科学)、修士(動物医科学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
医科学獣医科学専攻では、ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)に掲げる資質・能力を備えた人材を養成するため、以下の方針に基づいて教育課程を編成・実施します。
【教育課程の編成】
本専攻では、医学・獣医学の連携・融合した研究の基盤となる科目として「研究基盤科目」と「コース別研究科目」でカリキュラムを構成しています。
生命科学研究者育成コースでは、獲得した知識や技能を統合し、課題の解決と新たな価値の創造につなげていくために、学術論文を作成する生命科学研究の科目を設置しています。
高度医療関連技師・サービスイノベーション人材養成コースでは、獲得した知識や技能を統合し,課題の解決と新たな価値の創造につなげていくために,学術論文を作成する専門技術学研究の科目を設置しています。
生命倫理コーディネーターコースでは、臨床研究における倫理ガバナンスに関する基礎知識、ならびに臨床現場における倫理支援を担いうる人材として求められるコーディネート能力を習得するために、「生命倫理コーディネーター基礎演習」科目を設置しています。また、獲得した知識や技能を統合し、課題の解決と新たな価値の創造につなげていくために、学術論文を作成する「生命倫理コーディネーター研究」科目を設置しています。
【教育内容・方法】
①生命科学研究者育成コース
研究基盤科目において生命科学の基盤的知識を教授し、その後、研究科目において、科学的な思考過程に涵養、生命科学関連領域に関する研究方法の理論、情報収集方法などを学び、生命科学研究において修士論文作成のための研究指導を行います。
②高度医療関連技師・サービスイノベーション人材養成コース
種々の医療現場における専門的医療支援技能者が、合理的・科学的な思考能力を修得します。専門技術学基礎演習では個々の専門医療支援領域に関する最新の動向と技術の理論について学び、その後、各専門分野で研究を遂行するために必要な基礎知識と技能を修得させ、それぞれの専門分野における研究テーマにより修士論文作成のための研究指導を行います。
③生命倫理コーディネーターコース
研究倫理および臨床倫理コンサルテーションの技能、倫理的推論のプロセスや医療現場のスタッフを支援するコミュニケーション能力を育成するために、国内外の実例に即して学ぶと共に、附属病院中央診療部門「臨床倫理部」との連携のもと、実践的な倫理相談業務に関する病棟実習を行います。また、生命倫理及び基礎医学に関する知識を修得した上で、医事法学、研究倫理・臨床倫理領域における最新の倫理指針や法律、社会環境疫学・医療統計学を学び、さらに専門的な倫理学的方法論、倫理的推論のプロセス、並びに倫理コンサルテーションのスキルを修得し、生命倫理領域における研究テーマにより修士論文作成のための研究指導を行います。
【学修成果の評価】
1.学修目標の達成水準を明らかにするために、成績評価基準・方法を策定・公表します。
2.個々の授業科目においては、成績評価基準・方法に基づき、定量的又は定性的な根拠により厳格な評価を行います。
3.学修成果を把握するために、教育活動、学修履歴、及び学生の成長実感・満足度に係わる情報を適切に収集・分析します。
4.ディプロマ・ポリシーに基づく学生の学修過程を重視し、在学中の学修成果の全体を評価します。
5.学生が学修目標の達成状況をエビデンスを持って説明できるよう学修成果の可視化を行います。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
生命科学研究者育成コース
本コースでは、将来において生命科学研究者として後進の教育にも参画することも可能な基礎能力、あるいは、生命科学の素養を持ち畜産現場において科学的な思考で人獣共通感染症などに対応できる能力の修得を目的とした教育プログラムである。修了後の大学院博士課程進学も念頭においている。そのため、まず共通科目において医学・獣医学領域における生命科学の基盤的知識を教授した後に、演習・実習において生命科学研究者としての心構え、研究方法の理論、情報収集方法、基礎的研究手技を修得させ、生命科学研究において修士論文作成のための研究指導を行う。
高度医療関連技師・サービスイノベーション人材養成コース
本コースでは、種々の医療現場における専門的医療支援技能者が、共通科目において病態生理学や人獣共通感染症について再び学び直し、必要に応じて社会医学系科目(社会環境疫学・医療統計学、医療関連法規)、薬理・薬剤学、健康スポーツ医学などを学んだのち、研究科目において合理的・科学的な思考能力を修得し、修士論文を作成するとともに、より高度な専門知識と技術を修得する教育プログラムとなっている。また、既に保有している資格に加えてそれぞれの領域における関連学会の学会認定資格を獲得することも視野に入れた指導がなされる。 演習・実習では個々の専門医療支援領域と周辺領域に関する最新の動向と技術の理論、研究を遂行するために必要な基礎知識と技能を修得させ、専門技術学研究では、それぞれの専門分野における研究のテーマを課し、修士論文作成のための研究指導を行う。
生命倫理コーディネーターコース
本コースは、先端研究や臨床研究における倫理ガバナンス、並びに臨床現場における倫理支援を担いうる人材育成を目的とした教育プログラムであり、「生命倫理」に精通したコーディネーターとしてのコミュニケーション能力の修得を目指している。そのため、まず共通科目において生命倫理及び基礎医学に関する知識を修得した上で、研究基盤選択共通科目においても、医療関連法規を必修とし、研究倫理・臨床倫理領域における最新の法律や倫理指針に精通させ、臨床研究の倫理性を判断する上で基礎的知識として不可欠な社会環境疫学・医療統計学も必修とする。そして、演習では、さらに専門的に倫理学的方法論、倫理的推論のプロセス、並びに倫理コンサルテーションのスキルを教授し、生命倫理コーディネーター研究では、生命倫理領域における研究テーマを課し、修士論文作成のための研究指導を行う。
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
本専攻では、以下の資質・能力を身に付けるとともに、所定の期間在籍し、基準となる単位を修得し、研究論文審査と最終試験に合格した学生に、修了を認定し、学位(修士号)を授与します。
①生命科学研究者育成コース
・医学・獣医学分野の知識や技能を横断的に広く理解できる能力
・高い倫理観を備え、医学・獣医学分野の研究を計画的に進め、それをまとめる能力
・国際的な医学・獣医学分野の情報を整理して活用できる能力
【学位】修士(医科学)
修士(動物医科学)
②高度医療関連技師・サービスイノベーション人材養成コース
・合理的、科学的な思考能力を有し、高度で先進的な医療支援に携われる能力
・当該領域の研究を計画的に進め、それをまとめる能力
・医療支援領域における後進の教育・指導に当たれる能力
【学位】修士(医科学)
③生命倫理コーディネーターコース
・生命倫理に精通し、先端研究や臨床研究における研究倫理の問題に対応できる能力
・倫理的推論および臨床倫理コンサルテーションのスキルを駆使するコーディネート能力
【学位】修士(医科学)
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 不可 | |
編入学 | 不可 |
(2023年5月1日現在)
転学部・編入学情報補足
専攻分野
専攻分野 |
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獣医学 医学・医師養成課程 生命科学 歯学 薬学・薬剤師養成課程 医療・保健・衛生 |
専攻分野に関する説明