学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
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教職実践高度化専攻 | 2年 | 教職修士(専門職) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
本専攻では、「高知県教員育成指標」に対応した教育課程の下、実務家教員と研究者教員による多角的な指導及び共通科目・専門科目と実習とを繋ぐ「総合実践力科目群」の配置により、理論と実践の融合を図って教育実践を科学的に捉え、学校教育における組織的取組や授業力向上、特別支援教育の取組をリードし、多様な教育課題を解決へと導いていくことのできる資質・能力を身に付けさせることとしている。そうした資質・能力を育成するために、以下に共通科目、専門科目、総合実践力科目、実習科目の役割を定義した上でカリキュラム・ポリシーを設定する。
①共通科目とは、学校マネジメント・授業実践・特別支援教育の各コースの専門性の基礎となり、かつ、教職修士(専門職)の学位を有する者として共通的に必要となる知識・能力を身に付けるための科目群である。専門職大学院に関し必要な事項を定める件(平成15年文部科学省告示第53号)に準拠し、「教育課程の編成・実施に関する領域」「教科等の実践的な指導方法に関する領域」「生徒指導及び教育相談に関する領域」「学級経営及び学校経営に関する領域」「学校教育と教員の在り方に関する領域」の5領域10科目(各科目2単位)で構成する。
②専門科目とは、各コースの専門分野に関する知識・能力を身に付けるための科目群であり、学校マネジメントコース、授業実践コース、特別支援教育コースの3コースの特色に応じ、学修の深化や関心の広がりを図る科目(各科目2単位)で構成する。
このうち、授業実践コースの専門科目には、学校現場の実情に即した実践的な教科領域の導入を進めることとし、国語、算数・数学、理科、社会、英語の5教科の科目を配置する。
③実習科目とは、教育現場である連携協力校及び附属学校園において、研究課題の探求からその解決までのプロセスを経る中で、高度専門職業人としての教員に求められる能力を育成する科目群である。学校マネジメントや授業改善、特別支援教育をはじめ学校の教育活動全体について総合的に体験・考察し、学校の諸課題の解決に主体的に取り組むことができるよう「実習Ⅰ」(1年次 4単位)、「実習Ⅱ」(2年次 6単位)と段階的に配置する。
④総合実践力科目とは、共通科目・専門科目で修得した理論的な学びと、実習科目における実践的な学びを融合させるための省察活動を行う科目群であり、各コース別・キャリア別に「教育実践研究Ⅰ」(1年次 2単位)、「教育実践研究Ⅱ」(2年次 4単位)と段階的に配置するとともに、共通科目・専門科目・実習科目と「教育実践研究Ⅰ・Ⅱ」における学びを総合的に捉え、理論面・実践面の両面から分析・検証し研究をまとめることを通じて学修を総括する「総合実践研究」(2年次第2学期 2単位)を配置する。
⑤ディプロマ・ポリシー達成のため、以下の方針(カリキュラム・ポリシー)に基づいてカリキュラムを編成、実施する。ディプロマ・ポリシーの達成度に基づいて、カリキュラムの評価を行う。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
○育成する能力の設定
「研修体系」に示されている資質・能力を基礎としたカリキュラム実習科目と「高知県の教員スタンダード」等との連関
○コース別・キャリア別の到達目標の設定
9能力それぞれに対応した到達目標設定
コース別・キャリア(現職・学部卒)別到達目標によるきめ細やかな人材育成
○「14条特例」によらない2年間の修学
現職教員院生も2年間学びに専念できることを踏まえたカリキュラム・教育体制
学校教育現場の課題解決に直結する在籍校での実習(10単位)の実施
○理論と実践の融合を図る教育課程
実習科目(実践)と総合実践力科目(理論的省察)の連関
理論・実践両面からの課題解決能力の体系的な育成
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
■学校マネジメントコース(学部卒院生)
【知識・理解・技能】
・学校や学級の教育マネジメントに関する高度な専門的知識と教育実践力を修得してい
る。
【思考・判断・表現】
・学校や学級をめぐる現代的諸課題について、幅広く専門的知見に結び付けて考えるこ
とができ、学校の教育活動を計画的・組織的にマネジメントすることができる。
【関心・意欲・態度】
・学校内外の教育資源を統合・調整し、学校組織が効率的・効果的に動くよう、学校組
織の一員として自己の役割を果たすことができる。
■学校マネジメントコース(現職教員院生)
【知識・理解・技能】
・学校や学級の教育マネジメントに関する高度な専門的知識と教育実践力を修得してい
る。
【思考・判断・表現】
・学校や学級をめぐる現代的諸課題について、幅広く専門的知見に結び付けて考えるこ
とができ、リーダーとして学校の教育活動を計画的・組織的にマネジメントすることが
できる。
【関心・意欲・態度】
・高度な専門的知識と教育実践力を持った専門的職業人として、学校内外の教育資源を統合・調整し、学校組織が効率的・効果的に動くよう組織の改革を推進していくことができる。
■授業実践コース(学部卒院生)
【知識・理解・技能】
・授業実践に関する高度な専門的知識と教育実践力を修得している。
【思考・判断・表現】
・児童生徒理解や学習指導について幅広く専門的知見に結び付けて考えることができ、学習目標の達成に向けた授業実践を行うことができる。
【関心・意欲・態度】
・教育実践に関する多様な社会的ニーズと研究課題を明確に意識し、学校組織の一員として自己の役割を果たすことができる。
■授業実践コース(現職教員院生)
【知識・理解・技能】
・授業実践に関する高度な専門的知識と教育実践力を修得している。
【思考・判断・表現】
・児童生徒理解や学習指導について幅広く専門的知見に結び付けて考えることができ、学習目標の達成に向けて開発的な授業実践を行うことができる。
【関心・意欲・態度】
・教育実践に関する多様な社会的ニーズと研究課題を明確に意識し、学校の教育課題を解決するために、学習指導に関する方策を企画立案し、実行することができる。
■特別支援教育コース(学部卒院生)
【知識・理解・技能】
・特別支援教育に関する最新の知見に基づく高度な専門的知識と教育実践力を修得している。
【思考・判断・表現】
・障害種別ごとの実態評価法や指導・支援法に関する高度な専門性を持ち、指導方法を工夫しつつ学習目標の達成に向けた授業実践を行うことができる。
【関心・意欲・態度】
・学校組織の一員として自己の役割を果たし、特別支援教育の実践を改善し、児童生徒一人一人の特性や障害の状況に応じた対応をしていくことができる。
■特別支援教育コース(現職教員院生)
【知識・理解・技能】
・特別支援教育に関する最新の知見に基づく高度な専門的知識と教育実践力を修得している。
【思考・判断・表現】
・障害種別ごとの実態評価法や指導・支援法に関する高度な専門性を持ち、組織的・計画的に特別支援教育体制を改善し続けることができる。
【関心・意欲・態度】
・学校組織の一員として自己の役割を果たし、特別支援教育の実践を改善し、組織的な推進体制を構築・継続していくことができる。
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 不可 | |
編入学 | 不可 |
(2024年5月1日現在)
転学部・編入学情報補足
専攻分野
専攻分野 |
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教育学(教員養成課程を除く) |
専攻分野に関する説明