学部・研究科等ごとの目的
研究科は、AI、データサイエンスなどのスキル、知識をより先端的・実践的な場面で活用する能力を養うとともに、情報技術と関係する多様な専門分野について理解と洞察を深め、先端的な研究に携わる能力を養う。情報科学・データサイエンスの専門知識に基づいて研究開発の一翼を担える能力を涵養するとともに、情報技術と密接に関係する社会の諸相について理解を深め、急激に変化する社会に対応して専門知識に基づく問題解決を図り未来社会の創造を担う人材を育成する。また、人文科学・社会科学・情報科学の知識に基づいた社会的洞察力・状況分析能力・科学的思考能力を駆使して、各種組織の意思決定に寄与できる人材を育成することを目的とする。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
人材育成の目標
【情報科学プログラム】
情報科学・データサイエンスの専門知識に基づいて研究開発の一翼を担える能力を涵養するとともに、情報技術と密接に関係する社会の諸相について理解を深め、これらを通じて急激に変化する社会に対応して専門知識に基づく問題解決を図り未来社会の創造を担う高度専門職業人
【社会情報学プログラム】
人文科学・社会科学・情報科学の知識に基づいた社会的洞察力・状況分析能力・科学的思考能力を駆使して、行政、企業、NPOなどの各種組織における意思決定に具体的・実践的に関与できる高度専門職業人
入学者に求める能力・資質
【情報科学プログラム】
情報科学・データサイエンス分野の基礎について学部卒業程度の理解と基礎的なコミュニケーション能力を持つ人
情報科学・データサイエンス分野について強い探求心と主体的に自己研鑽する意欲を持っている人
情報科学・データサイエンス分野の新しい課題や科学技術の開拓に積極的・情熱的に取り組む意欲がある人
論理的で柔軟な思考能力と的確な判断能力を持っている人
【社会情報学プログラム】
社会情報学分野の基礎について学部卒業程度の理解と基礎的なコミュニケーション能力を持つ人
社会情報学分野について強い探求心と主体的に自己研鑽する意欲を持っている人
現代社会に氾濫する多種多様な情報を的確かつ選択的に把握し、それを主体的判断に基づいて加工し、新たな情報発信により情報社会に積極的に関わる意欲のある人
論理的で柔軟な思考能力と的確な判断能力を持っている人
入学者選抜の基本方針
本専攻では、上記の情報科学プログラム及び社会情報学プログラムの入学者に求める能力・資質1~4を持つ学生を選抜するために、以下の入試を実施します。それぞれの方法で見る能力・資質を番号で付記します。それらの結果を総合して合否を判断します。また、学修機会の拡大のため、10月入学の制度を設けています。
〇一般入試、留学生入試
【情報科学プログラム】:学力検査(基礎科目及び専門科目)[能力・資質1]、書類審査及び面接[能力・資質1~4]
※書類審査ではTOEFL等の英語外部試験の成績の提出を求めます。
【社会情報学プログラム】:書類審査及び口頭試問を含む面接[能力・資質1~4]
○推薦入試、社会人入試:書類審査及び口頭試問を含む面接[能力・資質1~4]
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
<教育の目標>
本研究科では、社会や組織におけるデジタルトランスフォーメーションの方向性を描け、データやデジタル技術を活用した変革を推進する人材を社会に輩出し、調和のとれた人間中心で持続可能な新たな社会の実現に貢献するために次の教育を行います。
【情報科学プログラム】
1 情報科学・データサイエンス分野の専門知識を修得するための教育
2 情報科学・データサイエンスと社会の関係を理解し、高度な専門知識と高い倫理観に基づく価値創造に資する教育
3 実践的な課題解決能力・開発研究能力を養うための教育
4 情報科学・データサイエンスに関する専門的内容を論理的かつわかりやすく説明できるコミュニケーション能力を培う教育
【社会情報学プログラム】
1 社会情報学の基礎を身に付け、高度情報社会の特質を専門的・多角的に読み解く力や問題解決能力を養成する教育
2 情報技術とそれを利用する人間や高度情報社会の関係を理解し、高度な専門知識と高い倫理観に基づく価値創造に資する教育
3 これからの高度専門職業人に求められる高い倫理観を養う教育
4 自ら設定したテーマに沿って調査・研究活動を進め、それを論文やプレゼンテーションとして結実させる能力を養成する教育
<教育課程の構成>
1 情報学研究において、実践的な課題解決能力や高度な専門知識に基づく価値創造能力を養う教育を展開する。また、研究活動を対外的に説明する能力や、研究活動に関与するステークホルダーとの意見調整能力、プロジェクトの進捗を管理するマネジメント能力を培う教育を展開する。
2 情報学研究セミナーにおいて、各自の研究テーマと社会の多様な問題や側面との理解を促し、幅広い視野を身に付けるための授業を実施する。また、論文執筆や発表方法の手法を身に付ける教育を展開する。
3 情報科学コア科目、社会情報学コア科目においては、情報科学・データサイエンスの専門知識及び実践的な問題解決や研究開発に応用できる能力を身に付ける教育や、情報技術を活用して社会組織や制度を設計し、構築する能力を身に付ける教育を展開する。
4 研究科共通科目においては、情報学の基盤をなすスキルや知識を身に付け、社会の多様な局面でデジタル技術を活用した変革を推進できる人材を育成する教育を展開する。
5 社会人にも履修しやすいように、授業の昼間開講と夜間開講の1年ごとの切り替えを実施する。
<教育内容・方法>
1 学生の主体的かつ能動的な参加に基づいた講義・演習・実習・研究を展開する。
2 シラバスに詳述された、カリキュラムを構成する授業科目の目標・内容・教育方法・評価方法等に基づいた授業を展開する。
3 複数教員指導制による研究指導を行い、研究力や発表能力醸成のために研究発表や論文執筆の方法を指導し、実践を促す。
<学修成果の評価>
学修成果の評価は、成績評価基準に基づいて行います。また学位論文の評価は、研究科において定める手続及び論文評価基準に基づいて行います。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
<学位授与の条件、達成度・能力評価の基準>
本研究科では 修了要件を満たした次のような者に修士(情報学)の学位を授与します。
1 所定の年限在籍し、修士課程に定められた単位を修得した者
2 必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査及び最終試験に合格した者
3 学術的能力、コミュニケーション能力、マネジメント能力及び国際性を身に付けた者
<学修成果の目標>
【情報科学プログラム】
1 情報科学・データサイエンスに関する高度な知識を獲得し、俯瞰的視点から問題点を把握し、社会の課題を解決する能力を身に付けている。
2 情報科学・データサイエンスに関する専門的内容を論理的かつわかりやすく説明できるコミュニケーション能力を身に付けている。
3 優れた倫理観を備え、積極的かつ計画的に目標の達成に貢献することができる。
4 情報科学・データサイエンス分野の国際的な動向に貢献する意識を身に付けている。
【社会情報学プログラム】
1 社会情報学に関する高度な知識を獲得し、俯瞰的視点から問題点を把握し、課題を解決する方策を提案する能力を身に付けている。
2 社会情報学に関する専門的内容を論理的かつわかりやすく説明できるコミュニケーション能力を身に付けている。
3 優れた倫理観を備え、積極的かつ計画的に目標の達成に貢献することができる。
4 社会情報学分野の国際的な動向に貢献する意識を身に付けている。