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工学研究科(博士課程(後期))

 
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学部・研究科等の特色等

学部・研究科等の特色等

2004年に全ての国立大学が法人化されて以降,大学には従来の専門に分化した技術者養成,基礎研究に加えて,多様化した社会からの要請に応えることができる高度技術者の育成,企業と連携した応用研究・実用化研究等,幅広い教育・研究・社会連携が求められています。工学研究科は,法人化以降,三重大学のミッションである「三重から世界へ:地域に根差し,独自性豊かな教育・研究成果を生み出す。~人と自然の調和・共生の中で~」の実現を目指した教育・研究・社会連携活動を行っています。特に工学研究科では,教員の世界水準の研究成果に基づいて,地域から世界に羽ばたく高度技術者の育成と,地域社会への技術的貢献を実践するGloCal (Think Globally and Act Locally) University の実現を目指しています。
工学部は、昭和44年に機械工学科・電気工学科の2学科で発足して以来4学科を増設しました。平成31年度より、工学部は総合工学科の1学科となり、機械工学コース、電気電子工学コース、応用化学コース、建築学コース、情報工学コースの5コースを設置しました。さらに、2年次からこれらの専門コースへ配属される総合工学コースを新設しました。
本学の極めて高い研究活動を基礎に、より高度な学力を身につけ、技術の最先端にかかわる研究をする学生を養成する目的で大学院が設置されています。修士課程(博士前期課程)においては、標準修業年限2年在学し、所定の単位を修得し、学位論文を提出してその審査及び最終試験に合格すると、修士(工学)の学位が授与されます。さらに平成7年度に設置された大学院博士課程(博士後期課程)では、標準修業年限3年在学し、所定の単位を修得し、学位論文を提出してその審査及び最終試験に合格すると、博士(工学)の学位が授与されます。特に博士課程では、科学技術の進展と地域の振興から地球規模に至る幅広い分野にわたって洞察しうる先見性と、柔軟な思考力をもつ、創造性豊かな研究者を養成することを目的としています。
創設の比較的新しい本学部の教育・研究活動は、歴史の古い大学の工学部と比較して、新しいが故に優れた面が多くあります。特に、研究のアクティビティが高いことが本学部の特徴です。これは、工学部創設以来、若い優秀な教官を集め、最新の研究設備を充実させてきたためです。毎年、ここで生まれた多くの最先端な研究成果が、国内外のいろいろな専門分野の学会や雑誌において論文として発表され、国際的に高い評価をしばしば受けています。研究発表は教官だけでなく学部生や大学院生によっても行われるので、諸君が本学部に入学すれば、学科を問わずそのような機会に出会うでしょう。本学部の研究が盛んであることは研究費にも反映されており、多くの研究テーマが、通常経費とは別に文部省や民間企業から研究費の助成を受けています。 また本学部では、開かれた工学部をモットーとして、一般市民向けの公開講座、高等学校工業部会夏期講座、リカレント教育講座などの行事を開催し、地元への科学技術の普及にも努めています