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教育学部(教員養成)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

佐賀大学教育学部規則 第2条 (学部の目的)

本学部は,学校教育課程幼小連携教育コース及び小中連携教育コースにより構成し,幼児・児童・生徒の心身の発達を長期的かつ連続的な視点から見据えながら,現代社会の変化に伴う様々な教育課題に応えることができる学校教員の養成を目的とする。 

詳細URL https://kiteikanri2011.admin.saga-u.ac.jp/browse.php?action_printRule&id=1141
上記URLにて,各コースの目的についてもご覧いただけます。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【教育目的と入学後の学習に必要な能力や適性等】
教育学部では,幼児・児童・生徒の心身の発達を長期的かつ連続的な視点から見据えながら,現代社会の変化に伴う様々な教育課題に応えることができる学校教員の養成を目的としています。そのための本学部のカリキュラムに適応するのに必要な入学時の能力や適性等および入学志願者に求める高等学校等での学習の取り組みは以下の通りです。

カリキュラム編成・カリキュラムに適応するために必要な入学時の能力や適性等
・教養教育科目
自然科学と技術の分野,文化の分野及び現代社会の分野に関する基礎的な知識を修得するために,専門に関する特定の教科や科目に留まらない幅広い知識や考え方を身に付けておくとともに,外国語科目(英語)を履修するための基本的な英語の学習力が必要です。
・インターフェース科目
現代社会の諸問題との接続を意識した問題発見能力や解決能力を修得するために,現代的な課題や事象に対する興味・関心だけでなく,学生同士のグループ学習やプレゼンテーションなどを含むアクティブ・ラーニングを積極的に行っていくための主体的な行動力や学習態度が必要です。
・専門教育科目
●グローバル人材を育成する教員に必要な英語コミュニケーションに関する科目を学ぶため,英語に関する基本的な能力と学習力が必要です。
●教育実習のように,実際の教育現場における学習活動を行うため,主体的な行動力や他者との基本的なコミュニケーション能力が必要です。
●教育学の基礎的な知識・理論,各教科の教育内容やその学習指導方法,障害のある幼児・児童・生徒に対する教育,並びに幼児教育・小学校教育・中学校教育の各教育段階のあいだの円滑な接続や連携に関わる科目を学ぶために,高等学校までに学ぶ幅広い教科・科目の知識と技能が必要です。
●教育のプロフェッショナルとして課題を発見し,それらを解決する能力を身につけるため,高等学校までに修得した知識・技能を活用して問題解決に繋げることができる思考力・判断力・表現力が必要です。

〈入学志願者に求める高等学校等での学習の取り組み〉
■幼小連携教育コース
高等学校で履修する全ての教科・科目について,基礎的な知識を幅広く学習し,自分の考えを分かり易く文章や口頭で表現できることが必要です。将来,教師として活躍するためには,教職についての意欲と関心を培い,幼児教育や初等教育,特別支援教育をめぐる諸問題に対して強い関心を持つことが必要です。大学入学前にボランティア活動や学校内外での諸活動など,将来教師になるにあたって糧となるような何らかの実践を経験できる機会があれば,積極的に挑戦することを期待します。
上記のことに加え,自らの学習活動や取り組みなどを通して,周囲の学生にも良い刺激をもたらすことで,本コースの教育・研究活動を活性化できる「主体的に学ぶ態度」を持った学生を歓迎します。

■小中連携教育コース
文系,理系に偏らず,高等学校で履修する全ての教科・科目について,基礎的な知識を幅広く学習し,自分の考えを分かり易く文章や口頭で表現できることが必要です。なお,技能が重要視される教科については,基礎的な技量をあわせて修得しておくことが求められます。将来,小学校や中学校などの教師として活躍するためには,初等教育や中等教育をめぐる諸問題に対して幅広い視野と強い関心を持ち,読書などを通して自分自身で考えておくことが必要です。大学入学前にボランティア活動や学校内外での諸活動など,教育に関わる何らかの実践を経験できる機会があれば,積極的に挑戦することを期待します。
上記のことに加え,自らの学習活動や取り組みなどを通して,周囲の学生にも良い刺激をもたらすことで,本コースの教育・研究活動を活性化できる「主体的に学ぶ態度」を持った学生を歓迎します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

教育方針(学位授与の方針)を具現化するために,以下の方針に基づいて教育課程を編成し,教育を実施する。
1.教育課程の編成
(1)効果的に学習成果を上げるために,教養教育科目と専門教育科目を順次的・体系的に配置した4年一貫の教育課程を編成する。
(2)教養教育については,各分野に対応した以下の科目を配置する。
●基礎的な知識と技能の分野
①教養教育において,市民社会の一員として必要となる基礎的な知識・技能に関する授業科目として,基本教養科目の自然科学と技術の分野,文化の分野及び現代社会の分野(芸術・スポーツを含む。)を,必修及び選択必修として幅広く履修できるように配置する。
②教養教育において,市民社会の一員として思考し活動するために必要な技能に関する授業科目として,外国語科目及び情報リテラシー科目を,初年次から必修及び選択必修として幅広く履修できるように配置し,基礎的な汎用技能を修得した上で,専門課程における応用へと発展的な学習につなげる。
●課題発見・解決能力の分野
○教養教育において,様々な課題を探求し,少人数クラスでの検討を通じて解決の道を探るための授業科目として,初年次の必修として配置する(大学入門科目Ⅰ)。また,現代的な課題を発見・探求し,問題解決につながる協調性と指導力を身につけさせるための科目を,選択必修として配置する(インターフェース科目)。
●個人と社会の持続的発展を支える力の分野
○教養教育において,多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力,持続的な学習力と社会への参画力,及び高い倫理観と社会的責任感に関する授業科目を,選択必修として履修できるように配置する(インターフェース科目)。
●その他の分野
○教養教育において,教育職員免許状の取得のために特に必要な授業科目(教育職員免許法施行規則第66条の6関係)のうち体育実技について,必修として履修できるように共通教職科目を配置する。
(3)専門教育科目については,教員として必要とされる体系的な知識や技能の修得を目的として,各分野に対応した以下の科目を配置する。
●基礎的な知識と技能
①教育分野に必要とされる基礎的な知識・技能に関する授業科目として,コース共通科目(各コースの趣旨・特色を活かすため,当該コースに所属する学生全員が専門の素養として共通に修めておくべき学力を育てるための科目)を配置する。また,大学が独自に設定する科目(教育実践フィールド演習Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ等)や教育実習,教職実践演習を配置する。
●課題発見・解決能力の分野
①教育のプロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力に関する授業科目として,教科及び教職に関する科目,幼小発達教育に関する科目,特別支援教育に関する科目など,教育学の基礎的な知識・理論,各科目の教科内容やその学習指導方法,障害のある幼児・児童・生徒に対する教育,並びに幼児教育・小学校教育・中学校教育の各教育段階のあいだの円滑な接続や連携に関わる科目を配置する(これらは,教育職員免許を取得するために必要な科目でもある)。また,本学部における4年間にわたる学修の集大成として,学生各自が指導教員と相談の上定めたテーマにつき,4年次の1年間を通じて研究に取り組むものとして,卒業研究を配置する。
②教育分野の課題発見につながる協調性と指導力に関する授業科目として,大学が独自に設定する科目(教育実践フィールド演習Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ)や教育実習を配置する。
●個人と社会の持続的発展を支える力の分野
①多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力に関する授業科目として,全学部の専門教育科目の中から各自の興味関心にしたがって選択できる科目として,自由選択科目を配置する。また,卒業研究を配置する。
②地域や社会への参画力と主体的に学び行動する力に関する授業科目として,大学が独自に設定する科目や教育実習,介護等体験,教職実践演習を配置する。
③高い倫理観と社会的責任感に関する授業科目として,大学が独自に設定する科目や教職実践演習などを配置する。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 佐賀大学の学士力を踏まえるとともに,上記の本学部の教育目的に照らして,学生が身につけるべき以下の具体的な学習成果の達成を学位授与の方針とする。また,学則の定める所定の単位を修得した者には,教授会の議を経て,学長が卒業を認定し,学位記を授与する。
1.基礎的な知識と技能
(1)市民社会の一員として共通に求められる基礎的な知識と技能に関する授業科目を履修・学修し,様々な学問分野(自然,文化,社会)における基本概念や思考方法を理解し,現代社会の諸問題,とりわけ教育や子どもに関わる諸問題について,自らの力で合理的かつ論理的に推論し判断することができる。
(2)グローバル社会の一員として思考し活動するための技能に関する授業科目を履修・学修し,日本語及び英語による文書と会話を通じて,他者の意思を的確に理解するとともに,自らの意思を表現し,他者から理解を得られるようなコミュニケーション・スキルを身につけている。また,ICT(情報通信技術)を活用して多様な情報を収集し,その真正性を分析・判断するとともに,その情報をモラルに則って適切かつ効果的に活用・管理することができる。
(3)教育分野に必要とされる基礎的な知識・技能に関する授業科目を履修・学修し,学校教育のしくみ,児童生徒のこころと発達,障害のある児童等への支援,教科内容や教育方法について,その基本的な概念や原理を理解して説明することができ,幅広く体系的に知識と技能を身につけている。 
2.課題発見・解決能力
(1)現代的課題を見出し,解決の方法を探る能力に関する授業科目を履修・学修し,実践演習型や問題解決型の学習を通して,いじめや不登校,児童虐待,発達障害等のある子ども達の様々な困難や子どもの貧困,子どもたちの情報モラル不足や理数離れなど,複雑化している現代の子どもをめぐる諸問題について関心をもち,それらの諸問題をその社会的・歴史的・心理的な背景や要因まで含めて多面的に考察して理解し,解決に必要な情報を収集し分析することができる。
(2)教育のプロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力に関する授業科目を履修・学修し,教育実習等において授業・指導の実践経験を積み,学校教育及び各教科の教育課題を発見し,当該分野の基礎的な知識と技法を応用して,その課題解決に取り組むことができる。
(3)教育分野の課題発見につながる協調性と指導力に関する授業科目を履修・学修し,種々の教育実践の経験を積み,学校教育における諸課題の解決のために他の教員と協調して行動し,子どもたちに対する指導力などを身につけ実践できる。
3.個人と社会の持続的発展を支える力
(1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力に関する授業科目を履修・学修し,平和が達成され,自然環境や社会的弱者にも配慮された社会を実現するため,自分自身が,各地域・各民族などの歴史や文化,伝統の違いを踏まえ,自己と同時に他者の立場に立って物事を考えることができるとともに,教育者として,そのような多角的思考や寛容の精神の重要性を,次代を担う子どもたちに対しても伝えることができる。
(2)地域や社会への参画力と主体的に学び行動する力に関する授業科目を履修・学修し,地域や社会における学校教育や現代の子どもをめぐる様々な問題に関心を向け,自らの目標をもって主体的に学習する習慣を身につけている。また,そうした諸問題に的確に対応するため,継続的に自己研鑽に励む意欲と態度を備え,地域や社会における自らの役割を積極的に果たしうる。
(3)高い倫理観と社会的責任感に関する授業科目を履修・学修し,高い倫理観と豊かな人間性を育み,教育者(教員)としての責務を自覚して,自己の能力を地域や社会に還元する強い志をもち,社会人としての規範に従って行動できるとともに,教育者(教員)として社会の健全な維持発展に主体的に寄与しようとする姿勢を身につけている。

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■幼小連携教育コースの教育目標
①教員としての責任と使命を持ち、学校教育をめぐる今日的な課題の解決に取り組むことができる力量を育成します。
②子どもの発達についての確かな理解を持ち、子ども一人ひとりの状態に応じた支援を展開できる力量を育成します。
③保護者や家庭など子どもの生活と関わる他機関と連携し、子どもの育ちを支える役割を担うことができる力量を育成します。

■小中連携教育コースの教育目標
①教員としての責任を自覚し、学校教育をめぐる今日的な課題の解決に真摯な姿勢で取り組むことができる力量を育成します。
②児童生徒の発達についての確かな理解を持ち、保護者や地域と手を携えながら、一人ひとりの心身の状態に応じた教育を展開できる力量を育成します。
③児童生徒の知的好奇心に応えるとともに、学修内容の確かな理解へと導くことができる力量を育成します。