学部・研究科等の特色等
1. 生命科学を基盤とした教育と研究
食品成分の機能性や個人ごとの栄養摂取量の提案など、「食」と健康に関して大きな関心が寄せられています。また、地球規模での食糧生産や食品の安心・安全の問題、環境汚染の問題など、「環境」と健康に関して多くの解決すべき課題があります。これらの課題に取り組むため、本学部では化学、生物学、物理学を基盤とした体系的な教育と研究を展開しています。
2. 社会において求められる力を養う卒業研究
学部の講義・実験・実習で学んだ知識をベースとして、一人一人が個別のテーマに取り組み、その成果を論文にまとめ、発表会でプレゼンテーションします。卒業研究に真摯に取り組むことで、社会で活躍するために必要とされる「学問する」能力、すなわち問題を提起し、試行錯誤を繰り返しながら今まで見えていなかった物事の本質を見えるようにする能力を養うことができます。さらに、自分の研究をマネジメントする能力、研究結果をわかりやすく伝えるためのコミュニケーション能力も身につきます。これら能力は、これからの社会において求められる力です。さらに、大学院に進学してこれらの能力を研鑽することにより、プロフェッショナル人材として活躍し続けるために必要な素養を身につけることができます。
3. 3学科の緊密な連携
食品生命科学科は、栄養学を深く理解した食品科学者・食品技術者の養成を、栄養生命科学科は、生命科学を理解した実践能力の高い管理栄養士の養成を、環境生命科学科は、食の安全性とヒトの健康科学を理解した環境科学者・環境技術者の養成をそれぞれの目標にしています。3学科は、共通の講義や研究室間の共同研究などの緊密な連携体制をとっており、人材育成と研究の両面で成果をあげています。