学部・研究科等ごとの目的
広島大学卓越大学院・大学院リーディングプログラム機構は、履修上の組織として、卓越大学院プログラム及び博士課程リーダー育成プログラムを開設し、次のとおり人材の育成目的を定めています。
博士課程リーダー育成プログラムでは、本学大学院に優秀な学生を受入れ、従来の学問分野・研究領域の枠組みを超えて、独創的に課題に挑み、幅広い知識をもとに物事の本質を見抜く力等を備えたリーダーを育成することを目的としています。
卓越大学院プログラムでは、新たな知の創造と活用を主導し、次代を牽引する価値を創出するとともに、社会的課題の解決に挑戦して、社会にイノベーションをもたらすことができる高度な知のプロフェッショナルを育成することを目的としています。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
【放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム】
放射線による災害は全世界に影響を及ぼすグローバルな問題であり、それに対処し放射線災害復興を担うためには、学際力、国際力、マネジメント力を備えた人材が必要です。 本プログラムでは、医学、環境学、工学、理学、社会学、教育学、心理学などの基礎的知識を有し、放射線災害からの復興を、「放射線災害から生命を護る」、「放射能から環境を護る」、「放射能から社会と子どもを護る」観点から、横断的かつ統合的にマネジメントし、国際的に活躍できる分野横断・統合的グローバルリーダーの育成を目指しており、次のような学生を求めています。
1.横断的知識と技術を身につけ、社会の発展に貢献したい人
2.人の痛みがわかり、災害復興に貢献したいと強く願う人
3.リーダーとなって、地域・国際社会で活躍したい人
4.意欲、行動力、責任力、人間力に優れた人
これらの人を受け入れるため、ディプロマ・ポリシー及びカリキュラム・ポリシーを踏まえ、面接試験、学力試験、外部試験等を用いた多面的・総合的な評価による選抜を実施します。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
【放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム】
「放射線災害復興のグローバルリーダー」であるフェニックスリーダーの根幹を成す3つの能力、すなわち「国際力」・「学際力」・「マネジメント力」を養成するための仕組みとして、次のような教育システムを構築しています。
・産官学連携を基盤とした国内外での実践教育(フィールドワークやインターンシップなど)
・分野を超えた実践技術やリスク対応能力を修得する実践型コースワーク
・分野を超えた知識基盤を修得する分野横断共通科目と分野融合型専門科目
・国内外専門講師による徹底した国際化教育
【たおやかで平和な共生社会創生プログラム】
多様化する地域社会のフィールド・デマンドに機動的に対応できる全学横断型の教育コースとオンサイト教育による提案支援型教育を提供します。たおやかで平和な共生社会の創生を目指し、既存学問分野の枠にとらわれず、大学(オンキャンパス)と現場(オンサイト)の教育を通じて、広島大学の「平和を希求する精神」を強く抱き、文化共生、技術適応、社会変革といった切り口から多文化共生課題に挑戦する人材の育成に取り組みます。 本プログラムは、異分野協働でのオンサイト教育を中心とすることを大きな特徴としています。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
【放射線災害復興を推進するフェニックスリーダー育成プログラム】
(1) プログラム履修生が所属する研究科が定める学位授与方針(ディプロマポリシー)を基本とします。
(2) 大学院リーディングプログラム機構によるプログラム修了判定(プログラム修了要件単位数等の確認及び審査委員会からの報告に基づく審査)をもって、プログラム修了者としての質(国際力・学際力・マネジメント力)を保証します。
(3) プログラム履修生が所属する研究科教授会による博士学位論文審査をもって、博士としての質を保証します。
【たおやかで平和な共生社会創生プログラム】
(1) プログラム履修生が所属する研究科が定める学位授与方針(ディプロマポリシー)を基本とします。
(2) 大学院リーディングプログラム機構によるプログラム修了判定(プログラム修了要件単位数等の確認及び審査委員会からの報告に基づく審査)をもって、プログラム修了者としての質(多角的思考力・自主性・実行力・創造力)を保証します。
(3) プログラム履修生が所属する研究科教授会による博士学位論文審査をもって、博士としての質を保証します。