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健康栄養学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

健康栄養学部は、人間や健康、環境の本質を理解しながら、生命の基源である「食」を探究し、人々が健康に生活できるよう幅広い分野で貢献できる人材を養成することを目的とする。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

 健康栄養学部は、人間や健康の本質を理解しながら、生命の源である「食」を探究し、人々が健康に生活できるよう貢献できる栄養や食生活の専門家を養成することを目的としています。
 したがって、健康栄養学部では、次のような人を求めています。

求める学生像
1 地域社会や人間、健康そして「食」に対して興味・関心を持ち、さらにこれらを探求する意欲のある人〔関心・意欲〕

2 物事に主体的かつ積極的に取り組む姿勢をもつ人〔主体性〕

3 健康栄養学部の専門分野を学ぶために、高等学校等で修得すべき理系科目も含めた基礎的な知識・教養を身につけた人〔知識・教養〕

4 幅広い視野と柔軟な感性を有し、今までの知識・教養をもとに論理的な思考によって適切に判断できる人〔思考力・判断力〕

5 社会の一員であることを自覚し、他人の立場にたって考えることができ、コミュニケーション能力がある人〔表現力・協働性〕

入学者選抜の基本方針
 健康栄養学部が行う入学者の選抜方法には、一般選抜(前期日程)、学校推薦型選抜(県内・全国)、社会人選抜、私費外国人留学生選抜があります。

・一般選抜(前期日程)
大学入学共通テストの国語・数学・理科・外国語を課すとともに、個別学力検査等では、面接を行います。面接は、プレゼンテーション形式で行い、受験者は与えられたテーマに関して自分の考えを決められた時間内でまとめて、発表(プレゼンテーション)します。面接者は、調査書も参考にして質問し、関心・意欲、知識・教養、思考力・判断力・表現力、主体性・協働性を評価します。

・学校推薦型選抜(県内・全国)
学校長が推薦する者を対象として、調査書により基礎学力を評価するとともに、小論文と面接により健康栄養学部で学ぶ上で必要な関心・意欲、知識・教養、思考力・判断力・表現力、主体性・協働性を評価します。なお、面接は、プレゼンテーション形式で行い、受験者は与えられたテーマに関して自分の考えを決められた時間内でまとめて、発表(プレゼンテーション)します。面接者は、調査書・推薦書も参考にして質問します。

・社会人選抜
社会人の経験を有する者を対象として、学校推薦型選抜や一般選抜同様、プレゼンテーション形式の面接を行うとともに、高等学校等までの理科・数学の基礎的な学力に関する口頭試問を行うことで、関心・意欲、知識・教養、思考力・判断力・表現力、主体性・協働性を総合的に評価します。

・私費外国人留学生選抜
日本国籍を有しない者を対象として、大学での学習に必要な基礎的な日本語能力と数学や理科の知識を評価するために日本留学試験を用います。面接では、理科・数学の基礎的な学力に関する口頭試問を行うとともに、日本語によるプレゼンテーション形式の面接を行います。面接者は、日本留学試験の日本語「記述」答案や志望動機書も参考にして質問します。これらにより、関心・意欲、知識・教養、思考力・判断力・表現力、主体性・協働性を総合的に評価します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

健康栄養学部では、ディプロマ・ポリシーを達成するために、「共通教養教育科目」と「専門教育科目」を置く。

1 共通教養教育科目
(1)共生社会の市民の素養を身につけるため、コミュニケーションスキル (リテラシー科目)、数理・データサイエンス・人工知能(AI)の基礎的な知識・技能(データサイエンス科目)、諸科学の基本的な知識 (教養基礎科目)、地域社会や国際社会の課題(課題別教養科目)、生涯にわたる健康の維持・増進のための知識・技能 (健康スポーツ科目)、地域課題への実践的取り組み (域学共生科目) を学ぶ科目群を設置する。
(2)英語コミュニケーションは1、2年次必修とし、域学共生科目中の基礎的科目は必修、応用的科目は選択とする。他の科目は各自の興味・関心に応じて選択して履修させる。
(3)可能な限り少人数で、アクティブラーニングの手法を取り入れ、個々の科目の特性や内容に応じた多様な形式で授業を実施し、きめ細かな学修評価を行う。

2 専門教育科目
国際性及び社会性を持った管理栄養士を養成するために、「基礎科目」「専門基礎分野」「専門分野」の3科目群を置く。それぞれの科目群を構成する科目については、基礎から応用・発展段階へと連続的に配置する。
(カリキュラムの構造・教育内容)
(1)基礎科目の科目については、他の専門教育科目を履修する上で必要な予備知識や基礎学力を向上させるための補完科目として設置する。
(2)専門基礎分野の科目については、専門分野における知識や技術を修得するための基盤を身につけるために設置する。専門基礎分野を3つの科目群に分け、それぞれ「社会・環境と健康」「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」「食べ物と健康」を教育内容として位置づける。「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」と「食べ物と健康」の科目群によって、人間や生活についての理解を深めさせ、「社会・環境と健康」の科目群によって、社会や環境、健康と食生活について理解させる。
(3)専門基礎分野の中に、それぞれの教育内容の理解を深めるとともに必要な技能を修得することを目的として、「実験・実習」科目を設置する。
(4)専門分野の科目については、様々な領域において管理栄養士や栄養教諭としての専門性を高めるために設置する。専門分野を主に6つの科目群に分け、それぞれ「基礎栄養学」「応用栄養学」「栄養教育論」「臨床栄養学」「公衆栄養学」「給食経営管理論」を教育内容として位置づけるとともに、専門分野を横断して、栄養評価や栄養管理が行える総合的な能力を養うことを目的とした「総合演習」科目を設置する。
(5)専門分野の中に、管理栄養士として必要な技能を修得することを目的として、「実験・実習」科目を設置する。
(6)専門分野の「実験・実習」科目の中に「臨地実習」科目を設置し、実践活動の場で課題を発見し、それを解決することを通して、他者とのコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を身につけるとともに、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識及び技術の統合を図る。
(7)この他、企業や公共団体等において、その事業内容に応じた社会体験を行う「企業実習」と、一連の研究プロセスを経験することで、課題を解決する能力を身につけるための「卒業研究」を設置する。

(履修方法・順序)
(1)基礎科目は、1年次に履修する。
(2)専門基礎分野のうち「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」と「食べ物と健康」の科目は、主に1、2年次に履修する。「社会・環境と健康」の科目は、主に3年次に履修する。
(3)専門分野の科目については、主に2、3年次に履修する。
(4)専門分野の「臨地実習」科目は、3年次に履修する。
(5)「企業実習」と「卒業研究」は、4年次に履修する。

(教育方法)
(1)専門教育科目に、共通教養教育科目のうちの必修科目と履修を推奨する選択科目を加えた「健康栄養学部カリキュラム構成図・履修モデル」「健康栄養学部履修モデル(栄養教諭)」を提示し、履修指導を行う。
(2)「実験・実習」科目以外の基礎科目、専門基礎分野、専門分野の科目は、事前・事後課題を与える他、グループワークや演習等により、学生が主体的に学ぶ方法を取り入れる。

(評価)
各授業科目では、達成目標を定め、達成目標並びに成績の評価方法と評価基準を学生に周知し、それに基づき成績を評価する。学生の「授業評価アンケート」による授業評価と、卒業前に行う「管理栄養士専門的能力到達度アンケート」による学生の自己評価の2つの評価に基づいてカリキュラムの評価・改善を図ることで、教育の質の保証に努める。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

豊かな教養と社会の諸問題に取り組む態度を身につけ、人間や健康の本質を理解しながら、生命の源である「食」を探究し、人々が健康に生活できるよう貢献できることを目指し、以下の各項目における能力を身につけた者に学士の学位を授与する。

(知識・理解)
1 広範な学問領域における教養を身につけることで、グローバル化する現代社会の諸問題や地域社会の特性を理解することができる。
2 健康の保持増進、傷病の予防・回復のために必要な栄養学的知識と技術、指導方法を修得している。

(汎用的・実践的技能)
3 地域を取りまく諸問題の解決に必要な情報を収集・分析・整理して、提案することができる。
4 管理栄養士に必要とされる知識、技能、態度及び考え方の総合的能力を身につけている。

(態度・志向性)
5 栄養や食生活の専門家として、知識や技術を高めるよう生涯にわたって努力することができる。

(総合的な学習経験と創造的思考力)
6 公衆衛生を理解し、保健・医療・福祉・介護システムの中で、栄養・給食関連サービスのマネジメントを行うことができる。
7 健康の保持増進、疾病の一次、二次、三次予防のための栄養教育、食生活指導を行うことができる。

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