文学部

　文学部は、第五高等学校を前身とし、昭和24年5月に熊本大学法文学部文学科として設置され、昭和54年4月に文学部として独立しました。目指しているのは、幅広く豊かな教養と人文・社会科学に関する確かな専門的知識を有し、創造的知性をもって自ら課題を発見・解決する実践的な能力および21世紀に生きる人間に必要なグローバルな視野と市民的公共心を備え、社会に貢献できる人材の育成です。教育では、特定の専門知識や技術を身につけるだけでなく、今を生きる人として求められる「総合力」を涵養することを重視し、①系統的かつ柔軟で発展性のある指導、② 個々の学生の関心に応じる少人数教育、③ 現代社会に対応した実践的教育、④総合的なメディア・リテラシー教育に力を入れています。平成31年4月に方言や伝統芸能、祭りなどの伝統的な文化資源に加え、漫画やアニメ、舞台、音楽などの同時代の文化資源を発掘し、付加価値をつけて発信できる人材を育成する「現代文化資源学コース」、令和3年4月にグローバル人材に求められる異文化理解や多文化共生能力を目指す「多言語文化学コース」を加え、総合人間学科、歴史学科、文学科、コミュニケーション情報学科の4学科10教育コース体制となりました。各コースでは、3年次から22の教育研究領域に分かれ、それぞれの専門的知識を深めるとともに、今を生きる人として求められる総合力・実践力を磨き、社会の多方面で活躍できる人材の育成に努めています。