学部・研究科等の特色等
本研究科は、グローバルな視点と高度な専門能力を持つ「高度専門職業人」を養成することを目的としています。
そのため，国立大学最大規模を誇る経済学部の特質をフルに活用し、大学院教育を行います。多様で豊富なカリキュラムと、課題に対する多面的なアプローチを提供することが可能となっています。
より効果的な教育を行うため、博士前期課程は、経済学専攻、経営学専攻、経営分析学専攻の3つの専攻を有します。その中で、戦略的思考を有した地方行政のプロフェッショナルから、戦略的マネジメントやマーケティングの専門家、起業家，税理士、高度なデータ分析専門家など、多彩な高度専門職業人の養成に対応しています。
また，アカデミックな目で現職務を見直し自分の進む道を再確認したい方、実務経験を総括し生涯の知的満足を満たしたい方，アカデミックなアプローチを通じて培われる能力を高度専門職業人として生かしたい方や研究者を目指す方にも適しています。
これらの専攻を充実したものにするため、他大学院では見られない多様で豊富な専任教員を本研究科に配し、学際的で総合的な社会科学的知識を提供しています。その上で、主指導教員と協力して研究生活を支援する副指導教員制度を敷くなど、きめ細かく手厚い研究支援体制を組んでいます。
●経済学専攻
経済学専攻は、現代の経済システム、社会システムに関する諸分野で構成されています。
本専攻では、現代の複雑な経済・社会システムに関する理論・歴史・政策・制度等における高度な専門知識を教授し、その応用能力を育成します。これらの能力は、現代の地域社会が抱える問題と真摯に取り組み、地域社会の豊かな発展を導く創造的政策を提言したり、あるいはその実現を力強く牽引し、また巧みに支援したりする地方公務員やNPO/NGO実務家等に求められます。こうした能力は母国の経済開発に貢献したい留学生にもおおいに役立ちます。
詳細リンク（大学HPへ） https://www.econ.shiga-u.ac.jp/econ/3/1/2/
●経営学専攻
経営学専攻は、現代の企業等が抱える経営課題に対応し、経営分野、会計分野および社会システム分野で構成されます。
本専攻では、実践的応用力の養成を強く意識しながら、ビジネスの主要分野についての専門的知識を包括的に提供します。さらに、歴史的な視点をも培い、鋭い発想力とスケールの大きな洞察力を兼ね備えてビジネスの創造的発展に寄与できる専門職業人の養成を目指します。また、企業の経理担当者あるいは税理士など税務のプロとしての高度な専門的・実践的知識の習得にも対応しています。
詳細リンク（大学HPへ） https://www.econ.shiga-u.ac.jp/econ/3/1/3/
【ビジネス・データサイエンス専修プログラム】
データサイエンス研究科との連携によって、企業派遣などの社会人でも、集中的学習とキャリアとの両立を図れ、一年間の集中的な学習で修了可能な社会人のための「ビジネス・データサイエンス専修プログラム」（6名程度）を設定しています。
本プログラムは、経済学専攻および経営学専攻の社会人入試（一般社会人・派遣社会人）の選抜に導入しますが、出願資格として、3年以上の実務経験が加わります。また、データサイエンス研究科の授業を受講する必要があるため、統計検定2級（一般財団法人統計質保証推進協会）程度を理解していることが望まれます。
詳細リンク（大学HPへ）https://www.econ.shiga-u.ac.jp/econ/3/1/8/
【入学前学習プログラム】
合格者の方を対象に「学習計画書」等を求め、経済学専攻、経営学専攻、経営分析学専攻の主要科目のテキストを参考に、現在の自分の学力に応じた入学までの学習計画を立て、入学するまでの時間を効率的に利用し、必要な学力を身につけていただくことを目的に、入学前学習プログラムを実施しています。
また、希望者には、大学院の指導予定教員から必要に応じたアドバイスが受けられる学習相談の機会も設けています。
