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環境人間学研究科(博士前期課程)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

◆教育研究上の目的
 環境と人間に関する学際的、融合的なアプローチを通じて、新たな環境創造を担う高度な識見、研究力をもった人材の育成を教育理念としている。この理念の実現に向けて、人間学の基本に立ちながら、社会のニーズに応える高度な専門知識と問題発見能力を持ち、かつ環境に関する諸問題を体系的、総合的に分析・解明できる能力を有する専門職業人の養成を目的とします。
 前期課程においては、諸専門の知識や情報を組織して問題解決に向かう研究態度を身につけた研究者としての能力を備え、さらに社会のニーズに応える高度の専門知識と総合的、実践的な問題発見・解決能力を身につけた人材の養成を目指します。

◆育成する人材像
 環境と人間に関する学際的、融合的なアプローチを通じて、新たな環境創造を担う高度な識見と、環境に関する諸問題を体系的・総合的に分析・解明できる研究力を有する人材。
 人間学の基本に立ちながら、21世紀の自然環境、科学技術、地域社会、人間、あるいはその関係性はどうあるべきかという視点で考究し、社会のニーズに応える高度な専門知識と問題発見能力を備えた人材。

 

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

[入学前に必要な能力や適性など]
【博士前期課程】
◆求める学生像
1.環境に関する諸問題に関心を持ち、専門職業人としての基礎的な学問を学び、研究を行う意欲がある人
2.環境に関する諸問題に対して、より広い視野、高度な知識、鋭い先見性をもって、体系的な問題発見・分析能力、および技術を身に付けることを目指している人
3.環境に関する諸問題に対応する方策を具体的に考察し、知的好奇心を持って積極的・活動的に取り組む行動力がある人
4.環境と人間との相互作用として、人間の健康や文化の多様性を探求し、環境共生社会の実現に向けた具体的な方策を考えようとしている人

◆アドミッション・ポリシー
1.知識・技能
出身学部、職場などで学んだ高度な専門的知識と問題発見能力を駆使して、社会のニーズに応えるため、現代社会が抱える様々な課題を体系的・総合的に分析・解明できる能力を有する人
2.思考力・判断力・表現力
出身学部で深めた学識や社会人としての経験や仕事を通して、環境人間学の大切さを認識し、その実践力を向上させていくための思考力、判断力、表現力を身に付けることができる人
3.主体性・多様性・協働性
人間社会のニーズに応える諸課題の解決に対して、環境人間学を積極的に応用し、環境と人間に関する学際融合のアプローチを通じて、その方策を見出すために、主体性、多様性、協働性を身に付けることができる人

[入学後に求めること・持つべき目的、意欲など]
【博士前期課程】
(求める学生像)
これらの分野で、次代を担う環境人間学に関する知識・技能の両者を複眼的に兼ね備え、環境共生社会の実現に質する学際的な研究や技術開発に主体的に貢献できる技術者、高度専門職業人及び研究者となるための勉学、研究意欲にあふれた人

[入学前に学習しておくことが期待される内容]
【博士前期課程】
環境人間学研究科博士前期課程で学ぶために必要な学士課程卒業相当の基礎学力と、幅広い教養及び一定程度の専門性

[入学選抜における評価方法、その比重等]
【博士前期課程】
本研究科では、国内外の大学で、理系学部のみでなく、文系学部で学士を取得した人、高等専門学校専攻科を修了した人、社会人として本研究科の研究課題と関係のある業務に携わってきた人など、広い分野からの学生を求めている。
本研究科では、入学者選抜の基本方針として、受験機会の複数化を保証し、本研究科の教育理念・目標に合致した学生の選抜を行っている。博士前期課程では、特別選抜(推薦)、一般選抜、特別選抜(社会人、外国人)などの選抜を実施している。入学者の選抜は、外国語運用能力、学力試験及び口述試験、面接、研究計画書など出願書類により、志願者の能力や資質に関した総合的な評価に基づき、熱意と可能性を有する多彩な人材の選抜を実施している。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

1.博士前期・後期課程ともに、環境創造を担う高度な識見と、環境に関する諸問題を体系的・総合的に分析・解明できる研究力を身につけるために、指導教員による少人数指導を通じた綿密、かつ独創的な研究指導を実施する。
2.博士前期課程の1・2年次には、人間環境・社会環境・共生博物の各部門の専門科目を通じて、従来の学問領域の枠にとらわれない幅広い知識について学ぶために、リサーチトレーニング特論、および人間環境・社会環境・共生博物の各部門の専門科目を提供する。
3.博士前期課程の1年次には、専門とする研究領域の基礎的知識、およびその研究方法論について指導教員より学ぶために、特別ゼミナールⅠ(前期)、特別ゼミナールⅠ(後期)、特別ゼミナールⅡ(前期)、特別ゼミナールⅡ(後期)、特別実験(前期)、特別実験(後期)、特別フィールド研究Ⅰを提供する。
4.博士前期課程の2年次には、専門とする研究領域の応用的知識、およびその研究方法論について指導教員より学ぶために、特別研究(前期)、特別研究(後期)、特別フィールド研究Ⅱ、特別フィールド研究Ⅲを提供する。
5.博士前期・後期の両課程を通じて、姫路環境人間キャンパス、自然・環境科学研究所をベースとして、県全体を学習の場とする新たな学問的知見について学べる機会と場を設置する。
6.学修成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容、論文の審査結果等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

◆下記の能力を身につけた学生に学位を授与する。
【博士前期課程】
1.諸専門の知識や情報を組織して問題解決に向かう研究態度を身につけている
2.社会のニーズに応える高度の専門知識と総合的、実践的な問題発見‧解決能力を身につけている