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工学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

機械システム工学科
 ものづくり技術の基本となる専門分野とともに、環境に配慮した安全な社会の構築に役立つ新しい科学技術に関する教育研究を行い、基礎的な専門知識及び技術を有し、創造力及び実践力を備えた人材を養成すること。

電気電子工学科
 持続可能で豊かな社会を支える電気電子工学に関連する教育研究を推進し、電気電子工学分野の基礎と実践的応用力を備え、高度な技術開発を通じて、地域に貢献し国内外で活躍できる人材を育成すること。

環境・社会基盤工学科
 循環型社会の構築、自然との共生及び地球環境の保全に関する教育研究を行い、地域から地球規模までの環境問題に広い視野で解決策を提案できる知識及び技術を有し、創造力及び実践力を備えた人材を養成すること。

生物工学科
 微生物、生化学、有機化学、植物、食品及び生物情報に関する教育研究を行い、環境にやさしいグリーンバイオテクノロジーの研究及び開発に携わるために必要な基礎的な知識及び技術を備えた人材を養成すること。

医薬品工学科
 富山県の主要産業である医薬品関連分野の基礎を幅広く教育するとともに、工学の観点から、医薬品の研究・開発・製造に関わる教育研究を行い、優れた医薬品をつくるために必要な基礎的な知識と技術を備えた人材を育成すること。

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入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

富山県立大学入学者受入方針 [アドミッション・ポリシー]

富山県立大学は、科学技術の素養に富み人間性豊かな人材、そして創造力と実践力を兼ね備え、地域および社会に貢献できる人材の育成を教育の基本方針としています。

工学部
工学部では、21世紀の重要な課題である「自然や人間に優しい技術の創出」に役立つ教育研究を重点として、しっかりとした専門的学力と深い探究心を育てることに力を注いでいます。さらに、かの「万能の天才」レオナルド・ダ・ヴィンチの旺盛な創造意欲や好奇心に学び、新たな可能性にチャレンジする気概を育てることをめざしています。
以上のような教育方針のもと、学生の皆さんの成長を確かなものとするために、次のような心構えや意欲を持った学生の入学を希望します。
1 自然科学に興味を持ち、科学技術の基盤となる理系の基礎学力がある。
2 困難な問題に直面しても、問題の解決に向けて努力しようとする。
3 自分で考え、自分の言葉で表現しようとする。
4 自然・環境や人間を大切にし、自らの活動を通して社会に貢献したいと思う。

機械システム工学科では特に次のような人を求めます
機械工学分野の基礎知識と学力を身につけ、幅広い視野をもって機械技術者の立場から地球環境問題などの今日的課題に立ち向かう意欲のある人

電気電子工学科では特に次のような人を求めます
電気・電子・通信・制御の各分野の基礎知識と技術者としての考え方を身につけ、社会の変化に対応できる高度な電気・電子技術や通信・制御システムの開発に挑戦する意欲のある人

環境・社会基盤工学科では特に次のような人を求めます
循環型社会の構築、自然との共生及び地球環境保全に貢献する知識・技術を身につけ、広い視野にたってさまざまな環境問題を解決しようとする意欲のある人

生物工学科では特に次のような人を求めます
化学と生物学に興味を持ち、自然環境と調和するバイオテクノロジーによる豊かな社会を作り、生命・食・環境に関わる課題を解決する意欲のある人

医薬品工学科では特に次のような人を求めます
健康長寿社会の実現に向けて、工学の視点から研究・開発・製造を行い、優れた医薬品や医療技術を生み出す意欲のある人

<入学者選抜の基本方針>
本学の求める学生像に合致した人材を幅広くかつ的確に見出すために、多様な選抜方式を実施します。
【一般選抜(前期日程)】
理系の基礎学力を重視します。大学入学共通テストを課すことにより、大学教育を受けるために必要な基礎学力を評価します。さらに、理系の知識と、それを活用した論理的な思考力・判断力・表現力等の能力とを評価する個別学力検査を課し、これらと調査書の内容を総合して選抜します。
【一般選抜(後期日程)】
理系の基礎学力を重視します。大学入学共通テストを課すことにより、大学教育を受けるために必要な基礎学力を評価し、これと調査書の内容を総合して選抜します。個別学力検査は課しませんが、大学入学共通テストについては前期日程より数学、理科を重視した配点とし、理系の知識と、それを活用した論理的な思考力や判断力等の能力とを評価します。
【学校推薦型選抜】
英語、数学の基礎学力テストを課すことにより、大学教育を受けるために必要な基礎学力を評価します。これと論理的な思考力・判断力・表現力等の能力、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を評価する面接及び出願書類の内容を総合して選抜します。
【私費外国人留学生入試】
日本語と理系教科(数学、理科)の日本留学試験を課すことにより、大学教育を受けるために必要な基礎学力を評価します。これと論理的な思考力・判断力・表現力及び英語の基礎的な能力等を評価する面接及び出願書類の内容を総合して選抜します。
【編入学試験】
自然科学に関する分野の総合問題を課すとともに、面接において志望理由、志望学科に関連する分野の質問を行い、これらと出願書類の内容を総合して選抜します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

<工学部>
 工学部では、技術者として必要な素養と、社会と地域の持続的発展や人々の幸せな暮らしに役立つ「工学」に心を向ける技術者マインド(工学心)とを持った人材の育成を教育目標に掲げている。これらを達成するために、次の観点から教育課程を編成している。
1.少人数教育により自然科学および各専門分野の領域における基礎知識を身につけさせ、主体的に課題に挑戦する意欲を育む。
2.社会・文化・自然・環境について広く理解させ、豊かな人間性を涵養する。
3.持続可能な社会の実現に向け、環境に対する広い視野と倫理観(環境リテラシー)を身につけさせる。
4.コミュニケーション能力、情報リテラシーおよび英語運用能力を養成するとともに、社会的責任感と技術者としての倫理観を身につけさせ、生涯にわたりキャリアを形成していく力を育む。
5.実験・実習を重視した教育により研究開発における課題解決能力、技術者としての実践力を身につけさせる。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

工学部
 建学の理念と目的に則り、以下の要件を満たす学生に対し卒業を認定し、「学士(工学)」の学位を授与します。
1 工学の基礎知識を有し、主体的に課題に挑戦できる。
2 社会・文化・自然・環境について広い視野と深い洞察力を有し、技術者としての社会的責任を理解している。
3 社会人として必要な基礎能力(コミュニケーション能力、情報活用力、言語能力、キャリア形成力)を有している。
4 研究開発における課題解決能力と技術者としての実践力を備えている。