多様化する学校現場の教育課題の解決・改善に関して、専門的な立場から支援できる人材を養成します。
具体的には、公認心理師や臨床心理士、予防教育の専門家、グローバルな視野をもった国内外の教育リーダーや支援者、日本語教授者などの教育人材が挙げられます。
学部・研究科等ごとの目的
大学院学校教育研究科の修士課程は、広い視野に立って精深な学識を授け、教育等に関する理論と応用及び教育実践の場における教育研究能力を教授研究し、その深奥をきわめ、併せて現代における様々な教育課題の解決・改善及び日本型教育システムにより開発途上国の教育改善を支援できる能力を培うとともに、教育等にたずさわる者の使命と熱意に応え、その研究研鑽を推進することを目的とする。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
【求める学生像】
学校教育研究科修士課程においては、多様化する教育課題の解決・改善に関して、広い視野から専門的な知見に基づき支援できる人材及び日本型教育システムを学び開発途上国の教育改善を支援する人材を養成することを目的としています。
入学者の選抜にあたっては、教育課題の解決・改善に向けて、学校・地域(国際社会を含む)・家庭と連携・協働しながら主体的・創造的に取り組んでいこうとする意欲と、高度な専門的知識を探究する高度な研究能力と、その成果を社会に還元するとともに具体的な課題解決に結びつけていこうとする社会的実践力をもった、学校・地域の教育力の向上及び開発途上国の教育改善に積極的に関わる専門家になることを志向する者を基本に選抜します。
【入学者選抜の基本方針】
選抜者の判定は、各コース・分野・領域ごとに、筆記試験又は小論文、及び口述試験の成績の高得点者から行うことを原則とします。特に、志願するコース・分野・領域の専門的知識、研究テーマに関する基礎的知識及び専門職業人としての意欲・適性について審査します。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
本学の理念・目的を踏まえるとともに、現代の教育課題の解決・改善に関して、専門的な立場から支援できる人材及び開発途上国の教育改善を支援する人材を養成するために、カリキュラムを次のような基本的な考え方に基づいて編成し実践します。
(1)カリキュラムの編成
現代の多様化する教育及び教育を取り巻く諸課題を踏まえ、各コースで育成しようとする人材像と合致した高度の専門性と研究能力を身に付けるとともに、学校教育や地域(国際社会を含む)、家庭と連携しながら現代の教育課題の解決・改善を先導できる社会的実践力を高めることをねらいとする専門科目によりカリキュラムを編成します。
(2) 教育の実施体制
各授業科目を担う本学教員が、現代の多様化する教育及び教育を取り巻く諸課題についての十分な理解の元、そうした諸課題の解決・改善を支援できる専門家に必要とされる理論的・実践的な力量についての観点や内容を共有し、協働する体制を構築して教育を進めます。
(3)教育の評価体制
各授業科目では、本専攻の理念・目的に沿った到達目標を定め、到達目標並びに評価の基準・方法を学生に周知し、成績評価を行うとともに、学生による授業評価を実施します。その評価結果に基づいてカリキュラムの評価・改善を図ることで教育の質の保証に努めます。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
本学では、修学の成果の評価と認定に係る基準として修士課程における学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を次のように定めます。
1.本学の教育課程において、現代の教育をめぐる諸課題の解決・改善及び開発途上国の教育改善を支援できる専門家に必要とされる高度な理論的・実践的な力量として、以下に示す能力を身に付け、所定の単位を修得していること。
①自らの社会的責務を自覚し、教育及び教育を取り巻く諸課題の解決・改善に向けて、専門家として学校・地域(国際社会を含む)・家庭と連携・協働しながら主体的・創造的に取り組むことのできる能力
②自らの専門分野に関する高度の専門的知識と探究力とともに、それらを教育課題の解決・改善に結びつけることのできる社会的実践力及び研究成果の社会的発信力
③学校・地域並びに開発途上国の教育力の向上という観点から、自己の研究課題と成果を的確に省察し、改善に向けてたえず学びに向かおうとする力
2.本学の教育課程において、学校・地域並びに開発途上国の教育力の向上という観点を踏まえた自己の研究課題に対する考察を深め、学位論文をまとめ,審査及び試験に合格していること。