大学の基本情報
- 大学名
- 山梨県立大学
- 本部所在地
- 山梨県甲府市
- 設立年(設置認可年)
- 2004
- 大学の連絡先(代表番号、メールアドレスなど)
- 055-224-5261
- 大学の種類
- 公立・大学(大学院大学を含む)
- 総学生数(学部)
- 1,110人
- 総学生数(大学院)
- 29人
- 総教員数(本務者)
- 126人
(2022年5月1日現在)
大学の教育研究上の目的や建学の精神
〇グローカルな知の拠点となる大学
山梨県立大学は地域に開かれた大学であり、グローカルな知(Global+Local、地球的と地域的、総合的と個別的な視点を兼ね備えた知)を創造・継承・活用することを通じて、豊かで生き生きとした社会の発展に寄与することを目指します。グローバル化が急速に進み、地域社会にも地球規模での課題解決が迫られています。環境問題の深刻化や市場原理の多様性、情報革命の明と暗、高度医療と生命倫理等々、グローバルな視野で現実をとらえながら、生活の場である地域で行動していく実践的な知が求められています。ローカルな現場でのグローバルな問題を解決するために必要なのが、グローカルな視点なのです。人類のより良い生存のためには、こうした知の創造が欠かせません。基礎的な学問研究を重視しながら、同時に、地域に生きる人々のための現代的・地域的・生活的課題に取り組む実践的研究を、県民の専門分野の人々と協働しながら促進します。
〇未来の実践的担い手を育てる大学
大学には、社会の実践的な担い手を育成することが求められています。本学が社会の第一線で活躍する有為な人材を教員スタッフに揃えたのも、大学と社会との有機的連関を重視したからにほかなりません。しかし、大学が目指す実践的人材の養成とは、すぐに役立つことを必ずしも意味しません。必要なことは、長期の広い視野で眺めたときに真価を発揮する実践的人材の養成です。このような観点に立って本学は、生命の尊厳や自己形成に不可欠な教養教育を、専門教育と同様に重視します。また、外国語を含む言語的能力を高めるためのコミュニケーション教育や、コンピュータ・情報教育の充実にも配慮しています。専門教育では、地域の現代的・地域的・生活的課題についての学習や問題を解決する実践力の養成に努めます。そこでは、専門的知識や技術の習得に止まらず、専門的科学的方法を体得し、全体を総合的に見ることが大切です。そのため、本学のカリキュラムでは、各学科ごとにコアとなる必修科目が配置され、各人が主体的に時間割を作成することによって、学問的体系が段階的にできあがるように工夫されています。また、本学では、自治会やクラブ活動などの正課外教育を重視します。学生達がそれらの自主的活動に参加することによって、自立心が高められ、様々な価値観をもつ人々と幅広く連携することを通して、社会で主体的に生きていく力が培われると考えているからです。
〇地域に開かれ地域と向き合う大学
地域の問題を解決するためには、大学と地域とが問題を共有し、協働して解決にあたることが必要です。また、大学の知的資源を地域に広く開放し、地域社会の発展に役立てたいと考えます。そのために、「地域研究交流センター」を設け、地域のニーズと大学の知的資源をコーディネートしながら、地域文化の創造、地域の貴重な文化遺産の発掘、保存、伝承に努めるとともに、生涯学習機能の充実のためにリカレント教育や社会人入学、科目履修生制度を実施します。本学は、山梨県民の強い支援によって作られた大学です。その期待に応え、山梨県の発展に寄与するとともに、山梨県から日本へ、さらに世界への貢献を目指します。
大学の特色等
建学の理念と目的を「グローカルな地の拠点となる大学」「未来の実践的担い手を育てる大学」「地域に開かれ地域と向き合う大学」とし、3学部・1研究科で構成される収容定員1,100人の小規模大学としての特色を活かし、実践的できめ細かな教育を行っている。
専門職業人の育成を目指す人間福祉学部、看護学部及び看護学研究科では、この間国家試験の高い合格率を維持し、社会福祉士、幼稚園教諭、看護師、専門看護師などの優秀な人材を多数輩出して地域の保健・医療・福祉・教育等に多大な貢献をしている。
他方、国際政策学部は行政機関、金融機関、マスコミ、IT産業などに優秀な人材を送り出しており、山梨県がインバウンド観光推進のため実施している地域限定特例通訳案内士(現「地域通訳案内士」)の育成に関しても、副専攻課程を設置して学生の資格取得を支援するという特色ある教育を行っている。
地域貢献に関しては、地域研究交流センターを中心に広く県民を対象とした「観光講座」などの公開講座を実施しているが、平成25年度に採択された文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に関連した地域貢献の一例として、国が高齢社会における喫緊の課題としている「成年後見人等の利用促進」のための、県・市町村と連携した「やまなし市民後見人養成基礎講座」の開講を挙げることができる。
さらに平成27年度からは、「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」の副幹事校として県内外の11大学とともに若者の地元定着の取組を進めていることに加え、平成30年度からは、内閣府「地方と東京圏の大学生対流促進事業」が採択されたことに伴い、都内の私立大学と連携して、東京圏の大学に進学した若者に地方の魅力を知る機会を提供する事業に取り組むことになった。
このように本学は、建学の理念と目的、そして公立大学としての使命を常に忘れることなく、法人化のメリットを最大限に引き出しながら、特色ある斬新な取組を積極的に展開している。
教育研究上の基本組織
学部(短期大学の場合は学科) |
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人間福祉学部 |
国際政策学部 |
看護学部 |
研究科 |
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看護学研究科(修士課程) |
看護学研究科(博士課程前期) |
看護学研究科(博士課程後期) |
その他の学内組織 |
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図書館 |
地域研究交流センター |
キャリアサポートセンター |
保健センター |
看護実践開発研究センター |
国際教育研究センター |
福祉・教育実践センター |
アドミッションズ・センター |
教育研究上の基本組織に関する説明
キャンパス情報
高等教育の修学支援新制度
高等教育の修学支援新制度の対象校か | 確認年月 |
---|---|
○ | 2019年9月 |
※対象校とは、大学等における修学の支援に関する法律に定める授業料等減免実施のための要件を満たしていることについて確認を受けた機関を指す。
要件を満たさない機関及び対象校となるための申請をしていない機関は空欄で表示される。
※対象校であっても要件に合う学生のみが支援の対象になる。
評価結果(認証評価及びその他の評価の結果)
評価機関 | 評価年月 | |
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大学機関別認証評価 | 独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構 | 2019年3月 |
評価機関 | 評価年月 | |
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公立大学法人山梨県立大学令和3年度年度計画評価 | 山梨県公立大学法人評価委員会 | 2022年9月 |
学生支援
修学支援
○学生支援メニュー
授業料、入学料等、奨学金情報、入学料・授業料減免制度、証明書関係、国民年金保険料に係る学生納付特例制度、学生安全マニュアル、クラス担任制、チューター制、大学生協、後援会、同窓会、人権委員会からのお知らせ
心身の健康に係る支援
〇保健センター
保健センターは、学生の健康増進を図るために設けられています。 精神的及び身体的な健康上の相談や健康診断を通じ、病気の予防や早期発見につとめたり、 疾病の応急措置を行い、皆さんがよりよい学生生活が送れるように援助を行うところです。
・保健センター 利用案内
月曜~金曜(祝日を除く)の8:30~17:15
・学生メンタルヘルス相談~カウンセリング~ ご案内
充実した学生生活を送るためには、体の健康と同じようにこころの健康も大切です。何を話して良いかわからない時は、『雑談』から始めましょう。興味がある方は気軽に連絡してください。
*予約制で、月~金曜(祝日を除く)の 8:30~19:15 まで可能です。
*飯田キャンパスは月、火、木曜日、池田キャンパスは水、金曜日ですが、状況に応じて変更可能です。
*対面 もしくは オンラインです。(オンラインの場合、カメラは ON でお願いします)
留学生支援
○留学生対象の行事・イベントについて
日本人学生や教職員と交流でき、楽しい学生生活を送れるように、大学祭や球技大会などの全体行事を含め、外国人留学生歓迎会、国際交流会、国際料理界などのイベントも実施しています。
〇奨学金等について
各種団体による留学生のための奨学金に、大学を通じて申請することができます。奨学金に関する情報は、学生部掲示板に掲示しています。
〇留学生の住まいについて
大学の周辺にはアパートがたくさんあり、家賃は平均3万円~4万円程度で、部屋はバス、トイレ、キッチン、エアコンなどがついています。契約の際の手続きで不明な点がある場合は、気軽に相談して下さい。
留学生支援(日本人学生への支援)
<海外留学制度>
1. 長期留学制度
半期または一年間、海外の協定大学で、現地語や英語で正規授業を履修し単位を修得できる制度です。 海外の協定大学で修得した単位は要件を満たせば本学の単位として認定されます。したがって、留学計画によっては留年せずに卒業が可能です。さらに、本学の各種の支援(危機管理、留学の手続き、留学期間中の相談やサポート等)を受けることができます。
山梨県立大学は長期留学制度として、協定校留学制度(交換留学・派遣留学)を設けています。協定大学を拡大中です。
2. 短期留学制度
山梨県立大学の正規授業として、春休みまたは夏休みの期間を利用し、海外で約2週間のフィールドワークまたは約4週間の語学研修を行う制度です。長期留学制度と異なって、本学の授業であるため認定プロセスなしで単位が認められます。
<奨学金情報>
・海外留学奨学金
・海外研修奨学金
・後援会学生留学資金貸付金
・後援会学生外国研修資金貸付金 ほか
<海外留学の各種サポートについて>
国際教育研究センターでは、留学相談のオフィスアワーを設けています。留学に関する質問、奨学金制度の案内など、留学のいろはを知りたい学生はお気軽にお立ち寄りください。
障害者支援
学務課を中心に、各学部・各学科、保健センター、キャリアサポートセンターが連携を取りながら支援をしています。入学後、当事者と学務課及び学部・学科とで相談を行い、支援の内容・方法について検討、準備をします。その後は次のような項目について確認しつつ、個別の支援をしています。
1. 授業保障や学生生活をおくる上での支援事項
・履修や手続きの援助、語学・演習・実習科目における必要な配慮
・必要物品やその保管場所の確保、教室等の物理的環境の整備(座席の位置や教室間移動時の環境確認を含む)
・大学内(キャンパス間を含む)のアクセスの確認と移動手段の確保
・授業担当教員への配慮事項の具体化・伝達
・必要な試験配慮(試験場所の工夫や時間延長の必要性、文字の拡大化等)についての調整
2. 支援に関連する各部所や教職員との連携・調整
授業を担当する教員や学部・大学院の関係者へ必要な支援・配慮について説明を行い、協力を依頼します(担当教員等には学部から配慮依頼文書を渡す)。
・障がいについての説明と留意事項
・授業を受けるに当たって必要な準備への支援
・座席の位置や教室間移動について
・授業時間中に必要な配慮について(板書の仕方や話し方について)
・他の学生との公平性に配慮した成績評価を受けるための支援についての調整
3. 担任・チューターの役割
・履修相談等の助言
・当事者及び保護者との連絡・調整、学部・学科の教員や各部所との連携、支援に関する助言
4. 保健センター・キャリアサポートセンターとの連携事項
・健康診断時の検診項目での必要なサポート
・健康上の相談・支援、医療機関への紹介
・休養を必要とする場合の支援(緊急時の対処方法の情報共有)
・服薬や治療を継続中の場合の相談・支援
・就職活動相談
5. 支援に関する研修と方法の蓄積
・支援に関する各種研修会の開催(発達障害に関する研修会など)
・支援スキルアップ(学務課・総務課等での具体的支援方法の勉強会)
就職・進路選択支援
〇本学のキャリアサポート体制
本学では、各学部の専門的教育と並行して、生涯においてどのように職業を持ち社会に貢献していくかを配慮したキャリアサポート体制をとっています。学生の多様な進路ニーズに応えるためのキャリア形成支援、就職支援、卒業後の支援事業をキャリアサポートセンターで行っています。
人生キャリアは職業キャリアでもあります。職業選択によってある程度、人生の方向が決められると言ってもよいほど、学生時代の職業選択は大きな人生の転換点でもあります。
本学のキャリアサポートセンターは個々人のニーズに応えられるように個人指導や様々な方法でサポートする体制をとっています。とりわけ、「就職するための基本的な心得」「働くことの意味」「職業意識の醸成」などはキャリキュラムの中にも組み込み学ぶようになっています。
今、社会では、「コミュニケーション能力、実行力、チームワーク・協調性、論理的思考力、課題解決能力」などが求められています。当センターではそれら基本的な力から実践力が身につけられる体制をとっています。
自分にあった職業選択ができ、社会で活躍することによって皆さん自身が成長できることを期待しています。
〇キャリアサポート事業の概要
キャリアサポートセンターでは次のようなキャリアサポート事業を行っています。
その概要は以下のようです。
1.キャリア形成支援―豊かな人生が生きられるために、多様な視点からキャリアサポート。
1. キャリア形成のための授業:キャリアデザインI・II、インターンシップ
2. キャリア形成のための講演会・セミナー
3. インターンシップ:実践、実務を通して、将来のキャリアプランが考えられるように
2.就職支援―就職するための手続き、必要な資格の取得の講座、個別指導などで対応。
1. 就職ガイダンス:進路・企業説明会、就活キックオフ
2. 就職支援講座・セミナー:就職支援対策講座・スキル系講座・セミナー・エントリーシート講座・面接講座等
3. 各種資格の取得のための支援:看護師等資格試験
4. 就職相談:個別相談
5. 求人情報の提供
6. 就職支援のための手引き書の提供
3.卒業生のための就職支援―卒業生データベースを作成、卒業後のフォロー。
〇キャリアサポート事業の概要(看護学部)
キャリアサポート事業の概要(看護学部・池田キャンパス)
看護学部では、1年次から進路ガイダンスを開始し4年次までの間に5回行います。
ガイダンスの内容は,学生が学年進行にともなってキャリア形成が行えるように段階的な支援プログラムになっています。
また、進路資料指導相談室には就職や進学の情報がファイルされており自由に利用できます。
また、奨学金の情報も得ることが出来ます。保健師・助産師・看護師の国家試験対策は,学生が主体となり模擬試験への参加を企画,実施しています。
公務員試験に関しても同様に実施しています。
課外活動
クラブ活動の状況
現在、下記のようなクラブ・サークルが活動を行っています。
気の合う仲間と学生生活をエンジョイしてください。
クラブ・サークルの情報は自治会や学務課・池田事務室で入手できます。
<体育系クラブ・サークル>
ダンス、野球、サッカー、フットサル、サロンフット、バレーボール、バドミントン、少林寺拳法、SWISH(バスケットボール混合)、女子バスケットボール、空手、弓道、Arrows(バレーボール等)、バスケットボールサークル(池田)、バレーボール(池田)
<文化系クラブ・サークル>
軽音楽、吹奏楽、アカペラ、和太鼓、和楽、茶道、現代日本文化研究会、アート、文芸、IVC(国際ボランティアクラブ)、山梨エコユースフォーラム、MOTTAINAI、おはなしくらぶ、ホームレス支援及び子どもの学習支援サークル、現代服装研究会、Kids、在宅看護研究会、ヘルスプロモーションクラブ、メディっこ(医療についてディスカッション)、アロモア(アロマハンドマッサージの実践等)
ボランティア活動の状況
学生の自主的活動に対する奨励・支援策
1.学生に対する学内のボランティア活動等の機会の提供をしています。
2.ボランティア活動等において、顕著な功績が認められた場合には、学生表彰をしています。
学生寮一覧
学生寮の有無 |
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無 |
財務諸表等
財務情報