学科・専攻等
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
共生システム理工学類では,「専門力」「決定力」「実践力」「貢献力」を養うため,1 年次には基盤教育と併せて学類共通領域科目を履修させ,2年次よりコースを選択させてコース領域科目を履修させます。3年次後期に研究室に配属し,必修として演習と卒業研究を履修させます。卒業研究により,専門性を確かなものとし,立案決定力や実践力を養成します。学問領域や文系理系の枠を超えた幅広い自由な学びを保障するため,自由選択領域を設けます。
Ⅰ. 専門力を養うカリキュラム
1年次に数学,物理学,化学,生物学,地球科学,プログラミング等の理工系の基礎科目を配置するとともに,「共生の科学」などの科目で諸課題を学際的・システム的に捉える力を養成します。2年次より専門領域を意識したコースを選択させます。各コースでは,それぞれの専門領域に関する専門的な科目を積み上げると共に,現代社会の諸課題を多面的に見つめるための科目を設定し,幅広さと専門性を両立させるカリキュラムを構成します。研究倫理・技術者倫理などを養成するために,3年次にも「共生の科学」を配置します。
Ⅱ. 決定力を養うカリキュラム
1年次の基盤教育から卒業研究発表まで,多くのプレゼンテーションの場を用意し,表現力および情報発信能力を養成します。各種の実践科目ではグループワーク・グループ討議により,討議を行なう力を養成します。必修である卒業研究では,自ら設定した課題に対して解決する手法を立案して実践するような指導を行ない,専門性を向上させ立案決定力を養成します。
Ⅲ. 実践力を養うカリキュラム
課題解決を志向した講義科目や実践科目を各コースに配置し,社会での実践の必要性を伝えます。国際経験豊かな教員による講義や演習を中心に,グローバルな視点を伝授します。各コースで行なう実践科目により,講義で得た知識を体験により習熟させるとともに,自主的・主体的に実践する力を養います。
Ⅳ. 貢献力を養うカリキュラム
「共生の科学」を始めとする様々な科目で社会に貢献することの重要性を伝えます。各コースに「問題探究セミナーII」を設け,課題解決に向けて貢献する力を養成します。地域に密着した大学として,震災からの復興・過疎化や少子高齢化への対応・産業の育成などに貢献している研究室が多数あり,地域の諸団体との交流も盛んです。学生がこれらの活動に直接的・間接的に関与することにより,地域課題に貢献する意欲と力が養成されます。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
共生システム理工学類では,(1)基礎・基本を重視し,自ら問題を設定し,問題解決のできる教育の重視,(2)視野の広い人材を育成するための文理融合型教育の重視,(3)国際貢献できる国際性を身につけた教育の重視,(4)実践力を身につける実践型教育の重視,の4つを教育の柱としています。これらの具体化のために,「専門教育」を,「学類共通領域(学類共通科目+学類基礎科目+学類専門科目)」,「コース領域(コース基礎科目+コース専門科目+コース実践科目)」,「演習」,「卒業研究」の4つに区分し,それぞれに基礎単位を必修化すると同時に,選択科目を可能な限り拡大し,きめ細かな修学指導を行うことによって,学生の多様な学習ニーズに対応しています。
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
【共生システム理工学類の教育目標】
本学類は共生システムの名の下に,人・産業・環境が共生する社会を構築するために必要な学問を総合的・実践的に学ばせ,21 世紀の社会が抱える諸課題の解決に貢献できる知識・技能と現場応用力を備えた理工系人材を養成します。
【学類ディプロマ・ポリシー】
本学類は,基礎的な理工学的知識を習得し,自ら専門性を高め,よりよい社会の構築に向けて専門性を活用できる理工系人材を養成するため,「専門力」「決定力」「実践力」「貢献力」の四つの能力の観点からディプロマ・ポリシーを定めます。
Ⅰ.幅広い理工学的基礎知識と確かな専門性
理工学的基礎知識を幅広く有し,文系理系の枠を超えた幅広い領域への関心を有した上で,自ら選択した専門領域において自主的・継続的な学習を行ない,確かな専門性を身につけたこと。
Ⅱ.論理的で的確な立案力と決定力
自らの主張を論理的に表現でき,立場の違う相手を理解し尊重する姿勢を持ち,冷静な討議を行ない,現状を的確に把握した上で立案し,決定する能力を有すること。
Ⅲ. 学際的・国際的に実践する力
専門領域や国を越えて情報発信及び交流する能力を有し,課題の解決に向けて自らの専門性を活かすと共に,様々な人と協同して行動できること。
Ⅳ.積極的かつ持続的な貢献意識
地域の課題から国際的な課題まで現実の課題に貢献し続ける熱意を持ち,倫理的な行動を選択する姿勢を持ち,困難に直面しても挫けない心を持つこと。
履修単位の登録上限制度
本学では,単位修得に必要な予習・復習の時間を確保し,さらに、受講科目の「単位認定基準」が達成されるように,セメスターごとに履修登録できる単位数の上限を設定する「Cap制度」を設けており,本学類は,1セメスター当たり30単位を上限としています。
(注)Cap除外科目
以下の科目は Cap 計算上、除外される科目になります。
【全学類で共通】社会とデータ科学の基礎、集中講義、自主学修プログラム、外部検定試験や海外留学・語学研修、単位互換科目など、学外での学修が単位として認定される科目
【共生システム理工学類】教員免許取得のための科目のうち「教育の基礎的理解に関する科目」,「道徳,総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導,教育相談等に関する科目」及び「教育実践に関する科目」に該当する科目,学芸員資格取得のための科目のうち「生涯学習社会と学校・家庭・地域」及び「博物館実習(自然系)」
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
| 可否 | 費用負担 | |
|---|---|---|
| 転学部 | 可 | 0円 |
| 編入学 | 可 | 312,000円 |
(2025年9月1日現在)
転学部・編入学情報補足
(編入学についての補足)
高等専門学校からのみ編入学可能
費用内訳
・検定料30,000円
・入学料282,000円
上記に加えて諸会費(「学生会」「後援会」「同窓会」の会費等)がかかります。
専攻分野
| 専攻分野 |
|---|
| 数学・情報科学・統計学 物理学 天文学・地球・惑星科学 化学 生物学・生化学・バイオ 地質学 機械工学・自動車工学 電気・電子・通信工学 システム・制御工学 情報工学・コンピューター 土木工学 建築学 環境デザイン・都市デザイン 応用化学・環境工学 応用物理学 応用生物学(生物工学) 鉱物・資源・エネルギー工学 金属・材料工学 経営工学・管理工学 医用工学・生体工学 水産学 生態学 |
専攻分野に関する説明