地域政策学部

地域政策学部は、その研究・教育・地域貢献を通じて、多面的に地域を考え、かつ、内発的な地域づくりに参画し、地方分権時代を担う官民諸分野の人材を育成することを目的とする。

地域政策学部では、「卒業認定・学位授与の方針」、「教育課程編成・実施の方針」に定める教育を受けるための条件として、次に掲げる知識・技能や能力、目的意識・意欲を備えた人を求める。

１　大学で学ぶための基礎的な学力として、高等学校までの以下の学習の内容を身に付けている人
（１）日本語における「読む」「聞く」「話す」「書く」の技能
（２）英語における「読む」「聞く」「話す」「書く」の技能
（３）データや資料を適切に分析・処理するのに必要な知識・技能
（４）人文社会科学を学習する前提となる幅広い知識
２　１に掲げる知識・技能をもとに、論理的に思考し、自身の考えをまとめて他者に伝えることができる、聞く・話す・読む・書くという基礎的なコミュニケーション能力を身に付けている人
３　地域社会に関する幅広い問題意識を持っている人
４　地域社会が直面する諸課題の解決に積極的に取り組む意欲を持っている人
５　大学内外の人たちと協力して学修・研究に取り組むことができる人

また、上記のような資質を備えているかを判断するため、以下の基本方針のもと入学者選抜を行い、多様な人材の確保に努める。

〇一般選抜
一般選抜では、前期日程、後期日程とも、大学入学共通テストと個別学力検査を行い、上記１の知識・技能を修得しているかを評価する。個別学力検査では小論文の受験を必須とし、上記３及び４の問題意識や関心を有しているかを評価するとともに、論理的な文章を作成する能力をはかる。あわせて、調査書により、上記３、４、５の態度・能力を確認し、総合的に判断する。

〇学校推薦型選抜
学校推薦型選抜では、小論文試験（英語を含む）により、上記１の（１）、（２）及び２の知識・技能・能力を有しているかを評価するとともに、面接試験、活動実績報告書及び調査書等により、上記２、３、４、５の態度・能力を総合的に判断する。

〇 編入・転入学選抜
編入・転入学選抜では、小論文試験により、上記１の（３）、（４）、３及び４の知識・関心を有しているかを評価するとともに、面接試験により、上記２、３、４、５の態度・能力について総合的に判断する。

〇私費外国人留学生選抜
私費外国人留学生選抜では、独立行政法人日本学生支援機構が実施する日本留学試験の成績により、上記１の知識・技能を有しているかを評価するとともに、小論文試験及び面接試験により、上記２、３、４、５の態度・能力を総合的に判断する。

〇社会人選抜
社会人選抜では、小論文試験により、上記１の（１）及び２の知識・技能・能力を有しているかを評価するとともに、面接試験及び志望論文により、上記３、４、５の態度・能力を総合的に判断する。

〇帰国生徒選抜
帰国生徒選抜では、小論文試験及び面接試験により、上記２、３、４、５の態度・能力を総合的に判断する。

続きを読む… 折り畳む

地域政策学部では、「卒業認定・学位授与の方針」に掲げる知識・技能を修得させるために、以下の方針にしたがって教育課程を編成する。
１　「地域リーダーとしての問題解決能力」を構成する、問題発見力、調査分析力、政策立案力、コミュニケーション力、組織的行動力、社会的責任力の諸能力が修得できるよう教育の充実をはかる。
２　地域政策学を構成する諸分野の基礎である人文科学・社会科学・自然科学等を幅広く学ばせ、国際化社会に対応できる実践的な外国語能力を修得させるために基礎教育科目を配置する。専門教育を理解するうえで必要となる方法論を学ばせるために、基礎教育科目の中に基幹教養科目を配置する。
３　地域政策学の基礎となる考え方や地域問題の捉え方を修得させ、さらに大学生活の基礎となる学びの方法論を修得させるために専門導入科目を配置する。
４　地域が直面する多様な課題を理解させ、地域問題解決に結び付く幅広い理論と深い専門的知識を修得させるために、３学科に専門基礎科目及び専門発展科目を配置する。
５　専門分野における地域政策学の理論の深化と実践的・実証的調査研究により、地域問題解決の高い能力を修得させるために必修科目として基礎演習、演習Ⅰ・Ⅱ、卒業論文を配置する。
６　広い視野と深い問題意識の修得をはかるため、現場の地域リーダーを招聘する実践的・実証的な講義を配置する。

地域政策学部では、基礎教育科目を通じて学問の方法論、論理的思考法、幅広い教養と実践的語学力など基礎力を修得し、専門教育科目を通じて所属する学科で指定した能力を身に付けた者で、定められた年限在学し、所定の単位数を修得した者に学位「学士（地域政策学）」を授与する。