学部・研究科等ごとの目的
○学校教育3課程
(初等教育教員養成課程、中等教育教員養成課程、特別支援教育教員養成課程)
●初等教育教員養成課程
教員に求められる確かな実践的力量を備え、子ども一人一人の知的発達と人間的成長を支援することのできる小学校教員及び幼稚園教員を養成する。
●中等教育教員養成課程
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
福岡教育大学は,教員養成の広域拠点大学として,これからの学校教育において,さまざまな課題の解決等に率先して取り組むことのできる教員,具体的には,
・幼児・児童・生徒の発達,自律を支援できる教員
・義務教育段階での学習の流れを見通すと同時に,幼児・児童・生徒との相互のコミュニケーションを活性化させ,深い学びへ導くことができる教員
・幼児・児童・生徒の発達を理解するとともに,個々の子どもを客観的に理解できる教員
の養成を使命としています。そのために学士課程においては,学校教育現場において求められる,1)幅広い視野と豊かな教養,2)高い専門性,3)確かな実践力を培い,各学校で活躍できる人材を育てることを目標にしています。これらを実現するために本学では,各学校の教員に求められる専門性と実践的指導力を確実に習得するカリキュラムを編成しています。
<福岡教育大学では,次のような人の受験を期待します。>
◎教員を目指す強い意志と情熱をもち,子どもの発達や学習の支援,子どもの様々な行動のマネジメントなどに対する関心があり,主体的・積極的に,さらには多様な人々と協働して,教員となるために必要な学修に取り組むことができる人。
◎高等学校(中等教育学校の後期課程及び特別支援学校の高等部を含む。以下同様。)の各教科・科目等において取り扱われる知識・技能を全般的に身に付けているとともに,それらを活用して,論理的に思考し,判断し,さらに自分の考え等を他の者に対して説明するなどの表現力があると同時に,課題解決に向けて根気よく取り組むことができる人。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
○初等教育教員養成課程
初等教育教員養成課程は、令和5年度から5つの学位プログラムを設け、学修者本位の多様な学びを保証しながら、ディプロマ・ポリシーに示した資質・能力・技術を確実に修得した小学校教員を養成することを目的としています。
それぞれのプログラムに特色があり、「小学校教員のスペシャリスト」や「小学校高学年の教科担任制に対応できる教員」「義務教育学校でも教科指導できる小学校教員」など、目指す小学校教員像に応じた4年間の学びを各自でデザインできるようなプログラムを構成しています。
○中等教育教員養成課程
中等教育教員養成課程では、特に中学校教員の養成を重視して、担当教科、道徳科、総合的な学習の時間及び特別活動での指導、学級経営、生徒指導等を行うために必要な基礎・基盤的な資質・能力を確実に身につけて中学校及び高等学校教諭免許状を取得する課程として、各専攻別に募集しています。
1年次から4年次にかけて、中等教育の動向や中学校・高等学校教員としての職責、業務の理解、中学校・高等学校教員として必要な力の修得のための授業科目が全般的に履修できるような教育課程を編成・実施するほか、教員採用試験受験に向けた講座の開設や模擬面接、学校支援ボランティア活動の機会の充実等を図っています。
○特別支援教育教員養成課程
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
福岡教育大学は、大学に4年以上修業し、以下の事項を重点とする学士力を身に付け、かつ所定の単位を修得した学生に対して、卒業時に「学士(教育学)」の学位を授与する。
○幅広い視野と豊かな教養
国際的な視野、教科横断的・異分野融合的な知を修得するとともに、情報活用力、論理的思考力・判断力、コミュニケーショ ン力、人権感覚を身に付け、自律的に行動することができる。
○高い専門性
1.学校教育を担うために必要な教科等の本質を理解し、教育内容の選択と配列ができる。
2.幼児・児童・生徒の発達特性の理解及び個々の子どもを客観的に理解する能力を備え、ICT の活用も含めた個別指導や集団指導により深い学びへ導く学習指導及び生徒指導ができる。
3.特別な支援が必要な幼児・児童・生徒への教育の基礎的な知識を身に付け、個々の子どもの教育的ニーズに基づく指導ができる。