学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
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子ども学科 | 4年 | 学士(子ども学) |
健康栄養学科 | 4年 | 学士(栄養学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
人間生活学部は、グローバル化の進む地域の中で、「育」と「食」を中心に、持続的な地域社会の発展と共生社会の実現に貢献できる人材を育成することを目指します。そのため、人間生活学部のカリキュラムは、国際性の涵養、地域性の重視、人間性の涵養という新潟県立大学の理念に基づいて設置された基盤科目と、学部・学科の目的に基づいて編成された展開科目及び卒業研究からなっています。展開科目は、学部共通科目と各学科の専門科目から編成されています。
1.グローバルな視野と豊かな教養を身につける基盤科目
基盤科目は、国際共通語である英語の活用能力を身につける「外国語」、情報リテラシーや体育などからなる「基本技能」、現代人として必要な豊かな教養を身につける「現代教養」からなっています。「外国語」の中には海外英語研修や海外実地研修も用意されています。「現代教養」は、「新潟学」「歴史と文化」「人間社会と科学」「社会と経済の仕組み」の科目群からなり、グローバルな視野を持って新潟の課題を考え、人間や社会についての理解を深め、主体的に行動できる資質・能力を培います。
2. 学部が目指す人間として必要な基本的知識を学ぶ学部共通科目
学部共通科目では、人間生活学概論をはじめ、豊かなヒューマンライフを創造するための基本を学びます。同時に、人間の心理、生活と福祉、食や健康などに関する科目を学ぶことによって、学部が目指す人間としての基本的知識を身につけます。子ども学科の学生は健康栄養科目群から学ぶことによって、食生活や健康などについて基本的知識を持つ子ども・家庭・地域支援のスペシャリスト育成を目指します。健康栄養学科の学生は子ども科目群から学ぶことによって、教育・保育・福祉について基本的知識を身につけた栄養学の専門家の養成を目指します。
3. 各学科の理念や目的に基づいて設置された専門科目
各学科の専門科目は免許・資格の取得を十分考慮し、それぞれの学科のディプロマ・ポリシーに基づいて設置されています。「育」をキーワードとする子ども学科では、幼稚園教諭一種免許状、保育士資格、社会福祉士受験資格の取得を可能とする科目を設置します。「食」をキーワードとする健康栄養学科では、管理栄養士の資格を取得するための科目を必修とし、さらに栄養教諭一種免許状を取得できる科目を設置します。
●子ども学科
子ども・家庭・地域を取り巻く「垣根のない課題」に対応できるよう、『対人支援』に関する専門分野・科目を体系的に配置し、専門的知識の修得と探究を目指します。
『対人支援』という枠組みでの学問の体系化を図り、学術的知識に基づいてこれらの課題に取り組むことによって、子どもを育み、人や地域を支える「中核的人材」の育成を図ります。
具体的にはディプロマ・ポリシーで設定した身につけるべき4つの知・力を獲得できるように下記の方針によってカリキュラムを設定します。
<知識・理解>
(1)基盤科目に文化、社会、または自然に関する幅広い分野の科目を配置する。
(2)新潟学に新潟県の特徴に関する幅広い分野の科目を配置する。
(3)①展開科目に「人間生活」全般を学修するための基礎となる学部共通の科目を配置する。
②展開科目・教育・保育・福祉を学修するための専門的知識を得る科目を配置する。
<基本的技能・態度>
(1)基盤科目に、文学や芸術、体育、社会貢献活動、異文化交流などについて体験・学習できる科目を配置する。
(2)①基盤科目と展開科目に学外で社会の一員として行動する実習科目を配置する。
②展開科目にグループや集団で課題解決に取り組む科目を配置する。
(3)基盤科目に情報収集・整理の基礎となる科目を選択できるように配置し、展開科目に教育・保育・福祉に関連する学術的・実践的課題の解決に必要な知識や情報を収集・整理・活用するための演習や実験・実習を含む科目を配置する。
<コミュニケーション能力>
(1)基盤科目には情報発信に必要な基本的技能を修得する科目を選択できるように配置し、展開科目に演習・実習の過程や結果をスライドや資料、レポート、論文などにまとめて発表する科目を配置する。
(2)展開科目に、スライドや資料、レポート、論文などの内容について発表された内容をディスカッションし、成果や理解を互いにブラッシュアップする科目を配置する。
(3)基盤科目に外国語の科目、海外研修を配置し、展開科目に英語で教育・保育・福祉に関する情報収集やコミュニケーションを行う科目を配置する。また、海外留学が可能な期間を設定する。
<総合的活用力>
教育・保育・福祉に関連する知識や理解、基本的技能・態度、コミュニケーション能力を総合的に活用して研究を行い、発表・討論する科目として、卒業研究を配置する。
●健康栄養学科
健康栄養学科では、深い人間理解と生活関連分野を含む幅広い教養に基づき、栄養・食環境をめぐる国際化・高度化・複雑化する現状と社会的ニーズに適切に対応できる総合的な「食」の専門家を養成することを基本理念とします。具体的にはディプロマ・ポリシーで設定した身につけるべき4つの知・力を獲得できるように、下記の方針によってカリキュラムを設定します。なお、管理栄養士養成課程として必要な科目は全て必須として配置します。
<知識・理解>
(1)基盤科目に文化、社会、または自然に関する幅広い分野の科目を配置する。
(2)新潟学に新潟県の特徴に関する幅広い分野の科目を配置する。
(3)①展開科目に「人間生活」全般を学修するための基礎となる学部共通の科目を配置する。
②展開科目・専門基礎分野に、栄養学を学修するための基礎知識を得る科目を配置する。
③展開科目・専門分野に、栄養学や給食経営管理学に関する専門的知識を得る科目を配置する。
<基本的技能・態度>
(1)基盤科目に、文学や芸術、体育、社会貢献活動、異文化交流などについて体験・学習できる科目を配置する。
(2)①基盤科目と展開科目に学外で社会の一員として行動する実習科目を配置する。
②展開科目にグループや集団で課題解決に取り組む科目を配置する。
(3)①基盤科目に情報収集や分析の基礎となる科目を選択できるように配置し、展開科目に栄養学に関連する学術的・実践的課題の解決に必要な知識や情報を収集・整理・分析するための演習や実験・実習を含む科目を配置する。
②展開科目に、実験や研究、実践活動に必要な技術を修得する科目を配置する。
<コミュニケーション能力>
(1)基盤科目には情報発信に必要な基本的技能を修得する科目を選択できるように配置し、展開科目に演習・実験・実習の過程や結果をスライドや資料、レポート、論文などにまとめて発表する科目を配置する。
(2)展開科目に、スライドや資料、レポート、論文などの内容について発表された内容をディスカッションし、成果や理解を互いにブラッシュアップする科目を配置する。
(3)基盤科目に外国語の科目、海外研修を配置し、展開科目に英語で栄養学に関する情報収集やコミュニケーションを行う科目を配置する。また、海外研修やインターンシップが可能な期間を設定する。
<総合的活用力>
展開科目に、栄養学に関連する知識や理解、基本的技能・態度、コミュニケーション能力を総合的に活用する科目を配置するとともに、研究を行って発表・討論する科目として卒業研究を配置する。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
子ども学科は子どもの保育や子育て支援などを担う人材を育成することを目標とし、健康栄養学科は「食」をとおしての健康づくりや疾病予防などに貢献できる人材の育成を目標としています。“食育”という言葉に端的にあらわれているように、「食」と「育」の問題は密接に関連しています。学部共通科目等を学ぶことによって、食と健康などについて基本的知識を持つ保育者の養成や人間の発達と教育、福祉について基本的知識を身につけた管理栄養士の育成が可能となります。2つの学科の特色をいかしながら、真摯にいのちをみつめ、誰もが心豊かな生活を営むことのできる社会の実現に貢献していきます。人間生活学部では、学生一人ひとりに寄り添いながらきめ細やかな教育を行い、豊かな人間性と高度な専門性を身につけた専門家の育成を図ります。
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
●子ども学科
社会の『対人支援』の多様な分野で中核となる人材を育成します。
子ども学科では、子ども・家庭・地域支援の人材育成を目指し、地域で暮らす人のウェルビーイングに貢献し、地域の抱える問題に対応する専門的知見を深く探究します。具体的には、全学ディプロマ・ポリシーを踏まえ、以下に示す4つの知・力の育成を目指し、そのような資質・能力を身につけ、かつ所定の単位を修得した者に、学士(子ども学)を授与します。
<知識・理解>
(1)文化、社会、自然などに関して各自が選択した分野の知識を獲得し、理解する。
(2)新潟県の特徴に関して各自が選択した分野の知識を獲得し、理解する。
(3)①教育・保育・福祉を学ぶための基礎となる知識を獲得し、理解する。
②教育・保育・福祉の専門家として活動するために必要な専門知識を獲得し、理解する。
<基本的技能・態度>
(1)文学や芸術、体育、社会貢献活動、異文化交流などの体験・学習を通して、自らの社会生活を豊かにするための素養・態度を養う。
(2)①グループの一員として主体的・協調的に課題に取り組む態度を身につける。
②社会の中でルールや規範を尊重して活動する素養や態度を身につける。
(3)教育・保育・福祉に関連する学問的・実践的課題の解決に必要な知識や情報を収集・整理・分析・活用する能力を身につける。
<コミュニケーション能力>
(1)教育・保育・福祉に関連する知識や情報の収集・整理・分析の過程や結果をまとめてスライドや資料、レポート、論文などにまとめ、論理的に解りやすく表現する能力を身につける。
(2)教育・保育・福祉に関連してまとめられたスライドや資料、レポート、論文などの内容について意見を交換し、互いに内容の理解を深め、改善に役立つ意見を交換する能力や態度を養う。
(3)外国語での会話や、資料の読解、文章表現を行う基礎的な能力を身につける。
<総合的活用力>
教育・保育・福祉に関連する知識や理解、基本的技能、コミュニケーション能力を総合的・実践的に研究・活用できる。
●健康栄養学科
食事指導や疾病予防、高齢者等への栄養指導について、国際化、高度化、複雑化する現状に適切に対応でき、総合的な食育活動の中核を担える資質・能力及び健康をサポートできる食の専門家としての資質・能力を身につけるために所定の単位を修得し、4つの知・力を身につけた者に、学士(栄養学)を授与します。
<知識・理解>
(1)文化、社会、自然などに関して各自が選択した分野の知識を獲得し、理解する。
(2)新潟県の特徴に関して各自が選択した分野の知識を獲得し、理解する。
(3)①栄養学を学ぶための基礎となる知識を獲得し、理解する。
②栄養学の専門家として活動するために必要な専門知識を獲得し、理解する。
<基本的技能・態度>
(1)文化や芸術、体育、社会貢献活動、異文化交流などの体験・学習を通して、自らの社会生活を豊かにするための素養・態度を養う。
(2)①グループの一員として主体的・協調的に課題に取り組む態度を身につける。
②社会の中でルールや規範を尊重して活動する素養や態度を身につける。
(3)栄養学に関連する学問的・実践的課題の解決に必要な知識や情報を収集・整理・分析し、活動に活かす能力を身につける。
<コミュニケーション能力>
(1)栄養学に関連する知識や情報の収集・整理・分析の過程や結果をまとめてスライドや資料、レポート、論文などにまとめ、論理的に解りやすく表現する能力を身につける。
(2)栄養学に関連してまとめられたスライドや資料、レポート、論文などの内容について意見を交換し、互いに内容の理解を深め、改善に役立つ意見を交換する能力や態度を養う。
(3)外国語での会話や、資料の読解、文章表現を行う基礎的な能力を身につける。
<総合的活用力>
栄養学に関連する知識や理解、基本的技能、コミュニケーション能力を総合的に活かし、実践的な活動や研究が行える。
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 可 | 0円 |
編入学 | 可 | 0円 |
(2024年9月25日現在)
転学部・編入学情報補足
専攻分野
専攻分野 |
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社会福祉学 教育学(教員養成課程) 栄養学 家政学・生活科学 食物学・調理・栄養 児童・子ども・保育 |
専攻分野に関する説明