大学の基本情報
- 大学名
- 帯広畜産大学
- 本部所在地
- 北海道帯広市稲田町西2線11番地
- 設立年(設置認可年)
- 1949
- 大学の連絡先(代表番号、メールアドレスなど)
- 0155-49-5216
soumu@obihiro.ac.jp - 大学の種類
- 国立・大学(大学院大学を含む)
- 総学生数(学部)
- 1,150人
- 総学生数(大学院)
- 185人
- 総教員数(本務者)
- 130人
(2022年5月1日現在)
大学の教育研究上の目的や建学の精神
帯広畜産大学の基本的な目標は、「日本の食料基地」として食料の生産から消費まで一貫した環境が揃う北海道十勝地域において、生命、食料、環境をテーマに「農学」「畜産科学」「獣医学」に関する教育研究を推進し、知の創造と実践によって実学の学風を発展させ、「食を支え、くらしを守る人材の育成を通じて地域及び国際社会に貢献する」ことである。
大学の特色等
帯広畜産大学は、昭和16年に創立した帯広高等獣医学校を原点とし、昭和24年に「農業に関する科学技術を研究・教育することによって、 農業が合理的に発展することに努め、産業経済の興隆に貢献すること」を目的として設置されました。本学は「日本の食料基地」として食料の生産から消費まで一貫した環境が揃う北海道十勝地域において、生命、食料、環境をテーマに「農学」「畜産科学」「獣医学」に関する実学に基づいた教育研究を推進しています。
本学は、我が国唯一の国立農学系単科大学として、「知の創造と実践によって実学の学風を発展させ、『食を支え、くらしを守る』人材の育成を通じて、地域および国際社会に貢献する」ことをミッションに掲げています。ミッション達成のため、共同獣医学課程では、動物の疾病の診断と予防技術に実践的に対応する臨床獣医学分野及び人獣共通感染症をはじめとした公衆衛生学分野に貢献できる獣医師を養成しています。また、畜産科学課程では、「農場から食卓まで」をスローガンとし、 食品衛生も含めた農畜産の幅広い分野で活躍する専門職業人を養成しています。更に、獣医・農畜産融合の教育研究と国際通用力を持つ人材育成を学部だけでなく大学院でも展開しています。
大学構内には、高品質なパン製造のための科学的な検証を行う「とかち夢パン工房(製パン実験施設)」、バレイショ等の農産物加工に対応した「ポテト工房」、食品衛生管理の国際水準(HACCP)準拠の食肉加工と乳製品加工の実習ができる「食品加工実習施設」、HACCPを発展させた食品安全マネジメントシステムFSSC22000の認定を国内の大学として初めて取得した畜産フィールド科学センター乳製品工場、食品安全マネジメントシステムISO22000:2005の認証を取得した畜産フィールド科学センター搾乳施設及び食品加工実習施設の屠畜・解体施設などを設置しており、実践力と応用力を養成する施設と機会を提供しています。
地域の試験研究機関や農業・食品・動物関連企業、 動物衛生や食品安全を担う国際機関、途上国に対する国際協力機関等とも連携し、社会の要請に即した農学系人材「グローバル人材」を輩出するため、様々な取り組みを行っています。
欧米水準の教育課程の構築については、共同獣医学課程において国際通用力を有する獣医師を養成するため、令和元年にEAEVE(欧州獣医学教育機関協会)による欧州獣医学教育国際認証を取得し、欧州レベルの高度な獣医学教育を提供しています。
国際共同研究及び教育交流については、米国コーネル大学、 米国ウィスコンシン大学との学術交流協定に基づき、 招へい講義・サマープログラムの実施や、 世界トップクラス大学に大学院生を派遣し国際共同研究への参画を推進しています。獣医・農畜産分野の世界レベルの研究実績による国際研究協力を強化し、研究水準の向上と、 関連分野の発展に貢献しています。
また、国際協力に資する人材の育成と開発途上国への国際貢献のため、国内の大学としては始めてJICA(国際協力機構)と連携協力協定を締結。本学の在学生・卒業生を青年海外協力隊員として派遣し、酪農技術の向上支援を行う連携事業を展開しています。
人材育成については、国際安全衛生基準の取得・維持に対応できる人材を育成するため、大学院畜産科学専攻博士後期課程の畜産衛生学位プログラムにおいて、国際基準適応の施設を活用した食品安全マネジメント教育プログラムを実施し、HACCP専門家資格を付与しています。
また、大学院畜産学研究科において、企業との共同研究等に基づく研究テーマを増やし、企業等の社会のニーズに即した人材を育成しています。
教育研究上の基本組織
学部(短期大学の場合は学科) |
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畜産学部 |
畜産学部(修業年限6年) |
研究科 |
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畜産学研究科(博士課程(前期)) |
畜産学研究科(博士課程(後期)) |
畜産学研究科(博士課程(一貫)) |
その他の学内組織 |
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獣医学研究部門 |
生命・食料科学研究部門 |
環境農学研究部門 |
人間科学研究部門 |
機能強化推進本部 |
大学情報分析室 |
グローバルアグロメディシン研究センター |
原虫病研究センター |
産学連携センター |
畜産フィールド科学センター |
動物医療センター |
動物・食品検査診断センター |
農学情報基盤センター |
附属図書館 |
保健管理センター |
大学教育センター |
イングリッシュ・リソース・センター |
教育研究上の基本組織に関する説明
キャンパス情報
所在地
北海道帯広市稲田町西2線11番地 GoogleMapで参照
アクセス
札幌から
JR札幌駅~JR帯広駅/約150分
新千歳空港から
JR新千歳空港駅~JR帯広駅/約120分
とかち帯広空港から
とかち帯広空港連絡バス利用~帯広駅前/約40分
車利用~帯広畜産大学/約30分
帯広駅から
十勝バス利用(JR帯広駅前バスターミナル)~帯広畜産大学
外観

校地・校舎等の施設及び設備その他の学生の教育環境(バリアフリー等の対応状況含む)
教育研究施設として、講義室を始め、附属図書館、情報処理センター、イングリッシュ・リソース・センター、原虫病研究センター、産学連携センター、畜産フィールド科学センター、動物・食品検査診断センター、動物医療センター、産業動物臨床棟を備えており、車いす用のスロープや多目的トイレ、エレベーター、稼働式机なども整備されています。
高等教育の修学支援新制度
高等教育の修学支援新制度の対象校か | 確認年月 |
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○ | 2019年9月 |
※対象校とは、大学等における修学の支援に関する法律に定める授業料等減免実施のための要件を満たしていることについて確認を受けた機関を指す。
要件を満たさない機関及び対象校となるための申請をしていない機関は空欄で表示される。
※対象校であっても要件に合う学生のみが支援の対象になる。
評価結果(認証評価及びその他の評価の結果)
評価機関 | 評価年月 | |
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大学機関別認証評価 | 独立行政法人大学評価・学位授与機構 | 2018年3月 |
評価機関 | 評価年月 | |
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中期目標期間評価・年度評価 | 国立大学法人評価委員会 | 2020年7月 |
学生支援
修学支援
学部1~2年次において、学生10~20名に対して1人のクラス担任をあてる少人数グループによる学生支援体制をとっており、勉学および学生生活全般にわたる様々な相談に対して、学生が指導・助言を受けられるようにしております。また、年次が進むとユニット担任(畜産科学課程のみ)・卒業研究担当教員・課題研究担当教員が学生支援を行います。
心身の健康に係る支援
学生相談室が開かれています。
●学生生活がなんとなく楽しくない・・・
●食欲がない・眠れない
●異性・対人関係がうまくいきにくい・・・
●このごろ不安(落ち込む・もやもやする)
●就職・・・将来どうしよう?
●クラブやアルバイト
●恋人や友達とうまくいかない
ひとりで悩んでいませんか?
ひとりで悩まず、学生相談室を利用してみませんか?
留学生支援
留学生支援室を設置して、次に掲げる業務を行っています。
(1) 外国人留学生の受入れに関すること。
(2) 大学間交流協定に基づく派遣留学生に関すること。
(3) 外国人留学生の修学及び生活指導に関すること。
(4) 外国人留学生の宿舎に関すること。
(5) その他留学に関すること。
留学生支援(日本人学生への支援)
学生交流協定を締結している外国の大学に学生を派遣する短期留学制度を実施しています。対象となる学生は、留学時において学部学生(畜産科学課程3年次以上,共同獣医学課程は5年次以上)または大学院生で、派遣期間は3ヶ月以上1年以内です。留学先の大学において取得した単位は、本学の大学教育センターで審査の上、卒業又は修了要件単位として認定されます。また、留学先大学における授業料は免除されます。
障害者支援
特別修学支援室を設置し,修学及び研究を行う上で困難を抱えている学生に対し,その学生が抱える問題や障害に応じて必要な支援を行っています。
本支援の対象となる学生は,視覚障害,聴覚障害,肢体不自由,病弱,虚弱,発達障害,精神障害,性的マイノリティ等,修学及び研究を行う上で困難がある方です。支援を必要とする学生については,学生一人ひとりのニーズに合わせて,授業を担当する教員や各部署と連携してサポートしていきます。
就職・進路選択支援
高い就職決定率を誇る本学では、共同獣医学課程、畜産科学課程および別科の教員が就職支援室員となっており、学生支援課就職支援係と連携して就職活動開始から内定に至るまでの支援を行っています。本学では就職ガイダンスや企業の人事担当者・本学卒業生を招いた講演会、学内合同企業説明会等を開催するほか、就職相談にも対応しています。また平成26年度からインターンシップに加え、畜産科学課程では社会人基礎力を養うため必修科目として「キャリア教育I」を1年次後期に、「キャリア教育II」を2年次に開講し、就職活動準備に向けた支援も行っています。
課外活動
クラブ活動の状況
課外活動は,正課以外で学生相互の切磋琢磨を通じて貴重な人間関係を学び,情操豊かな人間性を育てる場として,自己の可能性を求め学生が自主的に行う活動です。
学生生活を充実させるためにも,各自の条件と適正に応じた課外活動に積極的に参加することを勧めます。
ボランティア活動の状況
帯広畜産大学では、平成24年度から、在学生・卒業生をJICA青年海外協隊の長期隊員・短期隊員として、南米パラグアイに派遣する「帯広-JICA協力 隊連携事業」を実施しています。本事業は、派遣期間約2年の長期隊員と派遣期間約1.5ヶ月の短期隊員を本学関係者の組み合わせでパラグアイ国に派遣し、家畜飼養管理技術、家畜の健康・衛生管理技術等の向上に係る支援を行うことにより、同国の酪農の発展を図るとともに、獣医・農畜産分野における国際協力経験機会を通じたグローバル人材の育成を行うことを目的としています。
派遣者は、学内で公募・選抜(長期隊員は卒業生を含む。)の上、担当教員の指導のもと、スペイン語研修、牛群管理実習等の学内研修を行い、活動期間中の 活動報告等を提出して、授業科目「海外フィールドワーク」の単位を取得できます。事業期間は、平成24年からの6年間で、派遣隊員総数は、長期隊員12 名、短期隊員が30名程度です。
本学ではこれまで、在学生・卒業生合わせて、300名以上のJICA青年海外協力隊隊員を輩出しています。平成17年度から平成20年度にかけては、 「フィリピン酪農開発強化プロジェクト」に短期隊員として、合計32名の学生をフィリピンに派遣し、酪農に関する育種・繁殖・衛生管理・濃厚飼料等の分野 の技術支援を行いました。
学生寮一覧
学生寮の有無 |
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有 |
学生寮名 | 帯広畜産大学学生寄宿舎 |
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所在地 | 北海道帯広市稲田町西2線11番地 GoogleMapで参照 |
学生寮からキャンパスへのアクセス |
大学構内にあり、徒歩2分 大学構内にあり、徒歩2分 |
定員 | 302人 |
寮費(食費込) | |
寮費(食費無) | 10,300円 |
入寮条件 |
入寮を希望する学生は、学生支援課を通して所定の入寮願を提出し、大学教育センター長の許可を得なければなりません。 入寮を希望する学生は、学生支援課を通して所定の入寮願を提出し、大学教育センター長の許可を得なければなりません。 |
特色 |
鉄筋コンクリート造5階建 鉄筋コンクリート造5階建 |
(2022年5月1日現在) |
財務諸表等
財務に関する情報
■寄宿寮等個人負担分の経費について
寄宿料等個人負担分の経費*については、毎月27日に指定口座から引き落とされます。
なお、振替日が金融機関の休業日にあたる場合は、翌営業日となります。
*個人負担分の光熱水量(実費)および乗用車保有者は駐車場使用料(300円/月)が、請求されます。