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複合科学研究科(博士課程(一貫))

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

地球、環境、社会等人間社会の変容に関わる重要課題を対象とした横断型の教育研究を行い、情報とシステムの観点からこれら課題解決に貢献する研究能力又は研究開発能力を備えた次世代を担う研究者及び高度専門家の育成を目的とする。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【統計科学専攻】
(求める学生像)
統計科学に対して強い関心を持ち、未知の問題の解決や新領域の開拓を志す意欲のある学生。特に、既存の学問分野にこだわらず新たな学術体系の創出を目指し、不確実な現象に対してデータに基づいて推論し行動するという広義の意味での統計科学の構築に、さまざまな分野を背景として力強く参画したいという高い志を持った学生。
(入学者選抜の基本的な考え方)
1) 統計科学は幅広い分野を背景とする学際的な学問であることから、他分野からの受験も歓迎する。
2) 学位取得のための基礎的な能力の有無を判定する。
3) 博士課程(5年一貫制)は、筆記試験と面接試験を行い、数理と英語の基礎知識、志望研究テーマ、研究への意欲等から総合的に判断する。
4) 博士課程(3年次編入学)は、面接試験を行い、志望研究テーマ、修士論文や学術論文の研究内容、統計科学の基礎知識、研究者としての適性等から総合的に判断する。

【極域科学専攻】
(求める学生像)
極域での自然現象に強い関心があり、極域科学専攻の目的を理解し、解明したい問題に対して、理論的研究、観測的研究、実験的研究を通じて立ち向かうことが出来る、意欲ある学生。自然科学を基礎とする全学問分野からの出願を受け付ける。
(入学者選抜の基本的な考え方)
(一貫制博士課程入学)
・ 筆記試験、書類選考および面接を行い、学位取得に向けた基本的な能力を総合的に判断する。
・ 小論文、英語、専門科目(物理学、化学、生物学、地球科学から出題)による筆記試験では、思考の論理性や表現力、研究発表に不可欠な英語力、各専門分野における基礎学力があるかどうかを判断する。
・ 書類選考および面接では、記述・論述の論理性、研究意欲、研究能力、研究計画、将来展望などを総合的に判断する。
(3年次編入学)
・ 書類選考および面接により、記述・論述の論理性、研究計画の独創性、将来への発展性などの観点から、学位取得に向けた基礎的な能力を総合的に判断する。

【情報学専攻】
(求める学生像)
高度情報社会の実現に向け、自然科学から人文社会科学を幅広く横断した学際領域である情報学に関して強い興味を持ち、情報学の分野でリーダーとして活躍する研究者や、社会に役立つ情報技術を開発する高度な専門職業人を目指す学生、あるいは在職のまま広い視野と深い専門知識を獲得しようという意欲を持つ社会人。
【入学者選抜の基本的な考え方】
1) 情報学の先端的研究を実施するに足る十分な基礎学力、および知識の有無だけでなく、研究に対する意欲や語学を含めたコミュニケーション能力に関する観点より選考を行う。
2) 各志望学生に対して、上記の観点から、学生が志望する指導分野の教員が書類審査、および、十分な面接(ただし、海外の学生に対しては電話及びインターネットによるインタビュー)を行ない、専攻に属する教員全体で情報学専攻に相応しい学生かどうかを総合的に評価して判断する。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

【統計科学専攻】
統計科学専攻では、ディプロマ・ポリシーで示した目標を学生が達成できるよう、以下の方針に基づき、教育課程を編成・実施する。
1. 統計科学の基礎的な知識から高度な知識までを学べるように、共通専門基礎科目および専門科目からなる体系的なカリキュラムを提供し、統計科学の多様性と専門知識を学べる機会を定期的に設ける。
2. 各学生に指導教員と副指導教員を割り当て、多様な専門家との議論により、高度な専門知識と的確な論理的判断能力の獲得や論文作成等に係る研究指導体制を整備する。
3. 国内や国外の大学や研究機関との連携協力を行い交流の場を提供することで、高度に学際的・国際的な視野、及び高いコミュニケーション能力とリーダーシップを身につける。
4. 統計科学に関する専門知識を有する専攻内部の複数の教員に、外部の有識者を原則として加えた審査委員会により、博士論文に基づいて研究成果の審査及び試験を適切に行う。

【極域科学専攻】
ディプロマ・ポリシーで示した目標を学生が達成できるために、以下の方針に基づいて教育課程を編成・実施する。
1. 極域に関する科学および地球惑星システムの基礎から専門的な知識までを習得できる多様なカリキュラムを提供する。
2. 各学生に指導教員と副指導教員を割り当て、綿密な研究指導体制を用意する。
3. 一貫制博士課程1年次に入学した学生に対しては、1年6か月を経過した時点で、博士論文作成の支援として、中間評価を実施する。
4. 専攻内で行われるセミナーや研究会などへの参加を通じて、多様な研究者との交流を深めて、研究遂行のために必要な分析・解析、情報収集、人的交流、成果発表・議論の方法・技術を身につける機会を与える。
5. 国内外の学会・研究集会での研究発表や様々な分野の研究者との研究交流を奨励し、研究成果を適切に発信し、国際的・学際的に活躍できる機会を与える。
6. フィールドワークを行う分野では、指導教員等からフィールドサイエンティストとしての基本姿勢や技術を学ぶ機会を与える。
7. 博士論文の審査及び試験を行う。

【情報学専攻】
情報学は理学、工学、人文社会学等にわたる幅広い分野を包含しているため、本専攻では専門分野に対応して6つの教育研究指導分野(以下、「指導分野」という)を設定し、それを反映したカリキュラム編成により、学生自身がそれぞれに目指す専門性に応じて講義や研究指導を受けることができる。
 本専攻のカリキュラムは、大きく分けて研究指導と授業科目から成り、研究指導では研究の実践を通して高度な研究・開発 能力を身につけ、授業科目では情報学の分野で活躍する研究者や高度な専門職業人に求められる知識、理解力、議論力、表現力を身につけることを教育課程の編成の方針としている。
 研究指導においては、3名の教員で編成されるアドバイザグループの指導のもと専門性の高い研究の実践を通して自立した研究者に必要な能力を修得し、最終的には最先端の研究を立案・実施し、学位論文を作成する。定期的に設置されている中間発表においては、研究内容および進捗状況について発表を通して複数の教員から広範な助言を受け、研究者としての問題意識や客観的思考力を強化する。博士課程(5年一貫制)ではこれに加え、2年次修了に前期報告会に合格することで、博士論文に向けた研究を行うのに十分な学力及び研究能力を修得したことを確認することができる。また、研究成果の発表においては、国際会議での研究発表に積極的に取り組むことが推奨されている。
 授業科目のカリキュラムは、共通専門基礎科目(以下「基礎科目」)、基礎科目の中で分野に共通な科目と、専攻専門科目(以下「専門科目」)から成り、学習成果の評価としての単位は、試験・レポート等により達成度を絶対評価により科目ごとの基準に合格することで与えられる。教員ひとりあたりの学生数が少ないことを活かし、個々の学生に合わせたテーラーメード教育を受けることができる。履修科目の選択にあたっては、アドバイザの指導のもと、目指す専門性や必要とされる知識・スキルに応じて授業科目を選択することができる。
・ 基礎科目を履修し、情報学の広い学問領域にわたり基礎知識を身につけ、情報学に共通する基盤的学問を修得して情報学を体系的に理解する。また、与えられた課題に対して学際的・俯瞰的に理解し、論理的に表現する能力を身につける。
・ 基礎科目の中で分野に共通な科目から適切な科目を履修し、英語での科学・技術コミュニケーション能力や科学ライティングなどの表現力、コミュニケーション能力を養成し、国際的に活躍する研究者および高度な専門職業人に必要とされる基本的なスキルを身につける。
・ 各指導分野で開講される専門科目を履修し、最先端までの専門知識と、また専門分野のより深い理解に基づく課題解決能力、応用能力、および豊かな学識を身につける。
 教育課程における学習方法としては、博士課程(5年一貫制)の学生は、2年次までに必要な基礎科目と共通科目を履修し、3年次以降は主として専門科目を履修することを推奨している。博士課程(3年次編入学)の学生は主として専門科目を履修し、必要に応じてその他の科目を履修することを推奨している。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

【統計科学専攻】
統計科学専攻では、次に掲げる目標を達成した学生に、博士の学位を授与する。

1. 統計科学に関する高度な専門知識に基づいた的確な論理的判断能力を有し、統計科学における理論・応用上の未知かつ重要な問題を解決し、学問的発展に貢献することができる。
2. 統計科学に関する豊かな学識を基盤として、社会のニーズを踏まえつつ、高い倫理と責任をもって、社会の発展に貢献することができる。
3. 高度な学際的・国際的視野と高いコミュニケーション能力に基づいて、世界水準の研究成果を国内外に向けて発信し、国内外における統計科学の発展・深化に資する独創的な研究を主導することができる。

【極域科学専攻】
自然科学の高度な専門的知識を有するとともに、地球惑星システム全体の中での極域の役割に関する深い知識を備え、極域科学に資する独創性のある研究を自立して実践できる能力を持つ優れた学生に、理学あるいは学術の学位を授与する。

【情報学専攻】
本専攻では、情報学を体系的に学び、主に専攻が提供する科目構成から得られる能力を身につけた、自立した研究者としての能力を有する学生に学位を授与する。自立した研究者とは、自分の研究分野において先端的課題を自ら設定し、課題解決の手法の発案と実行を通して課題を解決する、研究に必要となる全ての過程を独立に遂行できるだけでなく、高度情報社会の達成に関わる重要課題の解決において、自身の研究スキル・知識を応用し、また必要とされるスキル・知識を見極め、獲得して、その分野に新たな先端的貢献を行う能力をもつことを指す。課程修了者は同時に、情報学を広く体系的に理解するとともに、自分の専門分野においては最先端の専門知識を身につけており、専門分野の研究について英語でコミュニケーションする能力といった国際社会で高度知的人材として活躍するための十分な理解力・議論力・表現力を修得している。

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