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物理科学研究科(博士課程(一貫))

 
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教育課程

2023年4月 学生募集停止

学科・専攻等

学科・専攻名修業年限取得可能な学位
構造分子科学専攻 5年 博士(理学)、博士(学術)
機能分子科学専攻 5年 博士(理学)、博士(学術)
天文科学専攻 5年 博士(理学)、博士(工学)、博士(学術)
核融合科学専攻 5年 博士(理学)、博士(工学)、博士(学術)
宇宙科学専攻 5年 博士(理学)、博士(工学)、博士(学術)

※表示人数は前年度の学位授与者数

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

【構造分子科学専攻】
理論化学、構造光科学、構造物性科学、構造生体分子科学、基礎電子化学・極端紫外光分光学の分野を講述する。指導分野に応じた担当教員が実施する科学演習において、構造分子科学の基礎・応用研究における研究討論、実験演習、理論演習を実施し、併せて実施される少人数セミナーでの科学考究では、考察力・展開力・独創的発想力を修得するように指導する。各分野の基礎及び専門分野における知識や能力を身につけるために、主に専攻が提供するカリキュラムを履修し、試験・レポート、学位論文作成等の合格をもって単位を与える。

【機能分子科学専攻】
機能生体分子科学、錯体触媒化学、量子動力学、光物理、機能物性科学の分野を講述する。指導分野に応じた担当教員が実施する科学演習において、機能分子科学の基礎・応用研究における研究討論、実験演習、理論演習を実施し、併せて実施される少人数セミナーでの科学考究では、考察力・展開力・独創的発想力を修得するように指導する。各分野の基礎及び専門分野における知識や能力を身につけるために、主に専攻が提供するカリキュラムを履修し、試験・レポート、学位論文作成等の合格をもって単位を与える。

【天文科学専攻】
ディプロマ・ポリシーを実現するため、天文科学専攻では、次のような教育・学習方針で教育課程を編成します。
指導教員、副指導教員、指導補助助教の3名からなる専攻内の複数指導教員が研究指導に当たります。観測的・理論的または開発的研究を独立して行うことができるようになるための系統的な指導を基本とし、(1)自然科学全般に関わる基礎学力、(2)天文学及び関連する分野での専門的知識と研究能力を養成するとともに、(3)国際的に活躍できるコミュニケーション力および専門的知識と技術を社会に還元する表現能力を育てることにも配慮したカリキュラムを編成します。
上記のポリシーにのっとり、天文科学専攻では以下のようにカリキュラムを編成します。
研究科共通専門基礎科目、専攻共通を用意して、自然科学全般に関する基礎学力を涵養します。
光赤外線天文学系、電波天文学系、共通基礎天文学系が開講する科目をバランス良く学ぶことで天文学及び関連する分野での専門的研究能力を養います。座学だけでなく、実習科目では、光学望遠鏡、電波望遠鏡での観測を行い観測の基礎を実地で育成するとともに、演習により、少人数・実践的・能動的な教育機会を提供します。
すべての年次で必修の「天文科学考究」で英語による研究発表を定期的に行い、「科学英語演習」、「英語によるプレゼンテーション」(研究科共通専門基礎科目)での系統的授業で、英語での発表力、ディスカッション力を養います。また、「科学コミュニケーション入門」で専門的知識と技術を社会に還元する表現能力を育てます。国際性の涵養と研究力強化のために、総合研究院大学のインターンシップを活用して国内外の著名研究者に指導を仰ぐことを推奨しています。
天文科学専攻では研究指導を含む学習成果の評価のために、専攻の教員団の前で、大学院生1人1人が、研究の進展を発表する機会を年次進行に沿って定期的に行います(研究中間レポート(特定課題研究であり2年次実施)、成果発表(4年次実施)、学位予備審査(5年次実施))。専攻の教員団は大学院生各自の研究の進展を確認し、アドバイスを与えるとともに、おのおのの指導教員団へその指導方針に関するフィードバックを行います。

【核融合科学専攻】
核融合科学専攻では、ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を涵養するために、(1) 理工学研究分野を俯瞰する基礎能力、(2) 核融合分野における専門知識と理解力、(3) 研究手法の習得と問題解決能力、(4) 世界に発信できる語学力とコミュニケーション能力等の養成を目的として、2名以上の指導教員による個別研究指導、および以下のカリキュラムを編成している。
(1)「理工学基礎演習」および基盤機関が企画する「大学院特別講座」を受講することにより、核融合研究分野のみならず理工学者として必要とされる幅広い基礎知識や技術を座学、演習を通じて身に着ける。
(2)核融合研究分野を網羅した専攻専門科目を履修することにより、核融合科学研究に必要な一連の理工学知識、最先端研究の成果を学ぶ。
(3)指導教員の個別研究指導のもとで研究テーマおよび研究手法を直接学び、研究者として自立できるように問題解決能力の養成を行う。
(4)「科学技術英語」を履修し、英語での発表力、ディスカッション力を身につける。また、「プラズマ・核融合科学セミナー」(大学院コロキウム)、国際会議発表や海外インターンシップを通じて高いコミュニケーション能力を養い、研究レベルのさらなる向上を目指す。
また、総合教育科目の履修および教員と同レベルの研究倫理教育講習を受講することにより、研究に取り組む姿勢、社会との関わり、不正防止等の認識を強化する。
核融合科学専攻では、研究指導を含む学習成果の評価を行うため、全担当教員の前で大学院生が発表を行う機会を設けている(中間研究報告(報告書提出とともに2年次)、中間発表(4年次)、学位予備審査出願前(5年次))。専攻担当教員は、大学院生の研究の進捗状況を確認し、アドバイスを与えるとともに、指導教員へその指導方針に関するフィードバックを行う。

【宇宙科学専攻】
・専攻分野における高度な専門教育を実施する。
・宇宙飛翔体を用いた宇宙理学または宇宙技術の研究・開発を行う宇宙工学に関する分野横断的な幅広い教育を実施する。
・プロジェクトあるいは研究開発の現場での実習を通じて、高度な専門知識の実践を経験し、倫理観やリーダーとしての素養を養成する。
・海外での研究発表やインターンシップの機会を通じて、研究成果を適切に発信し、研究遂行のために必要な情報収集能力を養う。
・国際的研究環境において、最先端で活躍する研究者と議論する機会を通じて、主体的に国際協力が行える力を養う。
・成績評価は、試験やレポートなどにより適正に行う。また、研究指導を含む学習成果の評価のため、定期的な研究発表を行い、進捗を確認する。

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教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)

授業科目

授業の方法・内容

年間の授業計画

シラバス等

学生が修得すべき知識及び能力に関する情報

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

【構造分子科学専攻】
電子構造学及び物質化学を中心とした各分野において、構造分子科学の本質を学ぶことによって以下の知識や能力を身につけ、主に専攻が提供する科目を修学して単位を修得し、学位論文の審査及び試験に合格した者に学位を授与する。
1)専門分野での最先端の専門知識
2)学際的・俯瞰的な視点で研究対象を考える能力
3)実験や理論に基づく研究における創造力
4)研究発表能力と英語のコミュニケーション能力
5)研究成果を集大成した博士学位論文の作成

【機能分子科学専攻】
分子動力学及び電子動力学を中心とした各分野において、機能分子科学の本質を学ぶことによって以下の知識や能力を身につけ、主に専攻が提供する科目を修学して単位を修得し、学位論文の審査及び試験に合格した者に学位を授与する。
1)専門分野での最先端の専門知識
2)学際的・俯瞰的な視点で研究対象を考える能力
3)実験や理論に基づく研究における創造力
4)研究発表能力と英語のコミュニケーション能力
5)研究成果を集大成した博士学位論文の作成

【天文科学専攻】
世界の第一線での研究や先端技術の開発を進める人材として、または高度な専門知識を背景にした科学の普及に携わる人材として、天文学および関連する分野において、独創的で新たな知見を付け加える、観測的・理論的または開発的研究を、独立して遂行する能力を身につけたと認められる者に学位を授与します。

【核融合科学専攻】
博士課程修了にあっては、以下の点に到達していることを目標とする:
(1)理工学研究分野を俯瞰する幅広い視野と教養を身につけ、核融合発電の実現に貢献しうる高い研究能力を身につけている。
(2)研究分野全体の中での自分の研究テーマの位置づけが明確であり、その研究テーマの重要性を的確に理解している。さらに、その研究遂行のための目標の設定、手順の構築、手法の選択と開発、結果の考察と成果発表の手段を明確にし、それに沿って得られた成果を次の段階へと拡張することができる。
(3)研究遂行上で直面する種々の問題を解決するために、幅広い知識と多角的な能力を獲得し、多様な解決手法で対応できるようになる。併せて、最終的な解決に至るまでの忍耐力を身につけている。また、問題解決に必要となる議論やアドバイスを他の研究者に適切に求めることができる。
(4)国際学会での発表や国際研究学術誌への論文掲載を通じて研究成果を世界に発信し、海外の研究者との活発な議論を行うことによって研究内容の発展や共同研究を推進できる。また、そのために必要な語学力を修得している。
(5)研究者として社会から大きな負託を受けていることを常に強く認識し、高い研究倫理観に基づいて研究を推進することができる。また、研究成果の社会的受容性や自然との調和にも視野を広げ、広い意味での社会への還元を目指すことができる。

【宇宙科学専攻】
・宇宙飛翔体を用いた宇宙理学または宇宙技術の研究・開発を行う宇宙工学に関する最先端かつ体系的な専門知識を有していること。
・長期的かつ分野を横断する広い視野にもとづいて、当該分野に新たな展開をもたらす研究を自ら先頭に立って遂行できる能力を有していること。
・積極的かつ主体的に国際協力を進める事ができる発信力、協調性、コミュニケーション能力を有していること。
・高い倫理観と責任感を持って次世代の文化の創造と発展に貢献できること。
・所定の期間在学し、所定の単位を修得していること。

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学修の成果に係る評価の基準

卒業・修了認定の基準

転学部・編入学等の可否、費用負担

可否費用負担
転学部
編入学

転学部・編入学情報補足

専攻分野

専攻分野に関する説明