学部・研究科等の特色等
学校教育教員養成課程
〇小学校教育コース
さまざまな現代的課題に対応できる小学校教員が今求められている。小学校教育コースは,小学校総合,教育学,心理学,国際理解教育の4選修で編成されている。理論と実践の融合によるカリキュラムと,選修間の協働の学びを基盤とし,実践的指導力を有する小学校教員を養成する。
・小学校総合選修
子ども理解系・学習指導系・協働実践系の3つの系からなるカリキュラムにより,小学校教員としての軸をつくり,必要な資質能力を身につける。実践的かつ総合力の高い教員となることを目指している。
・教育学選修
人はなぜ学び続けるのか,より望ましい教育や授業方法とは何かを深く追究することで,教育問題に柔軟に対応でき,生涯学び続ける小学校教員の養成を目指している。
・心理学選修
4つの系(心理学基礎系、心理学実践系、心理学臨床系、研究演習系)からなるカリキュラムを構成し、さまざまな現代的教育課題に対応できる教員の養成を目指している。
・国際理解教育選修
コミュニケーション能力や、異文化理解等についての知識・方法論・スキルを身につけ、多文化社会における教育実践力をそなえた小学校教員を育成する。
〇幼児教育コース
幼児教育学・幼児心理学・保育内容の理論と実践について学び、多様な保育ニーズに応えることができる人材の養成を目指している。「子どものことは子どものいる場所で学ぼう」をモットーに、保育現場に密着したカリキュラムを組んでいる。さらに、附属幼稚園において、実際の保育に参加しながら実践的に学ぶ機会も多く取り入れている。
〇特別支援教育コース
教育学、心理学、生理学、病理学などの講義・演習や、附属特別支援学校での教育実習を含むさまざまな活動を通じて、障がいのある児童生徒一人ひとりに「生きる力」を育成する実践的指導力を身につけた教員の養成を目指している。
〇情報教育コース
これからの学校現場には、情報教育・教科指導におけるICT活用・教育の情報化を推進できる人材が求められている。本コースでは、情報科学の専門性とそのための基礎的な数学の知識を有した上で、各学校種での教育の情報化の有り様を考え、その実現を組織的に推進していく「ICTが分かる・使える・教えられる教員」を養成する。
〇教科教育コース
国語、社会科、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家政、英語の10選修で構成され、中学校教員及び専門教科の指導に優れた小学校教員を養成する。幅広い教養と各教科に関する豊かな専門知識を有し、優れた授業実践力により、子どもの知的好奇心を高め、成長を促すことができる人材の育成を目指している。
・国語教育選修
「ことば」について、さまざまな面から考えをめぐらせることを通して、国語教育に携わることのできる学校教員を育成する。
・社会科教育選修
私たちの生きる社会、その見方や考え方に関わる問題について、さまざまな観点から総合的に取り組むことのできる教員を養成する。
・数学教育選修
数学の価値を深く理解し、幅広い数学的問題解決力を身につけ、子どもの数学的思考を伸ばすことができる教員を養成する。
・理科教育選修
系統的カリキュラムにより、理科教育に関する高い実践的指導力を持つ小・中(高)の教員を養成する。
・音楽教育選修
演奏表現・音楽理論・教科教育法を網羅したカリキュラムのもとで、「心の教育」に貢献する音楽授業の指導力・実践力を高める。
・美術教育選修
絵画・彫刻・デザイン・工芸・美術史・美術教育等、美術に関する理論と実技を学ぶ。毎年山口県立美術館で卒展を開催する。
・保健体育選修
学校体育および社会体育に貢献できる教員を目指し、体育・スポーツや健康維持に関する知識・技術・指導法を習得する。
・技術教育選修
技術科教育法、材料加工、生物育成、エネルギー変換、情報を学び、教員への情熱を有し、ものづくりに関心を持つ教員を養成する。
・家政教育選修
家庭科教育・食物・被服・住居・保育・家庭経営の分野を幅広く身につけ、主体的な生活者を育てることのできる教員を養成する。
・英語教育選修
高い英語力と指導力を身に付けると共に、教育実習等の経験を通して、グローバル化や小中高連携の課題に対応できる教員を養成する。