学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
---|---|---|
伝統文化教育・国際理解教育 | 2年 | 修士(教育学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
以下の趣旨に基づいて教育課程を体系的に編成し実施します。
(1)教育課程の編成の方針
1.「共通コア科目」(必修)を1 年次の初期に配置し、フィールドワークや講義を通して本専攻での学びの基盤となる知識及び意欲的に学び続ける力を育み、研究への動機づけと研究目的の明確化を図ります。
2.「実践コア科目」(選択必修)を配置し、演習や実技を通して、伝統文化の発信(『伝統文化の継承と発信』)、芸術と生活との関わり(『書道の芸術性と実用性』)、異文化間コミュニケーションによる多文化共生社会創造(『多文化共生社会創造のための教育』)に関する知識・技能、思考力・判断力・表現力を育みます。
3.「専門深化科目」(選択必修)として、院生の課題解決に対応する専門的科目を配置します。ここでは伝統文化教育(書道を含む)に関する科目と国際理解教育に関する科目を開設し、伝統文化と国際理解を架橋させ知識・技能、思考力・判断力・表現力を育みます。また、理論と実践の往還を果たすため、各関係機関や教育機関でのフィールドワークやフィールドリサーチを含めて実施します。
4.『課題研究』(必修)を配置し、ゼミとして「共通コア科目」「実践コア科目」「専門深化科目」での学びを統合し、研究力を育みます。
5.修士論文作成・作品制作のための研究指導を行い、課題の探求と解決、及びその成果を発表できる資質・能力を育みます。
(2)教育課程における教育・学修方法に関する方針
本学教員は、持続可能な社会そして多文化共生社会の実現に貢献できる人材育成についての観点や内容を共有し、協働する体制で教育を進めます。また、留学生と日本人学生の共修の場として、学生それぞれのこれまでの経験・知識を活かし、互いに学び合う学修環境、支援体制の整備に努めます。
(3)学修成果の評価の方針
全授業科目において、本専攻の理念・目的及びカリキュラム・フレームワークに即した到達目標を定め、到達目標並びに評価の方法をシラバスによって学生と教員で共有し、成績評価を的確かつ厳正に行います。学位論文に関する審査項目を定め、複数名の審査委員を選出し、厳正に審査します。また、その成績評価結果や学生による授業評価結果を点検し、カリキュラムの評価・改善を図ることで教育の質の保証に努めます。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
伝統文化教育・国際理解教育専攻
<伝統文化(書道を含む)教育・国際理解教育専修>
本専修には、伝統文化教育、国際理解教育の2領域がある。
奈良における伝統文化・文化財はその深い部分で国際性・多様性に富み、それらを理解・継承・発展させる営みである伝統文化教育と、自己の中の他者性に気付き多層的アイデンティティーを形成しながら国という枠組みを越え、多様な人・地域との共生社会の実現を図る国際理解教育とは強い親和性があり、両者を一つの専攻にまとめることにより、学際的な教育・研究を実現する。
伝統文化教育領域では、文化財や書道について高度な知識・技能に加え、それらを多様な他者の背景や立場に合わせて効果的・効率的に伝える力量を育成する。
国際理解教育領域では、グローバル・シティズンシップの本質やSDGs の趣旨などを理解することに加え、多文化が相互に尊重・継承される社会を形成するための教育活動に取り組める力量を育成する。
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
伝統文化の持続発展やその教育、国際理解教育に関わる研究を通し、修了までに以下の資質・能力を身に付けることを求めます。それらを獲得するとともに、所定の単位を修得し、学位論文の審査及び最終試験に合格した学生に学位(修士(教育学))を授与します。
1.伝統文化の持続発展や国際理解教育の発展に貢献する高度な知識・技能、思考力・判断力・表現力
2.伝統文化やその教育、国際理解教育に関わる課題を探求・解決し、それらについて専門性を深めることができる研究力
3.教育の立場から多文化共生社会の実現やSDGs の達成に貢献できる力量
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
---|---|---|
転学部 | ||
編入学 |
転学部・編入学情報補足
専攻分野
専攻分野 |
---|
教育学(教員養成課程を除く) |
専攻分野に関する説明