学部・研究科等の特色等
本学部独自の高度な知識・技術
理工学部は、科学と技術の融合という独自の教育システムで、約50%の学部学生が進学している大学院工学系研究科博士前期課程、及びそれに続く博士後期課程では、さらに高度な専門知識や技術を学び、高いレベルの研究を行っています。教員と学生が膝をつき合わせた少人数教育の実践や外国人教員による国際性豊かな講義も本学部の大きな特徴です。
学科の紹介(2018年度以前入学)
[数理科学科]
科学技術の基礎となる数学を、論理の積み重ねのほか計算機の力を借りながら学べる学科です。主な教育研究分野は、数や式の持つ魅力を追及する代数学、形や空間の性質を探る幾何学、微分・積分を用いて現象の解明を目指す解析学です。数学及び数理科学の領域において、広く社会で活躍できる高度な専門的知識・能力を持つ教育者、技術者、研究者を養成しています。
[物理科学科]
宇宙から素粒子まで、あらゆる物質の現象について教育・研究する学科です。幅広く物理学の基礎を学び、興味ある物理現象を体験する実験授業や自ら問題を解く演習などによって、科学的な考え方や実証的な見方を身につけます。本学科は、素粒子論・素粒子実験から、固体などの凝縮系を扱うものまで、多様な研究グループで構成されています。
[知能情報システム学科]
高度情報社会を支える情報科学・工学を基礎理論から応用技術まで学べる学科です。現在と将来のIT(情報技術)の発展に貢献できる能力を身につけるため、コンピュータ最適化、インターネット、情報認識などの情報基礎、計算システム、情報処理、情報ネットワークについて学びます。
[機能物質化学科]
科学技術の先端を担う、幅広い知識を備えた科学・技術者の育成をめざす学科です。化学の基礎から応用まで広範囲な教育研究を行っています。本学科のコースでは日本技術者教育認定機構により認定された教育プログラムを行っています。新しい機能を持つ生体材料、高分子材料、セラミックスなどの合成と性質の解明、リサイクルや環境浄化などの研究を行っています。
[機械システム工学科]
新製品や先端技術の開発を支えている機械工学について基礎から応用までの幅広い内容が学べる学科であり、教育課程は、日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定教育プログラムです。主な内容は、流体工学、熱エネルギー変換、先端材料、潤滑、機械設計、生産工学、ロボティクスなどです。
[電気電子工学科]
携帯電話やパソコンのような情報通信、記憶素子(メモリ)のようなエレクトロニクスから、環境にやさしいエネルギー技術、10-8cmの大きさの原子を操作するナノテクノロジー、生体の仕組みを工学的に解明するバイオテクノロジーまで、社会で役立つ様々な専門技術を学ぶことができます。さらに知識を深めたい約半数の学生は、大学院に進学し、最先端の研究課題に取り組みます。
[都市工学科]
都市工学科では、人々の安全で快適な暮らしと豊かな都市生活環境を創造するため、土木工学と建築学の2つの学問領域にまたがる幅広い領域の教育・研究を行っています。このため、都市工学科は、土木や社会基盤整備に重点を置く「都市環境基盤コース」と建築学に重点を置く「建築・都市デザインコース」の2つのコース制を導入しています。
学科の紹介(2019年度以降入学) [理工学科]
1学科となっており、1年生は前学期は全員が同じ科目の授業を聴講します。分野の好き嫌いによる得手・不得手を無くすために、レベルに応じた教育を行い苦手科目の克服を図ります。後学期では数学、化学、物理学の3つのコース類に分け、2年次の12コースの専門分野配属に向けて学生自身の本当に得意な分野・好きな分野を決めてもらいます。2年次では12コースに分かれ、専門分野の基礎および研究手法を学びます。4年次に卒業審査を受け卒業後、就職または大学院へと進みます。