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先端科学技術研究科(修士課程)(令和2年度以降学生募集停止)

 
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学部・研究科等の特色等

学部・研究科等の特色等

北陸先端科学技術大学院大学(以下「本学」という。)と金沢大学の両大学は、「グローバル社会のニーズや動向に応じて、独創的な発想と卓越した研究力を基に、科学技術イノベーションの基盤を生み出し、社会実装できる博士人材」(以下「科学技術イノベーション人材」という。)を養成するため、本学では先端科学技術研究科に、金沢大学では新学術創成研究科に、それぞれ融合科学共同専攻(以下「本共同専攻」という。)を設置し、共同教育課程を編成する。

【教育理念・目的】
科学技術イノベーション人材の養成に当たり、両大学は、イノベーションの源泉は「新たな『知』の創造」にあると定義した上で、それを実現するための一貫した教育理念として、「融合科学の促進」を掲げる。
「融合科学の促進」を「科学技術イノベーションに連関する複雑な社会課題の解決に向けて、既存の科学分野を超える枠組みの下で、“科学を融合する方法論”の探求・実践により、複数の科学分野の融合を促進させること」と定義し、これに基づいた教育体系を構築する。

○ 3つの挑戦的なイノベーションの枠組み(3つのチャレンジ)
この教育理念を実現するためのフレームワークとして、本共同専攻には、特にコース等を設けず一の専攻のみによって構成することとし、一方で、複雑な社会課題の解決に向けた既存の科学分野を超える枠組みとして、両大学の強み・特色となる分野を結集し、以下に掲げる3つの挑戦的なイノベーションの枠組み(3つのチャレンジ)を設定する。
Ⅰ:ライフイノベーション(健康的で質の高いライフスタイルの創出)
⇒個々の健康的なライフスタイルに資する生物学的・生体的機能の計測・解明・制御と、その応用
Ⅱ:グリーンイノベーション(環境に適合した次世代型〈材料・デバイス・エネルギー〉の創生)
⇒自然エネルギー・再生可能エネルギーの創出、貯蔵、輸送/新素材やナノテクノロジーを利用した省エネルギーデバイス開発
Ⅲ:システムイノベーション(科学技術と人や社会とが調和した未来社会の創造)
⇒ビッグデータや人工知能(AI)を活用した知的システムの開発/生物をヒントにしたシステム・機械の開発/自然環境や文化的環境等を踏まえた社会環境改善

○ 4つの「力」(フォース)
また、本共同専攻では、“科学を融合する方法論”の探求・実践に当たって、自らの研究分野を超えた「異分野」に飛び込み、異なる知識背景を持つ他者とコミュニケートできる「力」を身に付ける必要があると確信する。その「力」を一様に定義することは困難であるが、その通底する基礎として、以下に掲げる4つの「力」(フォース)を設定する。
Force 1:データ解析する「力」
融合しようとする各科学分野の視点で、現象を表すデータを多角的に解析する「力」
Force 2:モデル化する「力」
融合分野の基礎に矛盾しないモデルを提唱する「力」
Force 3:可視化する「力」
他分野の人にも分かりやすい“図”を呈示する「力」
Force 4:デザインする「力」
他分野及び社会とのインタラクションを通して自己の提案を改変しながら、問題を解決していく「力」

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