<各学科の特徴>
【英米学科】まず高度な英語の運用能力を養成しながら、英語圏の言語・文学・文化・社会に関する専門知識の修得を目指します。また、英米に限らず国際社会における異文化間の理解・コミュニケーションに必要な視点・スキルを身につけると同時に、異文化に対する理解を深めることで、自分たちの文化を新たな視点からとらえ直すことのできる人材を育成します。学生は2年次からコースに分かれてそれぞれの専門分野を究めるとともに、3年次からは少人数のゼミナールに属して、各自のテーマについて研究し、論文にまとめ、発表する能力を身につけていきます。
【ロシア学科】ロシア語を聴き、話し、読み、書くというコミュニケーションの基盤となる技能を総合的に養成し、学習者が高度な言語運用能力を獲得することを目標に、ロシア語圏の文化への理解を踏まえた上で、実践的な言語教育を行います。また、話し言葉と書き言葉のスタイルの違いを常に意識し、それぞれの要素を効果的に使って、自分の意見を表現する力を養成します。1年次ではロシア語の正確な発音と基礎文法の定着を図ります。2年次では文法理解を深めるとともに、定型表現を習得し対話能力を養います。3年次では多様な分野のテキストを素材に、ロシア語を通した世界の見方や異なる文体や修辞法を学習します。また、より複雑な内容を話題にした表現力を養います。4年次では専門的なテキストの読解力、ならびにプレゼンテーションや交渉などに必要な自己表現力・対話力を強化します。
【中国学科】「使える」中国語を教育目標の第一に置き、「読む・書く・聴く・話す」の実用的訓練を重視して、高度な中国語運用能力を修得することを目指します。中国語教育に関しては、本学科の中国語ネイティブの教員に加え、毎年中国から2人の教員を招へいし、少人数授業でリスニングと発音指導に力を入れ、中国語の基礎を徹底的に鍛える教育を実践しています。さらに学科基礎科目、全学共通科目等の受講を通して関心ある分野の専門的知見を広め、中国語圏の多様な言語・文化・社会状況への理解を深めることにより、時代の変化や地域的特性に柔軟に対応できる国際的スペシャリストの養成を目指しています。
【イスパニア学科】イスパニア語(スペイン語)の高度な運用能力を身につけることを目指します。イスパニア語は、スペインとラテンアメリカの多くの国で話されているために、その背後に広がる多様な文化を理解することが必要です。このため、高い語学力と同時にイスパニア語圏の文化・社会・文学・歴史・経済・イスパニア語の言語学などを学び、深い知識と広い視野を持つ人材の育成を目指しています。そして、授業を通じて言語学や日本語との文法比較を深め、翻訳などの専門家育成も目指します。ネイティブの専任教員からシャワーのように浴びるイスパニア語。自分の主張をしっかりと持ち、それを自分の言葉で表現することが求められる、実践本位のカリキュラムを取り入れ、まず語学をしっかりとマスターすることを目標としています。
【国際関係学科】国際社会の動きを複眼的な視点からとらえ、異文化理解を深めると共に、国境を越えて広がる複雑な課題に柔軟に対応する能力を養います。このために、批判的・客観的な国際感覚に基づく国際社会で通用する英語の運用能力の修得を目指します。加えて、自らの関心に基づいて、国際法政/経済経営/多文化共生/リベラルアーツの4つのコースから、主専攻1コース、副専攻1コースを選択し、2つの専攻分野の専門的・体系的知見の修得を図ります。現代の国際社会は、既存の理念や価値観の大きな揺らぎに加えて、人、モノ、マネーのグローバルな流動化に直面しています。こうした状況に、複眼的で深い知識とともに、人間的叡智に裏づけられたバランス感覚を備え、国際的視野をもって対処できる人材育成を目指しています。
学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
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英米学科 | 4年 | 学士(外国学) |
ロシア学科 | 4年 | 学士(外国学) |
中国学科 | 4年 | 学士(外国学) |
イスパニア学科 | 4年 | 学士(外国学) |
国際関係学科 | 4年 | 学士(国際関係学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 可 | |
編入学 | 可 |
転学部・編入学情報補足
https://www.kobe-cufs.ac.jp/admissions/qa/faq2-10.html でご確認ください。
https://www.kobe-cufs.ac.jp/admissions/university/guide/hennyu.html でご確認ください。
専攻分野
専攻分野 |
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英米語 中国語 外国語(英米・中国語以外) 国際関係学・国際協力 |
専攻分野に関する説明
<コース制について>
英米学科、ロシア学科、中国学科、イスパニア学科では、2年次から5つのコースのいずれかに所属して専門的な科目を学びます。高度な外国語運用能力に加えて、体系的な学問習得により柔軟かつ論理的な思考力と精緻な表現力を身につけます。国際関係学科では、専門教育における学際性をより重視し、2年次から4つのコースのうち、1つを主専攻、もう1つを副専攻とし、2つの専攻分野の知見をもとに国際問題を複数の視点から観察、分析し、思考する力を身につけます。
【語学文学コース】
英語、ロシア、中国、イスパニアの各言語圏における言語、文学、文化に関して、体系的かつ多様な授業を開講し、これらの分野についての十分な専門的知識を養うとともに、柔軟な言語運用能力と複眼的な批判的思考力の養成を行います。
【国際法政コース】
国際関係論、政治学、法学、地域研究などの研究領域を踏まえながら、国家間の反目や衝突、民族問題、排外主義思想など、様々な政治的な緊張や対立に向き合い、国際社会、国家、民間組織、個人として如何に対処し解決を導くのか、政治体制や法、理念・思想などの問題として考察することを促します。また、このなかで、国際平和秩序の形成に必要な構想力を培います。
【経済経営コース】
経済学・経営学・商学の分野について学生の問題意識を広げ、深めることを可能にするため、ミクロ経済学、マクロ経済学、経営学、会計学及びそれに関連する授業を段階的・体系的に開講し、経済経営の視点から現代の諸問題を分析する力を養います。そのことを通じて、自らの考えを体系的にまとめ、広い国際的視野に立って活躍しうる人材の養成を図ります。
【多文化共生コース】
異なる価値観の共生が可能な社会の構築に向けた実践力を養うことを目指します。移民やLGBTQ、宗教的マイノリティ、異文化理解などについて分野横断的に学び、複眼的な視点を身につけることで、多様な価値をつむぐために他者と協働する能力を磨きます。
【リベラルアーツコース】
哲学・社会学・心理学・言語学・歴史学・教育学・情報科学・自然科学・スポーツ文化論などの多様な学問体系を体系的・専門的に深く学ぶことを通して、幅広い教養と自由で豊かな発想力、そして次代を切り開く新たな価値を創造する力を養成します。