学部・研究科等の特色等
日本と東・東南アジアとの接点に位置する島嶼県沖縄は、国内有数の長寿地域として知られていました。しかし2013年の都道府県別平均寿命は女性が1位から後退して3位、男性は30位であり、「330ショック」として沖縄の医療関係者に大きな衝撃を与えました。要因として食生活の変化による生活習慣病の増加が挙げられます。一方で沖縄県の島嶼部は高齢化が進んでおり、高齢者医療の充実が大きな課題となっています。
保健学科は看護師、保健師、助産師、養護教諭を養成する看護コースと臨床検査技師、健康食品管理士を養成する検査技術コースからなり、沖縄県の健康長寿の復活を目指し、また沖縄県民が安心して医療を受けられるよう、地域医療、保健医療に貢献する人材を育成しています。学生は経験豊かな教員陣から広範囲な知識を得る一方、早い時期から地域医療機関での実習を行うことで、高い実践力を養い、地域に根付いた医療が出来るよう実力を蓄えていきます。そのほか東南アジアの国々との交流を経て、グローバルな視点から地域問題を考えていく力を養います。
保健学科は沖縄県の地域医療を牽引するリーダー、教育・研究に携わる教員、国際社会で活躍するグローバル人材の育成に努めています。