学部・研究科等ごとの目的
本学部は、自然科学と科学技術を基盤とし、社会科学的要素を加味した「自然災害の予測やリスク管理、社会基盤材料の開発、都市と交通の創造」に係わる特色ある国際水準の教育・研究を行い、デザイン思考の素養を有した創造力のある人材を育成し、地域や都市の創生と持続的発展を通じて、人間社会と自然環境とが共生する理想的な社会の実現に寄与することを目的とする。
(富山大学都市デザイン学部規則 第2条(教育研究上の目的))
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
【入学者選抜の基本方針(入試種別とその評価方法)】
○一般選抜(前期日程、後期日程)
[地球システム科学科]
大学入学共通テスト及び本学が実施する個別学力検査により、高等学校卒業までに修得すべき基礎学力を評価する。本学では、特に読解力、論理的思考力を重視する。
[都市・交通デザイン学科]
大学での学修に必要とされる高等学校卒業レベルの基礎学力を評価するとともに、思考力、判断力、表現力、及び主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を評価する。
[材料デザイン工学科]
大学での学修に必要とされる高等学校卒業レベルの基礎学力を評価するとともに、読解力、論理的思考力、及び表現力を評価する。
○総合型選抜Ⅰ
[都市・交通デザイン学科]
大学での学修に必要とされる高等学校卒業レベルの基礎学力を評価するとともに、主体性、積極性、協働性に関わる秀でた個性を評価し、また、論理的思考力、理解力、表現力、学修意欲、明確な志望動機、及び都市デザイン学への関心度を評価し、入学者を選抜する。
○総合型選抜Ⅱ
[地球システム科学科]
本学が実施する第1次選抜(自己推薦書、志願理由書)及び第2次選抜(個人面接、プレゼンテーション等)では、主体性、積極性、協働性、観察力、論理的思考力、表現力などを評価する。第2次選抜合格者に対して、大学入学共通テストを課し、数学及び英語の基礎学力を評価する。
[材料デザイン工学科]
大学での学修に必要とされる高等学校卒業レベルの基礎学力を評価するとともに、主体性、積極性、協働性に関わる秀でた個性を評価し、また、論理的思考力、理解力、観察力、表現力、学修意欲、明確な志望動機、及び都市デザイン学への関心度を評価し、入学者を選抜する。
○特別選抜(帰国生徒選抜、社会人選抜)
[地球システム科学科]
本学で「小論文」を課し、論理的な思考力及び文章表現力を評価する。また、「面接」を課し、口頭による表現力を評価する。
[都市・交通デザイン学科]
大学での学修に必要とされる高等学校卒業レベルの基礎学力を評価するとともに、主体性、積極性、協働性に関わる秀でた個性を評価し、また、論理的思考力、理解力、表現力、学修意欲、明確な志望動機、帰国生徒または社会人としての経験、及び都市デザイン学への関心度を評価し、入学者を選抜する。
[材料デザイン工学科]
本学で「小論文」を課し、論理的な思考力及び文章表現力を評価する。また、「面接」を課し、口頭による表現力を評価する。
○私費外国人留学生選抜
[地球システム科学科、都市・交通デザイン学科、材料デザイン工学科]
日本留学試験では、基礎学力を評価する。
本学では「面接」を課し、学修意欲及び基礎学力と日本語能力を評価する。
【入学前に学習すべきこと】
[地球システム科学科]
高等学校卒業までに学ぶ数学、理科、国語、外国語、地理歴史・公民について、十分な基礎学力を身に付けておくことが重要である。理科(物理、化学、生物、地学から2科目以上)、数学(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、B)、英語は、特に十分な学習をしていることが望まれる科目である。
[都市・交通デザイン学科、材料デザイン工学科]
都市デザイン学を学ぶ上で必要とされる数学、理科、外国語(英語)、国語、地理歴史・公民等について、高等学校卒業レベルの学力を身に付けておくこと。
普通科以外の高等学校の卒業者は、履修可能な数学、理科、英語に関する多くの科目を履修するとともに、特に数学については自学自習により、不足分を身に付けておくこと。また、地球(環境)、都市・交通、材料等の問題についても広く関心を持っておくこと。
詳細についてはリンク(URL)をご参照ください。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
■地球システム科学科
【教育課程編成方針】
地球システム科学科では、卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示した5つの能力を学修するため、以下の科目群を体系的・系統的に実施する。
1)教養教育科目
2)学部共通教育
3)専門基礎科目
4)専攻科目
講義、演習、実験、実習等、様々な方法・形態の授業において、学生が主体的・能動的に学ぶことに重点を置く。各教科の成績は、シラバスにあらかじめ示された評価方法により、学修成果別評価基準(ルーブリック)に沿って評価することを基本とする。
【教育課程実施方針】
・4年間を通じて、教育課程編成方針で示した3つの教育を体系的・系統的に実施する。
・1年次においては、幅広い知識を身に付けるための教養教育、基礎的な地球システム科学の教育(専攻科目)、及び地球システム科学を学修する上で基礎となる数学及び物理学についての教育(専門基礎科目)、自然科学・科学技術と社会との関わりを学修する学部共通科目「都市デザイン学総論」を実施する。
・2年次においては、地球システム科学の専門的学識を身に付けるための専門教育科目(専攻科目)、及び科学と社会の関わりについて学修し、責任感を養成する学部共通科目「自然災害学」、「インフラ材料」、「物質科学」を実施する。
・3年次においては、地球システム科学の専門的学識を身に付ける専門教育科目(専攻科目)を実施するとともに、社会的責任感、倫理観を醸成する「科学者・技術者倫理と知的財産」、地域の課題に学部横断グループで取り組む「地域デザインPBL」を実施し、責任感やコミュニケーション能力を養成する。
・4年次においては、それまでに学修した専門的学識を基にして、地球システム科学の様々な問題に取り組み、その解決を目指した卒業研究を実施する。これを通じて、社会で活躍できる専門的職業人としての実践力を養成する。
■都市・交通デザイン学科、材料デザイン工学科
【教育課程編成方針】
都市・交通デザイン学科及び材料デザイン工学科では、卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示した5項目の能力について、体系的な教育課程を編成する。授業は講義・演習・実験・実習の様々な方法・形態により行い、特に、特徴ある学部共通教育科目、学科横断型教育科目、及び地域と連携した教育科目等を編成し、アクティブラーニングにより、学生が主体的・能動的に学ぶことができるものとする。その評価は、各能力における学修成果の到達目標に対する達成度について、客観的な成績評価基準に基づいて行う。
【教育課程実施方針】
・都市・交通デザイン学科及び材料デザイン工学科では、4年間の学修を通じて、豊かな人間性を育み、幅広い知識と深い専門的学識を修得し、自然と共生した地域社会や国際社会で活躍し得る人材となるための教育課程を実施する。
・1年次においては、幅広い知識の修得と豊かな人間性を育み、都市デザインの基礎的な考え方を理解するため、教養教育科目と共通基礎科目を学修する。
・2年次においては、基礎的な学問を理解し、応用力や創造性を育むため、専門基礎科目を学修する。
・3年次においては、専門的学識を深め、論理的思考力、応用力、問題解決力を育むため、学部共通教育科目、学科横断型教育科目、及び地域と連携した科目等を学修する
・4年次においては、地域や国際社会で活躍し得る実践的技術者・研究者となる専門的学識を身に付けるため、卒業研究を実施する。
詳細についてはリンク(URL)をご参照ください。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
■地球システム科学科
【卒業認定・学位授与方針】
地球システム科学科では、本学科の目的に基づき所定の課程を修め、以下(リンク参照)の能力を身に付けた者に対し、専門的職業人として社会で活躍できる人材として、学士(理学)の学位を授与する。
■都市・交通デザイン学科、材料デザイン工学科
【卒業認定・学位授与方針】
都市・交通デザイン学科及び材料デザイン工学科では、幅広い知識と深い専門的学識を持ち、学科横断型教育科目等の修得に基づき、デザイン思考を実践する豊かな創造力により、問題発見・解決力、多様な人々とのコミュニケーション能力、及び倫理観・責任感を身に付け、自然と共生した地域社会や国際社会の持続的発展に貢献できる者に学士(工学)の学位を授与する。
詳細についてはリンク(URL)をご参照ください。