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文化教育学部(教員養成以外)募集停止

 
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教育研究上の目的と3つの方針

教育学部および芸術地域デザイン学部の設置に伴い、平成28年度から文化教育学部の募集は停止しています。

学部・研究科等ごとの目的

佐賀大学文化教育学部規則 第1条の2 (学部の目的)

本学部は,学校教育課程,国際文化課程,人間環境課程及び美術・工芸課程により構成し,各々の課程の持つ特質を融合させたカリキュラムを整え,特定の専門知識に偏らない「総合知」を有する人材を育成することを目的とする。

詳細URL https://kiteikanri2011.admin.saga-u.ac.jp/doc/rule/305.html
上記URLにて,各課程の目的についてもご覧いただけます。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

文化教育学部は,学校教育課程,国際文化課程,人間環境課程及び美術・工芸課程により構成し,各々の課程の持つ特質を融合させたカリキュラムを整え,特定の専門知識に偏らない「総合知」を有する人材を育成することを目的とします。各課程の目的と求める学生像は以下の通りです。

■国際文化課程
文系専門分野に関する幅広い学識を持ち,徹底した外国語教育を通して,豊かな語学力と幅広い国際的視野を備える人材を育成します。そのために,以下に示すような学生を求めています。
① 国際的な広い視野からものごとを考え,学び,それを将来自分や社会のため活かそうという志を持つ人
② 外国語を含む言語運用能力およびそれを活用したコミュニケーション能力の修得に意欲を持つ人
③ 日本やアジア,欧米の言語・文化・歴史・社会等について学び,海外の大学への留学,公務員・旅客業・情報通信業・金融保険業など国際的な視野を必要とする業種への就職,中学校・高等学校の国語科・社会科・英語科の教員を志望する人

[国際文化課程で学ぶために必要な能力や適性等および入学志願者に求める高等学校等での学習の取り組み]
国際文化課程が目標とする語学力と国際的視野を身につけるためには,入学前に,基本となる教科を広く履修しておく必要があります。まず,文献の読解,発表,討論,レポートの作成などのために充分な国語力が求められます。次に,社会科の科目を学ぶことにより,現代の社会とそれにつながる歴史に対する理解を深めておくことは,国際的視野を身につけていく上で役立ちます。このように国語や社会科の科目をよく勉強することは,異文化交流を行う上で必要な他者と自己の文化を理解することにもつながります。また,英語の学力は,入学後,英語で書かれた文献を読み,英語によるコミュニケーションを行うために必要であり,英語以外の外国語を修得するときにも助けとなります。ほかに,歴史・思想・文化などに関する幅広い読書を通して自分自身で考え,さらに友人などと意見交換を行うことは,自分で問題を発見,分析し,解決する力と高いコミュニケーション能力を養う上で有益です。なお,コミュニケーションには論理的な思考力も必要ですので,数学・理科など理系の教科の学習も役に立ちます。

■人間環境課程
心身の成長と特性,地域の生活と文化及び環境の理論と技術に関する幅広い学識を身に付け,より豊かな生活を実現するための主導的役割を果たすことができる人材を育成します。そのために,以下に示すような学生を求めています。
① 幅広い教養と基礎学力を有し,自然環境,地域社会,人間の文化に強い関心を持っている人
② ①に示す領域に関する高度な知識と先見性,実践力を身につけていく意欲のある人

[人間環境課程で学ぶために必要な能力や適性等および入学志願者に求める高等学校等での学習の取り組み]
人間環境課程は,生活,地域社会や自然環境との関わり,福祉,健康とスポーツなど,人間と環境に関係する諸問題を学問対象としています。そのため,高等学校で学ぶ様々な教科や科目の基本的事項を幅広く修得しておくことが必要です。具体的には,授業で学んだ内容および実習や演習等での実践記録や調査内容についてレポートを作成する場合には,文章の読解力と記述力を中心とする国語の能力が必要となります。また,専門書の読解や日本以外の事柄について調べる場合には,基礎的な英語力も不可欠です。さらに,多様な分野で構成される本課程にとって,高等学校で履修する社会や理科に関わる基本的知識は,物事を幅広く捉え,多様な観点から考察するために必要な知識となります。また分野によっては家庭科や保健体育に関わる基本的知識や技能を修得しておくことが望まれます。

■美術・工芸課程
美術・工芸分野の理論・実践について学び,あわせて当該分野の教育について考究することを通して,美術教育者若しくは造形作家として,又は企業等において活躍できる人材を育成します。そのために,以下に示すような学生を求めています。
① 日本画,西洋画,彫刻,デザイン,窯芸,木工工芸,染織工芸,金工工芸,美術理論・美術史及び美術教育の各分野に興味と意欲をもっている人
② 基礎的学力や技能を備え,制作・学習に意欲的に取り組み,表現や理論的な思考などの能力を自ら育てようとする熱意を持って学び,優れた教育者や専門家,企業人などを目指す人

[美術・工芸課程で学ぶために必要な能力や適性等および入学志願者に求める高等学校等での学習の取り組み]
美術工芸を学ぶにあたって大きく分けて3つの事を意識して下さい。1つ目は「活力」です。美術工芸が果たして来た役割を学びつつ,これからの社会とどのようにつながることが出来るかを想像してください。主体的な自己が生まれ,同時に活力を生みだす事ができます。2つ目は「理知」です。身の回りの現実に起こる出来事に興味を持ち,気になる事に少し立ち止まりながら知識を深めてください。さまざまな分野の事が複雑に関係している世界のさまざまな兆候を見逃さない感性が育まれ,理知へと発展します。3つ目は「発信」です。自分の好きなものや気になることを誰かに積極的に伝えて下さい。それは活力と理知を伴って社会への発信へと変わります。これらの事を入学前から意識する事で,より有意義な大学生活が送れるはずです。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

国際文化課程
学位授与の方針を具体化するために、以下の方針で教育課程を編成し、教育を実施する。
1.教育課程の編成
(1)学習成果を着実に積み重ねるために、教養教育(全学教育)科目と専門教育科目を学年進行に応じ て段階的、体系的に配置した 4 年一貫の教育課程を編成する。
(2)養教教育については、以下の科目を配置する。
○ 基礎的な知識と技能の分野
1 教養教育において、文化・自然、現代社会と生活に関する授業科目(主題科目、共通主題科目、 健康・スポーツ科目)、言語・情報・科学リテラシーに関する授業科目(外国語科目、情報処理 科目)を、必修および選択必修として幅広く履修できるように配置する。
2 教養教育における言語・情報・科学リテラシーに関する教育科目は初年次から開講し、基礎的な 汎用技能を修得した上で、専門課程における応用へと発展的な学習に繋げる。
○ 課題発見・解決能力の分野
1 教養教育において、様々な課題を探求し、少人数クラスでの検討を通じて解決の道を探るための 授業科目を、初年次の必修として配置する(大学入門科目)。また、現代的な課題を発見・探求 し、問題解決につながる協調性と指導力を身につけさせるための科目を、選択として配置する(共 通主題科目)。
○ 地域や国際社会を担う国際的教養人としての資質(社会と個人の持続的発展を支える力)
1 教養教育において、他者を理解し共生する力や高い倫理観・社会的責任感に関する授業科目を、 選択必修として幅広く履修できるように配置する(主題科目、共通主題科目)。
(3)国際的な教養人として必要とされる体系的な知識を修得するための専門教育科目を、以下の「専門 基礎科目」、「課程共通科目」、「専門外国語科目」、「選修科目」に区分し、1~4 年次まで段階的に配置する。
○ 専門基礎科目
文化教育学部が掲げる総合知の一環として、国際理解と人間理解の基礎的知識を修得するために、 課程横断的な授業科目(国際文化論、現代教育論、実践英語等)で構成する。
○ 課程共通科目
社会や文化の多様性を理解し、広い視野と柔軟な感性と思考力を培うための課程必修の基礎的授業 科目(日本・アジアの社会と文化、欧米の社会と文化)で構成する。
○ 専門外国語科目
国際文化課程では課程の目標に照らして英語以外の第 2 外国語の履修を重視している。従って、コ ミュニケーション能力を継続して向上させるための英語、英語を始め多様な言語による専門教育外 国語の他に、国際的な視野を形成するとともに各専門分野での研究を深めるための重要な言語とし て、日本と深い文化的交流の歴史を持つドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮語を開設し、これら 4 言語のいずれかを少なくとも 8 単位履修する。
○ 選修科目
専門分野における体系的知識の修得を目標とする授業科目群で構成し、学習成果を確実に上げるた めに、各授業科目を段階的に配置する。
1)日本・アジア文化選修においては、各授業科目を導入科目、発展的科目、応用的科目の 3 段階に 分けて配置し、さらに、多角的な視点を培うため隣接分野として A、B 両群の授業科目を配置する。 欧米文化選修においては、専門分野を「欧米の歴史・社会・思想」領域、「欧米の文学」領域、「欧 米の言語と文化」領域の 3 領域で編成し、各領域の授業科目を日本・アジア文化選修と同様に段階的 に配置する。
2)これらの授業科目においては、1専門知識の確実な修得、2積極的な関心と学習意欲の育成、3 発表等を通しての論理的思考と自己表現力の向上、4問題を発見し、相互の立場を尊重しながら問 題解決に向けて協力し合う姿勢の育成の 4 点を主要な教育目標とし、その具現化のために少人数に よる講義・演習方式を軸に実施する。
2.教育の実施体制
(1)各授業科目については、それを担当するにふさわしい専門性を有する教員を配置し、オムニバス方 式の授業においては授業内容の整合性、一貫性を統括するための責任者を置く。
(2)授業科目間の連関性や段階性、専門分野間の授業科目数の適切なバランスを確保するため、定期的 な点検を実施して適切な教育体制を整える。
3.教育・指導の方法
(1)専門知識を修得するための講義、問題発見と解決を目指す演習、語学力の向上をはかる各種の講読、コミュニケーション能力を高めるための外国人教員による実践的な授業科目などを組み合わせて、学習成果を高める。
(2)内規により履修できる単位数に上限を設けて自学自習時間を確保することで、学習の質の向上および持続的な自己学習の習慣の定着を図る。
(3)各年次に指導教員を配置して一般的な履修指導を行うことに加え、ティーチング・ポートフォリオの導入により、教員によるよりきめ細かな学習支援を行う体制を整える。また、学生が常に自己の 学習状況を客観的に把握できるようにラーニング・ポートフォリオを導入・実施する。
4.成績の評価
(1)各授業科目について、その内容、到達目標、成績の評価方法と基準をシラバス等で公開して学生 に周知した上で、「成績判定に関する規定」に基づき公正で厳格な成績評価を行う。
(2)必修科目である卒業研究については、成績評価の公正性を担保するために主査の他に副査を置く。主査と副査は上記規定に則り合議により厳格な判定を行う。

人間環境課程及び美術工芸課程の教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)については,以下URLを参照
http://it3.pd.saga-u.ac.jp/jp/policy/curriculum.php

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

国際文化課程
国際文化課程の目的を実現するために、佐賀大学学士力を踏まえ、学生が身につけるべき以下の具体的学習成果の達成を学位授与の方針とする。
成果の達成状況は、平素の学習状況及び定期試験等によって判定し、学則に定める卒業の認定の要件を満たした者には、教授会の議を経て、学長が卒業を認定し、学位記を授与する。
1.基礎的な知識と技能
(1)文化と自然、現代社会と生活に関する授業科目を履修・修得し、自立した個人として社会生活を生きるための文化的素養を身につけている。また、現代社会の諸問題について適切な学識を有し、健 康・環境に関する知識を自己管理と生活の質の向上に役立てることができる。
(2)日本語で、他者の意思を的確に理解できるとともに、自己の意思を口頭および文章で論理的に表現 できる。全学教育での英語に加え、専門教育においても英語とその関連科目を履修・修得しコミュ ニケーションのための英語運用能力を身につけている。また、必修専門外国語として独仏中朝のい ずれかを履修・修得し、国際理解に必要な広い視野を有している。
(3)情報リテラシーに関する授業科目を履修し基本的な情報技術を修得したうえで、遵守すべき社会倫 理に則って収集した多様な情報の適正な処理・管理と活用ができる。

2.課題発見・解決能力
(1)演習型学習等を通して、各国の文化・歴史・社会等の多様な現実に即した課題を的確に把握できる。また、外国語運用能力を積極的に用いて、関連情報を広く収集・分析できる。
(2)日本・アジアや欧米の言語・文化・歴史・社会等の各専門分野における基礎的知識を身につけてい るとともに、それに基づいて、各専門分野の諸課題を歴史的諸条件にまで遡って考察できる洞察力 を有している。また、専門分野の知識と近接分野の知識とを結びつけて問題の解決に向けて応用す ることができる。
(3)演習型学習等を通して、異文化理解に基づく複眼的な視点に立って他者の意見を尊重しつつ、協力 して問題の解決を目指す柔軟な姿勢と協調性を身につけている。

3.地域や国際社会を担う国際的な教養人としての資質
(1)環境やジェンダーをはじめとする現代国際社会に共通の諸課題について正確な知識を修得し、専門教 育課程で培われる広い視野のもとで、自然と社会の持続可能な共存、人間の尊厳に基づく人と人の平 和な共生等への道を探求し、その実現に向けて積極的に参画する意欲を有している。
(2)欧米や日本・アジアについての専門分野の知識を修得し、市民社会の一員としての自覚と責任を持っ て自律的に行動する能力を有している。また、その専門的知識を積極的に活かして、種々の分野にお ける国際的地域交流の促進や地域社会の文化的向上・活性化に寄与することができる。
(3)卒業研究論文の作成を通じて課題を明確にし、生涯を通しての持続的関心を形成する。

人間環境課程 生活・環境・技術選修
人間環境課程の目的を実現するために、佐賀大学学士力を踏まえ、学生が身につけるべき以下の具体的学習成果の達成を学位授与の方針とする。
成果の達成状況は、平素の学習状況及び定期試験等によって判定し、学則に定める卒業の認定の要件を満たした者には、教授会の議を経て、学長が卒業を認定し、学位記を授与する。
1.基礎的な知識と技能
(1) 生活や人間をとりまく環境を理解するための文化、社会あるいは自然に関する基礎的な知識 を修得している。
(2) 生活環境、地域社会および環境問題に関する専門的な知識を修得している。
(3) 言語・情報・科学リテラシーを修得し、多様な情報を収集・分析・整理して適切に判断し、活用することができる。
(4) 実験・実習やフィールドワークを通して、 生活環境、地域社会および環境問題を考えるため の技法を修得している。

2.課題発見・解決能力
(1) 生活環境や地域社会および環境問題に関する現代的な課題を発見し、その解決に必要な情報を収集・分析・整理し、科学的・論理的かつ多面的な思考に基づいて問題の解決に取り組 むことができる。
(2) 教育、行政あるいは企業など身近な地域社会あるいは世界が抱える課題について、専門的な知識と技法を用いてその解決に取り組むことができる。
(3) 実験・実習やフィールドワークを通して、課題解決のための協調性を培うとともに解決のための方向性を提案することができる。

3.地域を担う社会人としての資質
(1) 多様な文化や価値観を理解し、生活環境の改善、地域社会の創造、あるいは環境の保全といった行動を、社会的規範を守りつつ他者と協調して行うことができる。
(2) 社会的役割を自覚し自己を活かすという視点を持って、継続的、自主的かつ自律的に学習ができる。
(3) 生活環境の改善、地域社会の創造、あるいは環境の保全のための高い倫理観を持ち、卒業後も地域社会等が行う活動に参画していく重要性を理解し、その姿勢を持っている。

人間環境課程 健康福祉・スポーツ選修
人間環境課程の目的を実現するために、佐賀大学学士力を踏まえ、学生が身につけるべき以下の具体的学習成果の達成を学位授与の方針とする。
成果の達成状況は、平素の学習状況及び定期試験等によって判定し、学則に定める卒業の認定の要件を満たした者には、教授会の議を経て、学長が卒業を認定し、学位記を授与する。

1.基礎的な知識と技能
(1) 文化・自然・現代社会と生活に関する授業科目を履修・修得し,それらの知識を基に, 現代社会の諸問題を文化・自然・人間生活と関連付けて理解できる。
(2) 言語・情報・科学リテラシーに関する授業科目を履修・修得し,日本語と英語を用い たコミュニケーション・スキルを身に付け,情報通信技術(ICT)などを用いて,多様 な情報を収集・分析して適正に判断し,モラルに則って効果的に活用することができ る。
(3) 実験・実技・実習やフィールドワークを通して、健康福祉、スポーツに関する問題 に対し、幅広く体系的に知識と技能を身につけている。

2.課題発見・解決能力
(1) 実践演習型学習や問題解決型学習を通して,現代の福祉やスポーツの諸問題について 関心・理解を持ち,それらの問題をその社会・歴史的背景や原因を含めて多面的に考 察して,解決に必要な情報を収集し分析することができる。
(2) 実験・実技・実習やフィールドワークを通して、リーダーシップや協調性を培うとと もに課題解決のための企画立案ができる。

3.地域を担う社会人としての資質
(1) 健康科学の専門的技能を習得することによって、専門職業人としての高い倫理感、強い責任感、指導力、コミュニケーション力を磨き、探究心を養い、多様な文化と価値 観を理解し、これに対応できる力を身につける。
(2) 社会的役割を自覚し自己を活かすという視点を持って、卒業後も継続的、自主的かつ自律的に活動ができる。

美術・工芸課程
美術・工芸課程の目的を実現するために、佐賀大学学士力を踏まえ、学生が身につけるべき以下の具体的学習成果の達成を学位授与の方針とする。
学習成果の達成状況は、展覧会での発表、地域の一般人や幼小中高との協同アートプロジェクトなどの活動、及び卒業研究(制作・論文)により判定するとともに、学則に定める卒業の認定の要件を満たした者には、教授会の議を経て、学長が卒業を認定し、学位記を授与する。

1.知識と技能
(1) 芸術・歴史・思想・自然科学・現代社会と生活に関する授業科目を履修・修得し、それらの知識を基に、美術・工芸が社会のなかで果たしてきた役割を理解し、美術・工芸分野の専門家として創作活動や教育活動に携わることができる。
(2) 言語・情報・科学リテラシーに関する授業科目を履修・修得し、日本語・英語・第三の外国語を用いたコミュニケーション・スキルを身に付け、情報通信技術(ICT ) などを用いて、多様な情報を収集・分析して適性に判断し、モラルに則って効果的 に活用することができる。
(3) 美術・工芸分野の基礎的な知識・技術を体系的に修得し、美術・工芸分野の専門家 としての業務を遂行する職業人として必要な柔軟な思考力と実践能力を有する。

2.課題発見・応用能力
(1) 技法や材料を経験的・科学的に理解し、それらを自己の制作活動へ応用したり、第三者へ伝授したりできるようになる。美術・工芸の制作活動が、現代社会が抱える 様々な問題に対するメッセージとなったり、それらに対して解決への道を開いたり する可能性のあることを理解し、そのような作品を実際にプレゼンテーションする ことができる。
(2) 美術・工芸の歴史に対する理解を深め、人類史の中で、人間はなぜ、どのようにし て美術の表現を行ってきたかを知ることにより、創作の原動力としてのさまざまな 問題意識や想像力を有している。
(3) 美的対象物の「美」について、言葉にしたり、記述したりできるようになるととも に、自己の作品について論理的に分析することができる。また、美術・工芸を他者 とのコミュニケーション・ツールとして活用する意識とその能力を有している。

3.個人と社会の持続的発展を支える力
(1) コミュニケーション手段の一つとしての美術・工芸の重要性を理解し、美術・工芸に関わる活動を社会活動の一つとして行う意欲や態度を有する。
(2) 人間の営為のなかで、美術の創作行為のもつ独自性、その価値を理解し、美術に対 して素直に感応できる態度を、自己の創作活動、教育活動、その他を通して社会のな かに浸透させることのできる資質を有する。また、美術作品の内容や形式が、それを生み出した社会や文化と強く結びついていることを理解し、美術活動を通して常に社会に対する問題意識をもつ態度を有する。
(3) 人間には普遍性が存在すると同時に、異なる文化・宗教・人種などによって人間は 差異性をも有することと、またそれを認め合うことの重要性を、自己の創作活動や作 品鑑賞によってはもちろん、様々な能動的活動および他者との触れあいの中で知らし めることのできる資質を有する。

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■国際文化課程の教育目標
①国際社会の理解能力を養成するための科目を設定し、国際人としての資質を形成する。
②英語だけではなく、ドイツ語・フランス語・中国語・朝鮮語を選択必修させ、外国語運用能力を高める。
③様々な場におけるコミュニケーション的指導能力、深い洞察と分析に基づいた企画力・実践力を養成する。

■人間環境課程の教育目標
①人間生活の質的向上に資する企画立案能力や情報処理能力の強化を図ること
②自然環境、地域社会、健康福祉やスポーツなど人間の文化に対する学問的素養を高めること
③地域の発展に寄与できるリーダーシップ、指導力、コミュニケーション能力などのスキルアップをすること

■美術・工芸課程の教育目標
1.活力
美術・工芸が文明社会に果たしてきた役割を理解し、社会に貢献する意欲や態度、柔軟な思考力と実践能力を持つ専門家として創作活動や教育活動に携わることができる。
2.技術
技法や材料を経験的・科学的に理解・推測・発見し、それらを自己の制作活動へ応用したり、第三者へ伝授できる。
3.理知
コミュニケーション能力を伸ばし、情報メディアなども用いて、多様な情報を収集・分析して適性に判断し、モラルに則って効果的に活用することができる。
4.伝統
美術・工芸の歩みに理解を深め、その経緯から創作の原動力としてのさまざまな問題意識や発想につなげる。
5.発信
自己の企画や作品について、論理的・客観的・積極的に説明・分析・発表できる。

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