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教育学研究科(修士課程)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

教育学研究科の修士課程は,教育に関する様々な事象を教育科学として開拓的に広く捉え,そこに見出される課題を実証的・体系的に教授研究し,教育科学の発展に資するとともに,豊かな学識と高度な課題解決能力を備えた人材を養成することを目的とする。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

教育学研究科修士課程(教育科学専攻)は、以下に掲げた力を身につけた人材を求めます。

求める人材像
教育を通じて国際社会や地域社会の諸課題の解決に挑む実践力と、課題を見出し設定する探究力、他者を支援し仲間と協働するコミュニケーション力があり、さらに教育の可能性を広く深く追究するため、自らの専門領域はもちろん、関連する諸科学領域への興味・関心をもち創造的に深めようと努力している人を求めています。

求める力
【実践力】
学校・家庭・地域・職場のさまざまな課題に向き合い、多様な価値を尊重しつつ、解決に向けて行動することができる。
【探究力】
国際社会や地域社会の現状に対する幅広い見識をもって、多面的・多角的に課題を明らかにすることができる。
【コミュニケーション力】
相手と自分の双方を尊重する態度をもち、他者を支援するとともに、仲間と協働することができる。
【専門力】
教育科学を深く探究するために、自らの専門性を拡充するための知識・技術・技能を活かすことができる。
【教養力】
関連する諸科学領域への興味・関心をもち、自らの専門性を創造的に深めることができる。

教育学研究科修士課程(教育科学専攻)の選抜方針
多様な学生を評価できるように出願の要件の異なる入試選抜を実施しています。

教育学研究科修士課程(教育科学専攻)の選抜方法
学力検査、面接、書類審査などによる試験のいずれかを、あるいは組み合わせて行い、本学での学修に足る学力または適性を測ります。

選抜方針・各選抜方法の具体的な考え方
入学者選抜試験を修士課程は、第 1 期(9月)、第2期(2月)の 2 回実施し、合格者は4月に入学します。多様な学生を評価できるように出願の要件の異なる入試選抜を実施しています。
・推薦入試(第1期)
面接(口述試験を含む。)と書類審査により評価します。面接(口述試験を含む。)では、研究概要調書に基づき、専門知識に関する理解度や教育を通して社会の課題解決に当たることへの関心・意欲を総合的に評価します。書類審査では、課題を通して教育への論理的思考力や表現力を総合的に評価します。
・外国人留学生入試(第1期、第2期)
小論文と面接(口述試験を含む。)、書類審査により評価します。入学試験の面接(口述試験を含む。)では、研究概要調書に基づき、専門知識に関する理解度や教育を通して社会の課題解決に当たることへの関心・意欲を総合的に評価します。小論文(英語または日本語のいずれかを選択)と書類審査では、課題を通して教育への論理的思考力や表現力を総合的に評価します。
・一般入試(第1期、第2期)
小論文と面接(口述試験を含む。)、書類審査により評価します。入学試験の面接(口述試験を含む。)では、研究概要調書に基づき、専門知識に関する理解度や教育を通して社会の課題解決に当たることへの関心・意欲を総合的に評価します。小論文と書類審査では、課題を通して教育への論理的思考力や表現力を総合的に評価します。

入学前に学習しておくことが期待される内容
教育と関連領域に関する専門性を拡充する努力を重ねるとともに、他者を支援し協働する社会実践などを通じて、自他の成長を尊重する態度を養い、社会や世界の現状に対する幅広い見識と責任感を育んでください。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
卒業認定・学位授与の方針(ディグリー・ポリシー)で掲げた力を修得した人材を養成するため、教育学研究科修士課程(教育科学専攻)として以下の方針及び考え方に基づき、教育課程を編成し、実践します。

教育の実施方針
持続可能社会の実践に向けて学生が主体的に学び続ける能力を育成する教育を実施します。

教育内容の考え方
主体的・対話的で深い学びの視点から、「何を教えたか」から学生が「何ができるようになったか」を重視して、以下の教育内容を提供します。
【共通教育】
学生同士や教職員および学校・地域との連携・協働による対話や議論を通じて、個々人がやわらかな発想力と創造力を備えた実践者としての醸成ができるよう学び合う、共に育ち共に創る実践的な活動を提供します。
個人や地域社会、国際社会が直面する様々な事象を実証的・体系的に統合して深く理解し、そこに見出される課題を解決するとともに、その成果を社会に広くアウトプットできる技能と新たな価値創造ができる柔軟な思考力を身につけるカリキュラムを提供します。
【専門教育】
人間が生活するあらゆる場における教育を対象とした諸科学を探究する機会を提供します。
自身が深めた専門分野の体系的な知識や技能・技術に加えて、個人それぞれの観点から個別課題を把握・設定でき、チームティーチング等により、様々な問題の根底にある本質的な課題を発見・分析、その課題解決をも身につけるカリキュラムを提供します。
【言語教育】
グローバル社会を生きるうえで学校リーダーおよび国際社会や地域社会への貢献に必要とされる英語力を伸ばす教育を提供します。
多言語での研究活動や実践現場での活動を想定して、研究および PBL(プロジェクト基盤学修)等で、日本語だけでなくさまざまな言語での発表や意見交換をする機会をもつことを推奨します。

教育方法の考え方
前述の教育内容を以下の方法で提供します。
①自身の可能性を主体的に広げる教育方法を展開します。
教育に関する人文・社会・自然科学的な事象を教育科学として開拓的に広く捉え、個人や社会に直面する様々な事象について実証的・体系的に研究し、そこに見出される課題を解決するとともに、その成果を教育現場や広く社会にアウトプットするこ
とができる資質・能力を高めます。
②多様な専門の特長を活かした教育体系を提供します。
学生同士や多様な専門分野の教職員および学校・地域との連携・協働による対話や議論を通じて、個々人がやわらかな発想力と創造力を備えた実践者として資質・能力を高めます。
③学生の成長に応じた実践的な教育プログラムを提供します。
1 年次に学生同士が協働して課題解決に取り組むプロジェクト基盤学修(ProjectBased Learning:PBL)と、2 年間の学修期間で各自の専門性を深く探究する修士論文研究の二本柱で構成されています。授業や演習では、ICT やアクティブラーニ
ングといった手法を用いて批判的思考力や創造性、課題解決能力の育成と伸長をめざす取り組みをカリキュラムに明確に位置付け、段階的に学修します。

学修評価の考え方
厳格な学修評価を実施します。
講義科目では主に総括的評価を、演習科目では主に形成的評価を重視します。評価は A+・A・B・C・F 評価で実施し、到達目標の概ね達成の基準 C を設定しています。各科目の評価方法はシラバス等により履修者に示します。
PBL は、学修過程での変容を形成的に評価するとともに、中間発表会・最終発表会でその到達度を総括的に評価します。
学位論文の審査は、まず教育科学構想発表会(中間発表会)を 2 年目に開催し、研究の進捗状況への指導・評価を行った上で、論文審査と発表会(最終試験)により、専門的知見の深化と課題解決能力、総合的実践力に対する最終的な総括評価を行います。

正課外教育の考え方
学生が授業での学びを越えて自らの成長を実感できる正課外の機会を提供します。
ボランティア、海外研修、学会発表など

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 教育学研究科修士課程(教育科学専攻)は、先に掲げた人材を養成するため、所定の期間在学し、以下に掲げる力を身につけ、所定の単位を修得した学生に学位を授与します。
 修得できる力:実践力・探究力・コミュニケーション力・専門力・教養力

【実践力】教育を通して世界と繋がり、多様な文化や価値を尊重し、課題解決に導く実践力
地域社会・国際社会に存在するさまざまな課題を理解し、多様な文化や価値を尊重するとともに、「Society 5.0」の実現に向け、教育に関する高度な専門知識を用いて、新たな価値創造のために積極的に行動することができる。
【探究力】課題を発見し、論理的・複眼的・創造的に課題に迫る高度な探究力
主体的に課題を発見・設定し、解決に向けた取組を行い、様々な学問領域の専門力を用いて協働しながら適切に対応できる力。対応可能な課題解決案を立案し、課題を解決することができる。
【コミュニケーション力】仲間と連携・協働するコミュニケーション力
PBL(プロジェクト基盤学修)を通して、専門の異なる学生同士のチームでプロジェクトを構成し、様々な職種と協働し教育の新たな可能性を拡げる関係を築くことができる。
【専門力】教育科学を深く探究し統合できる専門力
教育や関連諸領域に関する深い専門的知識を持ち、国内外の社会の諸課題を科学的観点から批判的に捉え直す高度な課題解決能力を身につけることができる。
【教養力】多様な学びから自らの知を創造的に深める力
教育科学の学びと実践を通して、自らの成長に繋げることができる。

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