学部・研究科等ごとの目的
グローバル・ディスカバリー・プログラムは、世界各地から集まった留学生・帰国生、国内の高校出身者など、多様な背景と経験を持つ学生たちが協力し、ともに学ぶ姿勢を大切にしています。また、既存の学部や学科の枠にとらわれず、現在の関心や将来の目標にマッチした幅広い科目履修を通じて専門的知識を身につけ、グローバルな課題解決に向けて行動できる人材を育てます。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
グローバル・ディスカバリー・プログラムは、以下に掲げた力を身につけた人材を求めます。
求める人材像
希望する専門領域を学ぶために必要な基礎学力と批判的思考能力、多文化環境で他者と協働
できる語学力と感性、そして自らの学びを設計する力を身につけている人材を広く求めます。
求める力
【実践力】
学んで身につけた知識から多様な課題解決に応用できる。
【探究力】
多角的な視点から課題に対する自らの考えを導き出すことができる。
【コミュニケーション力】
多様性の価値を理解し、対話・協働することができる。
【専門力】
持続的発展につながる基礎的な知識・語学力を備えている。
【教養力】
学際的な学び、国際的な環境における学びに情熱を持ち取り組むことができる。
グローバル・ディスカバリー・プログラムの選抜方針
国内外から多様な背景を持つ学生たちが集まり、協働と学び合いに相応しい能力と情熱を
持つ人たちを選抜する入試を実施します。
グローバル・ディスカバリー・プログラムの選抜方法
自己推薦書、成績証明書、英語資格・検定試験の成績、学力検査、プレゼンテーション、面
接・口述試験等のいずれか、あるいは組み合わせて、学力と適性を測ります。
(英語資格・検定試験の成績の提出は必須とします。)
選抜方針・各選抜方法の具体的な考え方
・ディスカバリー入試
入学後に学修を希望する分野に合わせて文系(人文と社会科学)、理系(環境生命自然科
学)のいずれか一方を選択し、受験します。
文系では、書類審査(自己推薦書、調査書、英語資格・検定試験の成績)、記述問題(英語)、
口述試験(文章読解)、プレゼンテーション及び個人面接の結果を総合的に評価します。
理系では、書類審査(自己推薦書、調査書、英語資格・検定試験の成績) 、記述問題(英語)、
記述問題(理系)、プレゼンテーション及び個人面接の結果を総合的に評価します。
・国際入試
書類審査(自己推薦書、成績証明書、英語資格・検定試験の成績等)と個人面接を実施しま
す。国際的に認知されている共通テスト(SAT、IB や GCE A レベル等)のスコアも参考に学
力の評価をします。
入学前に学習しておくことが期待される内容
国際的な環境の中で、他者の意見を理解し自分の考えを構築する姿勢と言語力が必須です。
選抜前から入学前そして入学後と常に英語力・日本語力の向上を目指してください。
また、文理融合の学びを深めるためにも、高等学校で学ぶ数学、理科、国語、社会の内容も
十分理解している必要があります。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
卒業認定・学位授与の方針(ディグリー・ポリシー)で掲げた力を修得した人材を養成する
ため、グローバル・ディスカバリー・プログラムとして以下の方針及び考え方に基づき、教育
課程を編成し、実践します。
教育の実施方針
持続可能社会の実践にむけて学生が主体的に学び続ける能力を育成する教育を実施します。
教育内容の考え方
主体的・対話的で深い学びの視点から、「何を教えたか」から学生が「何ができるようになっ
たか」を重視して、以下の教育内容を提供します。
【共通教育】
汎用的技能の育成を目指し、他の人々と学び合い、共に育ち共に創る実践的な活動を提供し
ます。
多様な人々との対話や協働をすすめるために必要な知識や姿勢、技能を身につけるカリキュ
ラムを提供します。
【専門教育】
日・英両言語で専門領域の内容を体系的に提供することにより、深い知識と様々な専門領域
の知識を統合し、創造する機会を提供します。
グローバル・ディスカバリー・プログラムが英語で提供する専門科目と、協力学部・学科が
提供する専門科目を学際的に履修することができる学修環境を提供し、関心や目標から自らの
カリキュラムを組み立て履修するアドバイスをします。
【言語教育】
多様な国際環境で活躍するうえで必要とされる言語力を伸ばす教育を提供します。
異文化理解の科目群を通じて言語を学ぶ初修外国語の他、プログラムの共通言語である英語、
加えて日本語を学ぶ機会を提供します。聞く、読む、話す、書くの4技能の総合力を伸ばすた
めに、正課のみならず、正課外においても実践的に学ぶ言語教育の場を創出します。
教育方法の考え方
前述の教育内容を以下の方法で提供します。
1. 自身の可能性を主体的に広げる教育方法を展開します。
自らの関心のある分野を中心に科目を履修し教養力を高めながら、専門知識を主体的に
学ぶことのできる教育を実施します。
2. 総合大学の特長を生かした教育体系を提供します。
学際的な学びを基礎としながら、学士課程の集大成として学生自らが設定した課題に取
り組む教育体系を展開します。
3. 学生の成長に応じた実践的な教育プログラムを提供します。
フィールドワークやインターンシップ、実験等の実践科目をカリキュラムに組み込み、
地域や世界とつながった学びを提供します。
学修評価の考え方
授業科目の成績評価の基準・方法を予め明示し、学修成果を評価します。
正課外教育の考え方
学生が授業での学びを越えて自らの成長を実感できる正課外の機会を学生自らが主体的
に構築する過程をサポートします。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
グローバル・ディスカバリー・プログラムは、先に挙げた人材を養成するため、所定の期間
在学し、以下に掲げる力を身につけ、所定の単位を修得した学生に学位を授与します。
修得できる力:実践力・探究力・コミュニケーション力・専門力・教養力
【実践力】国際的な環境の中で新たな道を開拓する実践力
地域レベルから地球レベルの実社会の課題と向き合い、解決にむけて自ら行動することがで
きる。
【探究力】多角的な視点から課題を見出す探究力
多様な背景・価値観を持つ者同士の学びを深め、異文化・異分野の視点を取り入れて課題に
取り組むことができる。
【コミュニケーション力】学問領域や文化の違いを超えて対話・協働するコミュニケーショ
ン力
異なった文化や専門の相手を理解し、自分の考えを伝えることができる。
【専門力】基礎的かつ体系的な専門力
複数の専門知識や調査手法・視点をいかして、課題の解決に向けて行動できる。
【教養力】学際的な学びを可能にする豊かな教養力
多様な文化や社会、自然に関する幅広い知識を深く理解し学びつづけることができる。