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文学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

文学部は、人間性への深い洞察に根ざした人文社会科学的な知をもって、人間及びそれを取り巻く世界にかかわる諸問題の研究を学際的・総合的に推進し、それらの研究成果をもとに高度な専門教育を行い、現代社会が直面する複雑な諸課題の解決に貢献できる人材を養成することを目的とする。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【教育理念】
21 世紀の日本社会は、複雑で困難な諸課題に直面しています。文学部では、とくに人間と社会にかかわる諸問題に取り組み、解決に導く能力を身につけるための高度な専門教育を推進しています。豊かな知性と感性を持ち、主体的に学び実践する女性が日本の社会を変えていくことを確信して、文学部では「社会への鋭い認識」「国際的視点に立った思考力」「人間への深い理解」を育むことを教育理念としています。

【求める学生像】
上記の教育理念に基づき、文学部は次のような資質および意欲をもつ学生を求めます。
(1)正確な知識をもとに、ものごとを論理的に表現する学力を培ってきた人
(2)多様な文化、現象に関心を持ち、自分自身で課題を見つけ出そうとする人
(3)教師や友人たちとともに学び、相互理解と共感を通じて、人間的な豊かさを求めようとする人

【入学者選抜の基本方針】
文学部では、人間科学科「子ども教育専修プログラム」学校推薦型選抜を除いて、学科ごとの選抜は行わず、学部全体で一括して入学者選抜を行います。

一般選抜(前期日程)
大学入学共通テスト(国語、地歴・公民、数学、理科、外国語、情報)により高等学校における学習の基本的達成度を評価します。また、個別学力検査(国語、外国語)により、文学部の学問の共通の基盤である「ことば」に関する正確な知識を評価するとともに、記述式の設問によって、読解力、文章作成力、論理的表現力を評価します。

一般選抜(後期日程)
大学入学共通テスト(国語、地歴・公民、数学、理科、外国語)により高等学校における学習の基本的達成度を評価します。また、個別学力検査(国語、外国語)により、文学部の学問の共通の基盤である「ことば」に関する正確な知識を評価するとともに、記述式の設問によって、読解力、文章作成力、論理的表現力を評価します。

総合型選抜 探究力入試「Q」
高等学校での学習や課外活動を通じて得た興味や関心、基礎知識をもとに、文学部で特定のテーマを探究する意欲をもち、基礎学力、思考力、表現力を身につけた入学者を選抜するため、第1 次選考では、調査書、テーマに関する志望理由書、テーマに関する志願者評価書に基づき、各探究テーマでの学びに対する適性と意欲を多面的に評価します。第2次選考では、第1次選考合格者に対して指定図書・指定資料に基づいた課題レポートの提出を求めるとともに、小論文と口述試験を実施し、基礎学力、論理的表現力、課題を発見し深化させる力を総合的に評価します。

学校推薦型選抜
人間科学科「子ども教育専修プログラム」では、幼稚園または小学校の教員免許を取得し、これからの初等教育の現場を主体的かつ創造的にリードしていこうとする意欲と基礎学力をもった入学者を選抜するために学校推薦型選抜を実施します。大学入学共通テスト(国語、地歴・公民、数学、理科、外国語、情報)を課すとともに、出身学校長の推薦書、調査書、志望理由書に基づく書類審査および面接を実施します。大学入学共通テストにより、高等学校における学習の基本
的達成度を評価し、書類審査と面接により、本プログラム生としての適性と意欲を多面的に評価します。

高大接続カリキュラム開発プログラムに基づく特別入試
奈良女子大学附属中等教育学校を含む対象校※において、新しい高大接続のあり方のモデルを開発・発信すべく設置された高大接続文理統合探究コースを受講し修得見込みの者を対象に、探究活動の発表、現在までの探究活動の報告、調査書、志望理由書等によって、基礎学力、論理的思考力、課題発見・解決能力等を総合的に評価します。
※対象校については本学ホームページ「学部入試(学生募集等)」に別掲。

私費外国人留学生入試
強い学習意欲と基礎学力、日本語運用能力をもつ入学者を選抜するため、日本留学試験を課すとともに、筆記試験(小論文を含む)、面接を実施します。日本留学試験と筆記試験により、日本語運用能力、基礎学力を評価し、面接により、本学部での学びに対する適性と意欲を評価します。

第3年次編入学入試
本学入学前に得た知識と社会的経験を活かしつつ研鑽を重ね、豊かな教養と高い専門知識を習得しようとする意欲と基礎学力をもつ入学者を選抜するため、外国語試験、専門科目および現代国語の筆記試験、専門分野に関する口述試験を実施します。外国語試験、専門科目および現代国語の筆記試験により、大学2年次を基準とする外国語能力、読解力、専門分野に関する基礎学力を評価し、口述試験により、専門分野に関する適性、意欲、論理的表現力を総合的に評価します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 【文学部のカリキュラム構成】
 奈良女子大学文学部では、入学後に学生自らが学科・コースを選択していく制度をとっています。2年次から学科に分属し、3年次にコースを選択します。
 文学部の専門科目として「学部共通科目」「学科科目」を開講します。「学部共通科目」(基礎演習、概論等)では、専門分野の基礎的な知識を獲得するとともに、情報リテラシーやコミュニケーション・スキルを養います。2年次以降に履修する「学科科目」(特殊研究、講読、演習、実習等)では、自身の課題を探究するための深い専門性を身につけます。
 最終年次に、これらの学びの集大成として卒業論文を作成します。

【文学部の教育内容と方法】
・異文化に対する理解を深め、国際社会を視野に入れた思考ができるよう、2 カ国語以上の外国語を習得します。
・大学における多様な学問に触れ、幅広い教養を身につけるため、大学の教養教育の理念に基づき、4年の学修期間を通して教養科目を履修します。
・文学部での学びの導入として、1年次での「基礎演習」や「学ぶことと女性のライフスタイル」の履修を通じて、自ら問題を発見し論理的に思考する力を養います。
・演習、実習等では、少人数の履修者による主体的・協働的な深い学びをつみ重ねながら、専門的スキルを高めます。
・幅広い視野を獲得し、学際的な研究テーマに取り組むことを可能にするため、「学科科目」の大部分は、他学科の学生も自由に履修することができます。
・文学部が取り組む「なら学プロジェクト」「ジェンダー言語文化学プロジェクト」関連科目の履修により、さまざまな学問的アプローチによる最新の研究成果に触れることができます。
・「卒業論文」は、全学科・全コースで必修です。
・「卒業論文演習」では、専門的知識に基づいて課題を発見・解決するプロセスを履修者全員で共有し、ひとりひとりが的確な「ことば」で論理的に説明する能力を高めます。
・6 年一貫教育プログラムでは、学部から大学院博士前期課程まで継続的に研究を行うとともに、留学などの学外での学修を自ら柔軟に設計することが可能です。

【学修成果の評価】
 学修成果の評価は、それぞれの開講科目のシラバスに示された成績評価の方法(定期試験、レポート、授業での発表等)に従い、公正かつ厳格に行います。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

【学位授与の前提となる教育理念と目的】
 奈良女子大学文学部は、人間という存在を深く理解し、社会を総合的に鋭く認識する女性の育成を目指します。幅広く深い教養をもとに、人文社会学科、言語文化学科、人間科学科で展開する諸分野に関する学修を通じて、専門的知識や技能を身につけ、主体的に課題を発見、分析、解決する実践力を養います。そして、グローバルな視点から自分の考えを的確に表現、発信できる積極的な人材を育成します。
【身につけるべき力】
・豊かな感受性と鋭い洞察力をもち、人間とは何かについて深く考える力
・社会における諸事象を俯瞰し、批判的にとらえ、的確に判断する力
・歴史・文化・言語・地域についての確かな認識をもとに、自らの考えを発信する力
・主体的に課題を発見・分析し、解決に取り組む力
【学位授与の要件】
 本学部で定めた在学期間内に上記の目的に沿った授業科目を履修し、所定の単位を修得のうえ、卒業論文を提出して審査に合格した学生を、上記の力を身につけたものと認め、「学士(文学)」の学位を授与します。