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人間社会学域 学校教育学類

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

【現代の教育課題に対応する力を持った教師を育てる】

今日,学校現場で子どもたちと向き合うためには,現代の教育課題に対応する専門的な知識や技能が必要です。また,複雑で多様化する時代に生きる子どもたちと向き合うためには,子どもたちに共感する感性や,支援する能力が大切です。令和4年に発足した金沢大学学校教育学類と富山大学教育学部による共同教員養成課程は、専門的な知識や技能の獲得に加えて,大学を超えて多様な仲間や考え方に触れ,他者に共感する感性を養うことを重視します。多様な物事を「比較」する視点を持ち,教育上の問題を客観的に理解し,適切な支援を行う能力を備えた教師を育成していきます。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【学校教育学類共同教員養成課程】
 学校教育学類共同教員養成課程(以下「学校教育学類」という。)では,義務教育段階の諸学校の教師を養成することを目的としており,専門職としての教師を目指す熱意にあふれ,仲間と協力しながら専門的能力・技能を伸ばしていける人材を求めます。

求める人材
・教育を通じて,地域社会の発展に貢献しようという強い意志を持っている人
・専門職としての教師を真摯に目指し,人を育てることの大切さと喜びを感じられる人
・現代の教育課題を含む幅広い分野に興味・関心を持っている人
・自己の考えをはっきりと表現し,他の人の考えをしっかりと受けとめることを通じて,他者と協働ができる人
・高等学校における履修内容を理解し,教職を目指すために必要な学力がある人

選抜の基本方針
■一般選抜
 基礎学力に加え,英語,国語,数学,理科,総合問題の中から,3 科目を選択する個別学力検査(英語と国語又は英語と数学を必修とする)を課し,多元的に評価します。
■KUGS 特別入試
(総合型選抜)
〈石川県教員希望枠〉
 基礎学力及び勉学意欲ならびに,石川県で教職に就くことへの熱意,資質・適性等を総合的に評価します。
〈教科・免許状枠〉
【美術】
 基礎学力,課題に対する表現力,美術における基礎知識と論理的思考力,教職及び美術教育に対する熱意と抱負を総合的に評価します。
【保健体育】
 基礎学力及び高校時代のスポーツ活動実績,教育や体育・スポーツに関わる勉学意欲と資質等を総合的に評価します。
【家政】
 基礎学力及び家政教育に対する勉学意欲や資質等を総合的に評価します。
【特別支援】
 基礎学力,課題に対する思考能力と論述能力,勉学意欲や資質等を総合的に評価します。

(学校推薦型選抜)
〈教科枠〉
【国語・社会科・英語】
 基礎学力及び勉学意欲,人文・社会科学への関心,教職への意欲・資質・適性等を総合的に評価します。
【数学・理科】
 基礎学力及び勉学意欲,自然科学への関心,教職への意欲・資質・適性等を総合的に評価します。
【音楽】
 基礎学力及び演奏技術,表現力,ソルフェージュ能力, 楽典の基礎的知識,志望動機,教職及び音楽に対する熱意と抱負等を評価します。
■超然特別入試(A-lympiad 選抜,超然文学選抜)
 数学又は文学を介した教育への意欲・資質・適性等を総合的に評価します。
■国際バカロレア入試
 学習意欲や資質,学校教育に関する課題意識や基礎知識について総合的に評価します。
■私費外国人留学生入試
 基礎学力及び本学類としての適格性を評価します。なお,本学類は日本における義務教育段階の諸学校の教師を養成することを主たる目的とします。

入学までに身につけて欲しい教科・科目等
 学校教育学類では,小学校教諭一種を含んだ2校種の免許状の取得に必要な科目の履修を卒業要件としていることから,次の3点を望みます。
・小学校・中学校・高等学校及びそれらに相当する学校など,これまで在籍してきた学校において教授された知識や技術を確実に獲得しておくこと
・大学で専門とする予定の分野に関する興味・関心を深めておくこと
・これまでの学校経験を省察するなどして,学校や教師のあり方について自分なりの考えを持っておくこと

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

学校教育学類では,ディプロマ・ポリシーに掲げる⽬標を達成するために,全学共通科⽬,専⾨教育科⽬を体系的に編成し,講義,演習,実験,実習を適切に組み合わせた授業科⽬を開講する。教育課程については,カリキュラム・ツリーやナンバリングを⽤いてその体系性や構造を明⽰する。

教育内容と教育⽅法(主な学修学年)
(1) ⾃⼰確⽴した社会⼈としての教員を養成する学修
知性と良識を備え,⾃⼰の判断基準や価値基準に基づいて⾃律的に⾏動できる社会⼈としての教員を養成するため,幅広い基礎的な学識を提供し,仲間との交流を通じて思考⼒を涵養する科⽬を主として1年次に配置する。
(2) 学校教育についての理解を深める学修
校種や教科などの個別領域の学びをより効果的にするために,教育制度の概要を理解し,それぞれの学⽣が⽬指す校種や教科が教育課程上そのように位置づけられるのか,学校とは何か,⼦どもとは何かを,幅広い視野をもって考える科⽬を主として2年次に配置する。
(3) 教員としての専⾨知識とその実践
学⽣がより現実的な教員像に到達できるように,1〜2年次までに学んだことを⼟台にして,⼩学校や中学校などの校種独⾃の科⽬についての専⾨的な知識,その教授⽅法の修得,さらにはこれら⼆つを組み合わせた教育実践という三つの段階を効果的に学べる科⽬を主として3〜4年次に配置する。
(4) 現代的教育課題に挑戦する学修
これからの学校教育が必要とする新しい知識や技量の獲得に,的確に対応するための科⽬を先進的教育科⽬と総称し,各段階の学修過程に配置する。
(5) 俯瞰して「⽐較」する視点を備えた教員を養成する学修
個⼈の⼒では解決が困難な教育問題に,同僚とともに取り組むときに必要な,⾃⼰と他者の意⾒を客観的に⽐較する態度や,⾃らの実践を⾔語化し説明する能⼒を養う科⽬を設定する⼀⽅で,義務教育全体を俯瞰し検討できるよう,複数の教員免許の取得が可能な科⽬配置を⾏う

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

本学学校教育学類は,学校現場の課題に応えられる実践的指導⼒のある教員を育成することが社会から期待されている。
そうした⼈材を育成するために,本学類では所定の課程を修め,必要な単位を修得し,次のような⽬標を達成した者に,学⼠(教育学)を授与する。
(1) 教員としての豊かな⼈間性と社会性,幅広い教養と知性を持ち,⾃⼰研鑽を積む態度。
(2) ⼦どもへの教育的愛情と,教員としての使命感,責任感,倫理観。
(3) 幼児期から児童・⻘年期における発達や特性を踏まえた児童・⽣徒への理解に関する知識。
(4) 教科や教職に関する専⾨知識と技能。
(5) 教育に関する理論と⽅法を活⽤し,教育実践を展開する基礎的能⼒。
(6) 学校現場における現代的課題に対応した教育活動を構想する能⼒。
(7) 学校における組織的な取り組みを理解し,学校関係者(保護者・地域住⺠・同僚教員・管理職など)と連携・協働する態度。