学部・研究科等の特色等
教員養成課程には、5つの専攻をもつ「学校教育教員養成課程」と「養護教諭養成課程」を設置し、広い視野と豊かな教養を身に付けるとともに、学校安全や危機対応についての知識や能力を養い、専門的知識・技能及び優れた教育指導力を持った学校教員を養成しています。
【学校教育教員養成課程 幼小教育専攻】
グローバルな視野と豊かな教養を身に付け、幼稚園と小学校との連携を踏まえた専門的知識・技能及び優れた実践力・応用力を有する教員を養成します。そのために、教養科目及び基礎的科目を修得しながら、教職に関わる科目を幅広く学ぶとともに、一人ひとりの子どもの人権や安全を守る教育についての知識や能力を養い、幼児教育と小学校教育の双方の専門分野について学修を深めます。
【学校教育教員養成課程 次世代教育専攻】
次世代教育専攻は、令和の日本型学校教育を担う教職人材を育成すべく、本学が文部科学省より指定された教員養成のフラッグシップ大学構想を象徴する専攻として、令和6年度に新設されました。今や職業としての教職には、児童・生徒の多様性と個別性、協働性を重視しながら、アクティブ・ラーニングの授業実践力、多様性を視野に入れた生活指導、ICT に関わる環境の整備や機器の活用など、総合的な資質・能力が求められます。次世代教育専攻は、このような現代的かつ総合的な教職力量を高めることを中心的な目標としています。
【学校教育教員養成課程 教科教育専攻】
教科教育専攻は、ICTの活用、個に応じた教育(個別最適化)、協働的な学びなど、令和の日本型学校教育に求められる学校教育の諸課題に対応し、主に小・中学校の教科学習を中心に、教師としての授業力を開発することを目標とする専攻です。基本的には、各教科に独特の教科内容や指導法に関する授業が展開され、各教科の探究的な学びにじかに触れることができ、それと並んで、教科を横断する授業開発のありかたも学ぶことができます。さらに、条件が合えば、所属する教科コースで取得する中学校・高等学校の教科免許状以外に、他教科の免許状を取得する可能性も開かれています。
【学校教育教員養成課程 特別支援教育専攻】
本専攻では、特別支援学校及び通常の学校における特別支援教育への高度な専門性を有する教員を養成するため、①多様な障がいのある子どもの教育に対する高度な知識・能力を培い、②障がいのある子どもと障がいのない子どもが共に学び育つ授業やクラスづくりの専門性を育み、③豊富なインターンシップや教育実習により、特別支援教育の実践力を高めていきます。
【学校教育教員養成課程 小学校教育(夜間)5年専攻】
小学校の全教科・領域に関する幅広い知識・技能・指導力や今日的な教育課題(ICT、発達障がい、多文化共生、英語を中心とした外国語能力)などに対応する能力と共に、昼間の勤労経験や教育現場でのインターンシップ活動などの豊富な経験を活かした、豊かな人間性と社会性を備えた現場実践力の高い小学校教員を養成します。小学校教育についての知識及び技能を身に付け、小学校教育に関する最先端の知見や指導力を備えた教員を養成します。
【養護教諭養成課程】
養護教諭養成課程では、教育学の基礎の上に、医学・看護学・養護学など、幅広い専門分野の基礎知識と実践能力を備え、健康を保持増進する能力を子どもたちが獲得できるように、様々な機会を捉え支援する資質を備えた養護教諭を養成します。そのため、幅広い教養教育の基礎の上に立って、各専門分野の学習を深めるとともに、臨床(病院)実習、養護実習などをとおして実践能力の向上をめざします。さらに、学校安全や危機対応についての知識や能力を養います。