学部・研究科等の特色等
名古屋大学工学部・工学研究科は、学部・大学院を一体としたシームレスな教育体制を構築し 、 基礎教育3年、専門教育3年(学部4年+博士前期課程2年)、高度専門教育3年(博士後期課程3年)の【3+3+3型教育システム】を実施し、適切な年次で専門分野を選択する Late specialization(入学時でなく3年次終了時点での専門分野選択)に対応する教育システムを提供しています。
その中でも工学部では、基礎科目を重視し、現在の科学・技術の水準を理解し、創意改善しながら工学を応用する能力のある技術者・研究者の養成を教育目標として掲げています。 そして、専門性と総合性を備えた人材育成をめざし、適切な年次で専門分野が選択できるよう、 基礎教育に関して共通部分の多い分野を統合した7つの学科構成となっています。 そして、安全教育、倫理教育、情報セキュリティ教育、知財教育の徹底のための導入教育を充実させるとともに、基礎を重視し、 専門系初期の科目(創成型科目)を充実させた教育カリキュラムに変更し、総合力、創造力、俯瞰力を涵養します。 そのような教育を経て、自分の進みたい専門を考え、卒業研究に着手するため研究室に配属され、研究課題を選定し、より専門的な知識を学んでいきます。 そして、その過程で、知識を活用し、考え、未知の問題への解を導くための方法を見いだし、解を探求する力を身につけていただけると考えています。 そのためには、数学や自然科学だけで無く文系総合科目や文系教養科目などもしっかり履修して、知識を知恵として活かせることを心がけて欲しいと考えています。 名古屋大学では、総合大学として幅広い科目を用意して皆さんの意欲にこたえる環境を整えています。